『漫游』酷论坛>『高桥留美子专区』>犬夜叉TV备忘录(每周 ..

middle@2002-04-09 17:55

59.美少女姉妹の弟子入り志願

飛来骨(ひらいこつ)を修理するため妖怪退治屋の里に戻っていた珊瑚は、そこでセリナとスズナの姉妹に出会う。彼女たちは退治屋の噂を聞きつけ、弟子入りを志願するために里を訪れたのだった。その夜、武器庫に忍び込む2人の姿が! 彼女たちの真の目的は弟子入りではなく、妖怪退治の武器を手に入れることにあった。


 現代に戻っていたかごめが骨食いの井戸を通って戦国時代に戻ってきた。が、いっぽうで妖怪退治屋の里に向かった珊瑚は、いまだ飛来骨の修理のため戻ってこない。退治屋の里にある武器倉庫に立てこもった珊瑚は山と積まれている妖怪の骨や皮膚などを使って、何とか飛来骨のひび割れをふさいだ。


 修理後、里のはずれにある墓地を訪れた珊瑚は父と仲間の墓に花を手向け手を合わせた。父との思い出を回想していた珊瑚は不穏な気配を感じ取り緊張する。その瞬間、珊瑚めがけて石つぶてが飛来するが、珊瑚は難なくこの石つぶてをかわした。彼女を襲ったのは2人の姉妹、姉のセリナと妹のスズナだった。彼女たちの話によると、村で鎮守の森を切り開いたところ、妖怪たちが現れ始め何人もの村人が犠牲になったという。そこで退治屋の噂を聞きつけた2人は、弟子入りするために里を訪れたのだった。妖怪退治の技を教えて欲しいと頼まれた珊瑚は、セリナとスズナに妖怪を追い払う方法を教えることを決心する。


早速、珊瑚から妖怪退治の武具を配られた2人は、その武具を見てあっけに取られる。それは、団扇とほっかむり用の手拭いだった。珊瑚は村を守るには妖怪の嫌いな粉を使って煙をたけば充分だと考えたのだ。もっと派手な技を教えてほしいと頼むスズナに珊瑚は半端な技を身につけたら、かえって危ないと諭す。


 その夜、武器小屋に忍び込むセリナとスズナの姿があった。実は2人は忍びの村の出身で、妖怪に滅ぼされた村の仇を取るため妖怪退治の武器を手に入れようと里に近づいたのだ。2人は妖怪の材料を背負うと珊瑚を振り切って逃げていった。しかし、妖気の取り除いていない武具まで持ち去った2人は妖怪の大群に襲われ…。
引用

middle@2002-04-09 17:56

60.黒巫女五十年の呪い

50年前に桔梗に破れた黒巫女・椿(つばき)を呼び寄せた奈落は、彼女を使って再びよからぬ企みを思いつく。奈落は椿に四魂の玉との引き換えにかごめに呪いをかけさせたのだ。すると、かごめの持っていた四魂のかけらが突如黒く輝きだし、かごめの体内に入っていった。弥勒と珊瑚は呪詛をかけた黒巫女を探し出そうとするが…。


 現代に帰ったかごめは久しぶりに授業を受けた。しかし、どの科目も勉強が遅れているためまったく分からず落ち込んでしまう。そんなかごめを見た仲良し3人組の友人は、また彼氏のことで悩んでいるのかと心配する。かごめは犬夜叉とは仲直りできたので大丈夫だと言うと、再び元気を取り戻して戦国時代へ戻って行った。

その頃、奈落は1人の老婆を城に呼び寄せていた。彼女は50年前、四魂の玉を奪い取ろうとして桔梗と闘い破れた黒巫女の椿。突如、美しい巫女へと変貌した椿は妖怪に魂を売って若さを保っていた。椿は四魂の玉と引き換えという条件で奈落の企みに応じる。骨食いの井戸から戦国時代に戻ったかごめは草むらの中に足を下ろした瞬間、何かに足をかまれて慌てて足を引っ込めた。かごめを迎えにきた犬夜叉は、妖しい人影を切り裂くが、千切れた紙が舞うだけである。それは椿が放った式神であった。


式神を駆使してかごめの血を奪った椿は、四魂の玉を使ってかごめに呪いをかける。すると、かごめが身につけている四魂のかけらが黒く染まっていく。さらに弾け飛んだ四魂のかけらは黒い輝きを放ちながら、かごめの体内に溶け込んでいった。精気を失っていくかごめを見た楓(かえで)は黒巫女がかごめを呪っていると見抜く。

