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绯雨 霜@2006-12-05 12:33
可惜今天不是星期5要不LULU的生日就热闹了.:o
虚空大大还来贴贺文,果然有爱啊!
carrotfairy@2006-12-05 12:38
引用
最初由 虚空的彼方 发布
庆祝LULU生日,随便放段同人
午前零時まであと数分。右手にはケーキ屋の箱。左手にはカードキー。服装は12月に入って間もないとはいえ、冬の装いにしてはいささか薄すぎるように思われる軍服に薄手のコートを羽織っただけの姿だった。走ってきたせいで白い息を夜気に彩として添えながら、ルルーシュの「友達」である青年はクラブハウス目掛けて一目散に駆けてくる。腕時計にしきりに目をやりながら走っているものだから、途中で転ぶのではないかとC.C.は危ぶんだ。
「ルルーシュ」
現在C.C.が身を寄せる部屋の主に声をかける。彼は室内が暖かいのをいいことに恐ろしいほど薄着だった。シャツ一枚しか着ていない。外の寒さの中駆けてくる青年と比較すると、まるで別天地に住んでいる者のようだった。そして、その表現はあながち外れてはいないことをC.C.は知っている。
ルルーシュは一度目の呼びかけには無視を通した。つい先ほどルルーシュの機嫌を損ねたばかりだったから、その反応は当然と言える。ここで引き下がっても良かったが、視線を逸らして確認したところかの青年はクラブハウスに到着し、中へと無事に入ったようだ。この位置からは確認できないが、まず間違いなくこの部屋を目指して来ることは間違いない。
C.C.は無断で部屋のクローゼットを開ける。並ぶ服の中からコートを見つけると、それをベッドに放り出し続けて中に着込む服の物色に移った。さすがにこの行動には驚いたのか、パソコンの液晶と睨めっこしていたルルーシュが椅子ごと振り返る。ルルーシュをちら、と一瞥したC.C.は「今日はこれから約束でもあるのか」と淡々と尋ねた。C.C.が人前に出ることを厭うルルーシュが、人が来るのを前提とした部屋にC.C.を置いておくとは思えない。見られても構わない、ということならC.C.とて部屋でぬくぬくと温まっていたいが、その可能性が驚くほど低いことは分かりきっていた。
「こんな夜中に? 馬鹿言うな」
案の定の返答に、C.C.は引っ張り出した衣服を身につけながら「ならどういうわけだ? 友人が来ているぞ」告げるC.C.にルルーシュは鋭くカレンダーに視線を走らせ、その直後に固まった。カレンダーと時計の間を忙しなく視線が行き来する。珍しくも、予定を書き込み忘れたか。
「予定を忘れていたのか?」
「…違う」
「いや、でもまさか、こんな時間に?」思い至った理由に納得が行かない様子で、ルルーシュは椅子から立ち上がった。C.C.に向けてとっとと出て行けとばかりに手をヒラヒラさせているところなど失礼極まりないが、普段の双方の態度から見ると最早此方の方が自然とも言えるかもしれない。
窓に手をかけ、あとは出て行くばかりのC.C.は外の寒さに耐えるつもりもなかったので、クラブハウス内をある程度自由に動けるようルルーシュのカードキーを無断で失敬した。本人は上着を一枚羽織って確認に行くつもりらしい。
最後に、追い出される理由くらいは聞いておきたかったので、C.C.は窓を開けながら振り返った。冷たく乾いた風が鋭いナイフのように頬を掠めて行き過ぎた。触れて確認する。当たり前だが血も傷もない。視線の先では突然の冷気の流れにルルーシュが身を縮こまらせている。身長の高いルルーシュが縮こまるようにしているのは、妙に可愛らしく見えてC.C.は少し機嫌よくした。ささやかな仕返しだ。