 弥勒は珊瑚と共に黒巫女を探し出して倒すことを決意し、邪気の感じる方角に雲母(きらら)に乗って飛んで行った。いっぽう、犬夜叉はかごめの側に付きっきりで看病していた。するとかごめの体内に入った四魂のかけらが黒く輝き、かごめの脳裏に「犬夜叉を殺せ!」という声が響きわたる。必死に抵抗するかごめだが…。
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middle@2002-04-09 17:57

61.現れた桔梗と式神使い

黒巫女・椿(つばき)に操られたかごめはついに犬夜叉に矢を放ってしまう。しかし、間一髪で矢をそらしたかごめは四魂の玉の気配を感じ取り、犬夜叉と共に椿のいる祠(ほこら)へと向かった。いっぽう、椿の元に突然桔梗が現れ…。


 黒巫女・椿に操られたかごめは必死で抵抗するが、ついに犬夜叉に向けて矢を放ってしまう。いっぽう、椿のいる祠に向かった弥勒と珊瑚だが、強い結界に阻まれて中に入ることができない。そこへ弓を持った桔梗が現れる。桔梗はたじろぎもせず結界の中に踏み込んで行った。

祠では椿の背後に笑みを浮かべる奈落の姿があった。しかし、弓鳴りの音がした瞬間、奈落の傀儡(くぐつ)が崩れ落ちる。桔梗が奈落に向けて弓を放ったのだ。桔梗の出現に動揺した椿は、かごめへの呪いを途切れさせた。


 間一髪で矢の軌道を外して犬夜叉を助けたかごめは、呪いの力が弱まったことで自由を取り戻す。さらに四魂の玉の気配を感じ取り、犬夜叉に連れて行ってくれと頼んだ。

 同じ頃、桔梗と対峙した椿は50年前のことを思い出していた。当時、永遠の若さと美しさを保つため、桔梗から四魂の玉を奪い取ろうとした椿は四魂の玉を守る桔梗に式神を差し向けた。しかし、逆に桔梗によって呪い返しを受け、椿の顔の右半分にはくっきりと式神のうろこが残ってしまう。その後、椿は妖怪に魂を売り、永遠の若さと妖力を得ていたのだ。また、死人の身で現世に留まる桔梗を見くびる椿は桔梗の生まれ変わりであるかごめを侮っていた。


 すると突然、四魂の玉を取り巻いていた黒い光が薄まっていき透明度が増していく。玉の気配を突き止めたかごめと犬夜叉が近づいてきたのだ。かごめの霊力は汚れた四魂の玉を浄化していった。ついに椿の居所を突き止めたかごめは犬夜叉に背負われたまま弓を構え、結界を破魔の矢で打ち破る。


 そこで、椿がかごめを操って犬夜叉を殺そうとしたことを知った桔梗は…。
引用

middle@2002-04-09 17:58

62.底知れぬ椿の呪縛

椿の呪いがかごめの身体をむしばんでいく中、さらに椿は三尾の狐を犬夜叉に放った。しかも鉄砕牙を使えばかごめを殺すと威嚇され、犬夜叉は思うように闘えず窮地に立たされる。犬夜叉のピンチを察した弥勒と珊瑚は椿の呪いを絶とうと攻撃を仕掛けるが、破魔の札も飛来骨(ひらいこつ)も椿に弾き飛ばされてしまう。


あざ笑うかのように2人をにらみつけた椿が黒い四魂の玉を握りしめると、かごめはあまりの激痛に気絶してしまった。椿の呪詛によって意識を奪われたかごめは幻想の世界にいた。そこは現代のかごめの部屋で、かごめの家族たちはだれも戦国時代と現代を行き来していることを知らなかった。しかも境内にある井戸はいまだ封印されたままになっている。

学校でも親友の3人は犬夜叉のことを覚えていない。次第にかごめは幻想の世界の中で犬夜叉たちのことを忘れていった。しかし、何とかしなければならないという焦りだけが募っていく。そんな中、学校の弓道部の前を通りかかったかごめは、弓道部の顧問から弓矢を渡された。的をめがけて弓を射るかごめだが、中心には当たらない。「おまえは誰だ?」と問いかける顧問は桔梗の姿をしていた。その言葉で何かを思い出しそうになったかごめは、ゆがんでいく風景の中で必死に桔梗似の顧問を追いかける。遠ざかる顧問は再び「おまえは誰だ?」という質問を繰り返した。すると、その言葉がキーワードだったのか椿の呪縛に囚われていたかごめはついに現実の世界に戻ってくる。


自分を取り戻したかごめは犬夜叉を襲う三尾の狐めがけて弓を放った。だが、三尾の狐は寸前でその矢をかわす。それを見た椿が四魂の玉に再び毒液をたらすとかごめは力なく倒れ込んでしまう。そんなかごめに三尾の狐が襲いかかり…。
引用

middle@2002-04-09 17:59

63.行く手を阻む紅白巫女

四魂の玉を持ったまま逃げ去った椿は、かつて修行した陰陽師の館を訪れた。そこで館を守る巫女・紅葉(もみじ)と牡丹(ぼたん)に出会う。2人は姉弟子である椿の言葉を信じ、助力を申し出る。いっぽう、椿の呪いから開放されたかごめは四魂の玉の気配を追って館の近くまでたどり着くが、そこに紅葉と牡丹が現れ、巨大な式神を犬夜叉たちに差し向ける。


 かごめたちに破れた椿は四魂の玉を持ち、かつて修行した陰陽師の館を訪れた。山門をくぐると、若く凛々しい巫女・紅葉と牡丹が現れる。現在この館を守っているのは彼女たちであった。椿が姉弟子と知った2人は、妖怪に追われているという椿の言葉を信じ助太刀を申し出る。紅葉と牡丹は館に戻り使えそうな護符や榊(さかき)などを次々と取り出していった。

そのころ椿は禁断の多宝塔に続く扉の前にいた。すると突然旋風が巻き起こり神楽が出現する。四魂の玉を取り戻しにきた神楽に椿は多宝塔にある力を使って犬夜叉たちを殺してみせると宣言した。そんな椿に神楽は四魂の玉を使う最上の方法を教える。いっぽう、椿の呪いから開放されたかごめは四魂の玉の気配を感じ取り、楓たちと椿の行方を追った。かごめの指示を受け、ついに四魂の玉の近くまでたどり着くが、妖怪に反応する結界が犬夜叉たちの行く手をはばむ。


そこで、木立の中からさっそうと現れたのは紅葉と牡丹。彼女たちが結界を張りめぐらしていたのだ。椿が黒巫女と知らずに、だまされていると察知したかごめたちは彼女たちに説得を試みる。だが、弥勒の手癖の悪さが災いとなり、さらに2人の誤解を深くしてしまう。紅葉と牡丹が小さな紙片を放つと、紙片は小鬼のような姿の式神になって犬夜叉たちを襲った。

しかし、その式神を軽くいなす犬夜叉たちを見た2人は、さらに犬夜叉とかごめの姿を写した身長5メートルもある巨大式神を繰り出す。犬夜叉は鉄砕牙の「風の傷」で対抗しようとするが、紅葉と牡丹が印を組むと、
犬夜叉は動きまでも封じられてしまい…。
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middle@2002-04-09 18:00

64.多宝塔の巨大な鬼

椿を追って陰陽師の館にたどり着いた犬夜叉の一行は、さらに奥にある多宝塔に向かって突き進んだ。ようやく塔にたどり着いた犬夜叉たちの前に神楽と強力な式神が立ちふさがる。苦戦する犬夜叉だが、かごめと楓の力を借りて式神を粉砕。

いっぽう、塔の地下では椿が四魂の玉の力を使って封印していた鬼を体内に取り込んでいた。椿を追って犬夜叉たちは陰陽師の館にたどり着いた。そこで楓は50年前、桔梗と並び称されていた巫女・椿を思い出す。さらに、この館で封じられていた鬼のことも…。

間もなく、四魂の玉の気配を追って館の裏山にある多宝塔に近づいた犬夜叉たちの前に何体もの式神が立ちはだかる。犬夜叉は鉄砕牙を抜き、式神に斬りかかっていった。いっぽう、気を失っていた紅葉と牡丹は弥勒と七宝の介抱によって目を覚ます。弥勒から椿が黒巫女だと聞かされた2人は、どうしても信じることができない。真実を確かめるため紅葉と牡丹は弥勒たちと共に椿のいる多宝塔へと向かった。

境内の奥にそびえる多宝塔にたどり着いた犬夜叉たちの前に神楽と強力な式神が立ちふさがる。式神と神楽の同時攻撃に苦戦する犬夜叉だが、かごめと楓の連携により式神を粉砕。その時、かごめは扉の多宝塔の中に四魂の玉の気配を感じ取る。塔に入ると、そこには結界を張っていた封印の跡があり、中央には地下へと続く石造りの階段があった。