「せめて理由くらい教えてくれてもいいだろう」
「お前には関係ない。早く行け」
「なら出て行くのを止める」
「……明日、もうほとんど今日、だが」
心底迷惑そうな顔をしながら、けれど話し出したルルーシュに「こいつ本当に出て行って欲しいんだな」と改めて思いつつ耳を傾ける。それは腹立たしいことでもあったし、どこか寂しさを伴うものでもあった。始めから分かっていたことだ。利害関係の一致を見た共犯者。決して馴れ合うものではない。ただ、それでも身の内のどこかで。
「俺の、誕生日だ」
呟きがすっかり冷えてしまった室内に落ちた。誕生日。C.C.にとって既に価値を失ったものの一つだ。忘却の彼方。存在している以上、確かにそう呼べるようなものがあったのかもしれないが、そこに特別な意味を見出すことはない。従って、それがどうして友人の深夜の来訪理由になり得るのか今一掴みづらかった。ただ、C.C.も一般的な意味での誕生日は理解しているつもりだ。例え生まれてこの方屍だったと言い張るルルーシュであるとは言え、「人間」どころか「生物」という括りで見れば「生まれた」瞬間から「生きている」ことには変わりない。それでも「死んでいる」というのは人間ぐらいものだろう。そういう意味では、ルルーシュにとって誕生日というものはC.C.の感覚に近いのかもしれなかった。だが、それでも誕生日はある。彼はまだ17年、それしか生きていない。17年、人生としては短く、過ぎ去った時として見れば長い。長短について意見は分かれるだろうが、少なくとも誕生日を忘れるには短すぎる。C.C.とは大きく異なる点だ。
ぐいぐいと窓の向こう側に押し出されながら、C.C.は苛々とした感情をそのまま綺麗な顔に乗せる共犯者を仰ぎ見た。この日がなければ、彼に会うことはなかったのだな、と今更ながらに思う。
「なら、お前とお前の母に感謝する」
ルルーシュの顔からありとあらゆる表情が抜け落ちた。予想外の不意打ちを真正面から浴びた、と言わんばかりの顔だ。驚きすぎて無表情になっている。その反応にC.C.は内心でほくそえんだ。
おめでとう、とは違う。ルルーシュがそもそも生きているという実感を持たないのなら、あまりにも空虚な言葉だ。言葉は与える者によって違う意味を成すが、C.C.はルルーシュに対して「おめでとう」という言葉を言葉通りの意味として伝えることは出来ない。分かっている。
だから、感謝しよう。ルルーシュに出会えたという事実の前にある、ルルーシュが生まれたという事実に。
「別の部屋に行っている。そろそろ来るかもしれないな」
窓からテラスに飛び移り、そのまま振り返らずに移動する。だから、その後ルルーシュがどうしたのかは知らない。
きっと、彼の友人は屈託なく「おめでとう」と告げるのだろう。そして彼も「ありがとう」と返すのだろう。嘘も偽りもなく、誕生日を祝うのだろう。ルルーシュの存在を、祝うのだろう。
彼が父からかけられた呪いは、そう簡単には解けないだろうが。
「さて、今後ともお手並み拝見と行こうか、枢木スザク」
同人站上的贺图好少(还是我没找到?).....大家喜欢的话我再把后半段放出来吧
这个可以转载么?(@_@)
虚空的彼方@2006-12-05 12:41
本来就是日本同人站上的东西,无所谓转载不转载,当然最好注明出处(虽然站上明确标明禁止无断转载...)
http://pavane.1000ko.nobody.jp/
你有这闲功夫不如把它翻译了给更多不懂日文的人看....