塔の地下では、しめ縄の張られた要石(かなめいし)の前で椿が印(いん)を組み呪文を唱えていた。すると、しめ縄が吹き飛ぶと同時に要石が砕け落ち、その闇の奥では鬼の影がうごめいていた。姿を現した鬼が、椿の持つ四魂の玉を奪い取ろうとすると、椿の右目の周辺が渦巻き、鬼を吸い込んでしまう。椿は右目に四魂の玉を仕込んでいたのだ。

崩れ落ちる多宝塔の中から巨大な鬼と化した椿が出現。ジャンプした犬夜叉は鉄砕牙で斬りかかるが、椿は鉄砕牙の刃をものともせず、素手で弾き返す。また、椿は鉄砕牙の必殺技「風の傷」も受け止めてしまった。鬼に変化した椿は犬夜叉も体内に取り込もうとするが…。
引用

middle@2002-04-09 18:01

65.さらば青春の日々

大ムカデの妖怪を倒した犬夜叉の一行は妖怪に苦しめられていた村人たちの歓待を受けることになった。庄屋の家で宴が行われたたその夜、何者かに操られた珊瑚が弥勒を襲う。昨夜倒した大ムカデで仕業と考えた犬夜叉たちは翌日、大ムカデの骸を確かめるが、異常はない。そこで今度は突然、弥勒が珊瑚に襲いかかり…。

妖気の漂う草原で犬夜叉たちは毒液を吐き出す妖怪“アオ大ムカデ”と対峙していた。しかし、見かけとは裏腹に大ムカデは弥勒の一撃で、簡単に瘴気を発して消えてしまう。その時、草むらの向こうから歓声が上がると、妖怪に苦しめられていた村人が駆け付けきた。
 
喜んだ村人たちは庄屋の家で犬夜叉の一行を歓待することになる。宴の席では弥勒がいつものように「私の子供を産んでくれないか」と若い娘を口説いていた。そこで、弥勒は逆にバアさんに手を握られ迫られる。強引なバアさんに気押された弥勒は思わず珊瑚に助けを求めるが、冷たくあしらわれてしまう。その席に突如、冥加が現れる。

犬夜叉に大ムカデと闘っているとき、どこにいたんだと問い詰められた冥加は、ヤボ用があって姿を消したと言い訳をし、妙な忍び笑いをするのだった。その夜、弥勒が何者かに操られた珊瑚に襲われた。

珊瑚が飛来骨を弥勒に振り下ろそうとした瞬間、犬夜叉が割って入り珊瑚をはがい締めにすると、珊瑚は崩れ落ちるように倒れてしまう。しかも珊瑚は弥勒を襲ったことをまったく覚えていなかった。昨日倒した大ムカデの仕業と考えた犬夜叉たちは翌朝、大ムカデの骸を確かめるが、異常はない。

あらためて御札を貼って封印しようとする弥勒の眼が突然怪しく光ると、今度は弥勒が珊瑚に襲いかかった。慌てて雲母に乗って、その場を逃げ出した七宝と冥加を弥勒は追いかけようとするが、失敗。すると、何か小さな影が弥勒から飛び出し犬夜叉に取り憑き、ついには犬夜叉を操って七宝たちを追いつめ始める。
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middle@2002-04-09 18:02

66.奈落の結界神楽の決心

朔の日を今宵に控えて、奈落の結界にゆがみが生じていた。そんな中、奈落の臭いを追って鋼牙と犬夜叉の一行は奈落の城に接近する。妖力の落ちている犬夜叉より一足先に城の結界までたどり着いた鋼牙だが、迎え撃って出た神楽の攻撃により窮地に追い込まれる。鋼牙の仲間に助けを求められた犬夜叉だが、すでに日も隠れ、犬夜叉は人間の姿になっていた。

 月が隠れる朔の日を今宵に控えて、奈落の城の結界にゆがみが生じていた。妖狼族の仲間を奈落に殺された鋼牙は、敵を取るため奈落の臭いを追って城に接近。いっぽう、犬夜叉も奈落の臭いを感じ取るが、朔の日を前に妖力を失いつつあった。

そこへ敵討ちに燃える鋼牙が犬夜叉の前に現れる。鋼牙と犬夜叉はお互いに牽制し合うが、犬夜叉を後にして鋼牙は一足早く奈落の城を取り巻く結界までたどり着く。鋼牙の出現を察知し、奈落の指示を待たずに討って出た神楽。彼女の背後には骸骨武者の軍勢が刀を抜き控えていた。闘志むき出しの鋼牙は猛然と飛び出すが、神楽と骸骨武者の攻撃に窮地に陥る。その様子を見ていた鋼牙の仲間、銀太と白角は助けを求めるために犬夜叉の下へと急いだ。