fenwuding_01@2006-12-05 14:15
LULU生日啊......果然我对生日不敏感[/han]
lilyruby0811@2006-12-05 14:57
=v=+ lulu生日快乐///////
胖cc真萌=v=+圆滚滚……
akiraqijing@2006-12-05 15:41
wow ルル~誕生日におめてとう
Vee@2006-12-05 16:25
誕生日 おめてとう
蛋糕+朱雀 [/TX] [/TX]
忽然发现自己的生日也快到了, LULU把你怀里的朱雀送我吧:o :o
(被LULU PIA 飞)
Infernal-ZERO@2006-12-05 16:26
宫崎 都@2006-12-05 17:12
会长果然是万事爱热闹的性格:o
mishiyouyu@2006-12-05 17:15
生日快乐快乐快乐快乐,,一起乐吧>_______________<
然后发生PARTY后必然得醉酒事件-_____________,-
melisssssa@2006-12-05 17:41
是啊…也在這邊說一下,嚕嚕生日快樂喔
不過不知道該說幾歲就是…XD
Infernal-ZERO@2006-12-05 20:59
~幻羽~@2006-12-05 21:19
引用
最初由 虚空的彼方 发布
庆祝LULU生日,随便放段同人
午前零時まであと数分。右手にはケーキ屋の箱。左手にはカードキー。服装は12月に入って間もないとはいえ、冬の装いにしてはいささか薄すぎるように思われる軍服に薄手のコートを羽織っただけの姿だった。走ってきたせいで白い息を夜気に彩として添えながら、ルルーシュの「友達」である青年はクラブハウス目掛けて一目散に駆けてくる。腕時計にしきりに目をやりながら走っているものだから、途中で転ぶのではないかとC.C.は危ぶんだ。
「ルルーシュ」
現在C.C.が身を寄せる部屋の主に声をかける。彼は室内が暖かいのをいいことに恐ろしいほど薄着だった。シャツ一枚しか着ていない。外の寒さの中駆けてくる青年と比較すると、まるで別天地に住んでいる者のようだった。そして、その表現はあながち外れてはいないことをC.C.は知っている。
ルルーシュは一度目の呼びかけには無視を通した。つい先ほどルルーシュの機嫌を損ねたばかりだったから、その反応は当然と言える。ここで引き下がっても良かったが、視線を逸らして確認したところかの青年はクラブハウスに到着し、中へと無事に入ったようだ。この位置からは確認できないが、まず間違いなくこの部屋を目指して来ることは間違いない。
C.C.は無断で部屋のクローゼットを開ける。並ぶ服の中からコートを見つけると、それをベッドに放り出し続けて中に着込む服の物色に移った。さすがにこの行動には驚いたのか、パソコンの液晶と睨めっこしていたルルーシュが椅子ごと振り返る。ルルーシュをちら、と一瞥したC.C.は「今日はこれから約束でもあるのか」と淡々と尋ねた。C.C.が人前に出ることを厭うルルーシュが、人が来るのを前提とした部屋にC.C.を置いておくとは思えない。見られても構わない、ということならC.C.とて部屋でぬくぬくと温まっていたいが、その可能性が驚くほど低いことは分かりきっていた。
「こんな夜中に? 馬鹿言うな」
案の定の返答に、C.C.は引っ張り出した衣服を身につけながら「ならどういうわけだ? 友人が来ているぞ」告げるC.C.にルルーシュは鋭くカレンダーに視線を走らせ、その直後に固まった。カレンダーと時計の間を忙しなく視線が行き来する。珍しくも、予定を書き込み忘れたか。
「予定を忘れていたのか?」
「…違う」
「いや、でもまさか、こんな時間に?」思い至った理由に納得が行かない様子で、ルルーシュは椅子から立ち上がった。C.C.に向けてとっとと出て行けとばかりに手をヒラヒラさせているところなど失礼極まりないが、普段の双方の態度から見ると最早此方の方が自然とも言えるかもしれない。
窓に手をかけ、あとは出て行くばかりのC.C.は外の寒さに耐えるつもりもなかったので、クラブハウス内をある程度自由に動けるようルルーシュのカードキーを無断で失敬した。本人は上着を一枚羽織って確認に行くつもりらしい。
最後に、追い出される理由くらいは聞いておきたかったので、C.C.は窓を開けながら振り返った。冷たく乾いた風が鋭いナイフのように頬を掠めて行き過ぎた。触れて確認する。当たり前だが血も傷もない。視線の先では突然の冷気の流れにルルーシュが身を縮こまらせている。身長の高いルルーシュが縮こまるようにしているのは、妙に可愛らしく見えてC.C.は少し機嫌よくした。ささやかな仕返しだ。
「せめて理由くらい教えてくれてもいいだろう」
「お前には関係ない。早く行け」
「なら出て行くのを止める」
「……明日、もうほとんど今日、だが」
心底迷惑そうな顔をしながら、けれど話し出したルルーシュに「こいつ本当に出て行って欲しいんだな」と改めて思いつつ耳を傾ける。それは腹立たしいことでもあったし、どこか寂しさを伴うものでもあった。始めから分かっていたことだ。利害関係の一致を見た共犯者。決して馴れ合うものではない。ただ、それでも身の内のどこかで。
「俺の、誕生日だ」
呟きがすっかり冷えてしまった室内に落ちた。誕生日。C.C.にとって既に価値を失ったものの一つだ。忘却の彼方。存在している以上、確かにそう呼べるようなものがあったのかもしれないが、そこに特別な意味を見出すことはない。従って、それがどうして友人の深夜の来訪理由になり得るのか今一掴みづらかった。ただ、C.C.も一般的な意味での誕生日は理解しているつもりだ。例え生まれてこの方屍だったと言い張るルルーシュであるとは言え、「人間」どころか「生物」という括りで見れば「生まれた」瞬間から「生きている」ことには変わりない。それでも「死んでいる」というのは人間ぐらいものだろう。そういう意味では、ルルーシュにとって誕生日というものはC.C.の感覚に近いのかもしれなかった。だが、それでも誕生日はある。彼はまだ17年、それしか生きていない。17年、人生としては短く、過ぎ去った時として見れば長い。長短について意見は分かれるだろうが、少なくとも誕生日を忘れるには短すぎる。C.C.とは大きく異なる点だ。
ぐいぐいと窓の向こう側に押し出されながら、C.C.は苛々とした感情をそのまま綺麗な顔に乗せる共犯者を仰ぎ見た。この日がなければ、彼に会うことはなかったのだな、と今更ながらに思う。
「なら、お前とお前の母に感謝する」
ルルーシュの顔からありとあらゆる表情が抜け落ちた。予想外の不意打ちを真正面から浴びた、と言わんばかりの顔だ。驚きすぎて無表情になっている。その反応にC.C.は内心でほくそえんだ。
おめでとう、とは違う。ルルーシュがそもそも生きているという実感を持たないのなら、あまりにも空虚な言葉だ。言葉は与える者によって違う意味を成すが、C.C.はルルーシュに対して「おめでとう」という言葉を言葉通りの意味として伝えることは出来ない。分かっている。
だから、感謝しよう。ルルーシュに出会えたという事実の前にある、ルルーシュが生まれたという事実に。
「別の部屋に行っている。そろそろ来るかもしれないな」
窓からテラスに飛び移り、そのまま振り返らずに移動する。だから、その後ルルーシュがどうしたのかは知らない。
きっと、彼の友人は屈託なく「おめでとう」と告げるのだろう。そして彼も「ありがとう」と返すのだろう。嘘も偽りもなく、誕生日を祝うのだろう。ルルーシュの存在を、祝うのだろう。
彼が父からかけられた呪いは、そう簡単には解けないだろうが。
「さて、今後ともお手並み拝見と行こうか、枢木スザク」
同人站上的贺图好少(还是我没找到?).....大家喜欢的话我再把后半段放出来吧
太棒了!!!强烈要求后文》《~~~~~~~~~
Gemini☆Saga@2006-12-05 21:26
引用
最初由 逐光 发布
其实除了欧洲和北亚都差不多了.
地图上看布里塔尼亚貌似是北美的样子.
LULU生日快乐~~
PS:原来我是本国人吗...................
sss@2006-12-05 21:37
ルルーシュ生日快乐~~
而且是值得纪念的第一次过生日??
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