同時刻、弥勒と珊瑚、七宝は犬夜叉には黙って奈落の城の位置を確認しに行こうと密談していた。そこへ銀太と白角が駆け込んでくる。かごめたちは慌てて人の姿になっていた犬夜叉を隠し、2人から訳を聞く。それを聞いた犬夜叉は銀太と白角の前に堂々と人間となった姿を現し、銀太らに口止めをして闘いの場へと向かった。骸骨と無数の刀の竜巻に巻き込まれた鋼牙は何とか竜巻から脱出するが、両手両足を骸骨にかみつかれ、身体の自由を奪われてしまう。

すかさず両足から四魂のかけらを奪い取った神楽は鋼牙にとどめを刺そうとした。そこへ駆け付けた珊瑚の放った飛来骨の一撃を受け、神楽は余計な闘いをさけてその場を撤退。鋼牙に人間の姿を見られてしまった犬夜叉は…。
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middle@2002-04-17 19:29

67.吹き荒れる裏切りの風

奈落を裏切ることを決意した神楽は殺生丸に近付き、鋼牙から奪った四魂のかけらとの引き換えに奈落殺害を持ちかける。いっぽう、神楽を探す犬夜叉たちは、奈落の結界が弱まった原因は、奈落もまた半妖であり、妖力が衰える日があるとの結論に達する。そんな中、ようやく神楽を見つけ、鋼牙が1人で立ち向かっていく。

鋼牙から四魂のかけらを奪った神楽は結界がゆるんでいることから奈落がいないことに気づき、勝手に動き始める。裏切りを決意した神楽は殺生丸に近づき、四魂のかけらと引き換えに奈落の殺害を持ちかけた。しかし、四魂の玉に興味はないという殺生丸に即座に断られた神楽は悪態をつき去って行く。

いっぽう、傷ついた鋼牙の手当てを終えたかごめたちは、鋼牙と一緒に神楽から四魂のかけらを取り戻すため、かけらの気配を追う。その途中、なぜ犬夜叉や鋼牙が奈落の城の臭いを嗅ぎつけることができたのか? なぜ奈落の結界が弱まったのかを推論した一行は奈落の妖力が衰えていることに気付く。鬼蜘蛛という人間をつなぎにして数多くの妖怪が集まった妖怪、奈落。その奈落が半妖なら、犬夜叉が朔の日に妖力を失うのと同じように、奈落にも妖力が衰える日があるかもしれないとの結論に達する。

そんな中、ようやく神楽を見つけ、鋼牙が1人で立ち向かって行った。今や四魂のかけらも持たず、神楽には歯が立たないと自覚する鋼牙だが、強がって珊瑚の加勢を拒否。そこへ妖怪群が出現したため、奈落を裏切ろうとしていた神楽も焦る。その隙に鋼牙の攻撃を受けた神楽は四魂のかけらを手放してしまう。が、かけらに飛びつこうとした鋼牙に神楽は深手を負わした。

神楽の扇がゆっくりと舞い、鋼牙にとどめの一撃を見舞おうとした瞬間、鋼牙を救ったのは人の姿をしたままの犬夜叉だった。同時に朝が訪れ、犬夜叉の黒い髪は白く変色し、指の爪も伸びていく。しかし、神楽にも犬夜叉が朔の日に妖力を失うことを知られてしまい…。
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middle@2002-04-30 13:24

68.七宝へ怒りの挑戦状

犬夜叉の一行が旅を続けている最中、七宝宛てに果たし状が届く。送り主は雷獣一族の長・蒼天。強がる七宝は弥勒や珊瑚たちの助太刀を断り、約束の雷鳴谷へと向かった。しかし、雷鳴谷に到着した一行は蒼天の罠にはまり、七宝は犬夜叉たちと離ればなれにされてしまう。さらに蒼天の家来・紅竜に捕らえられ雷獣の館へ連れ去られる。

 ある日、子狐妖怪の七宝に果たし状が届く。送り主は以前、犬夜叉に討たれた飛天、満天の雷獣一族の長・蒼天であった。蒼天は一族の誇りをかけて決闘を申し込んできた。虚勢を張る七宝は助太刀をするという弥勒と珊瑚の申し出を断る。しかし、格好をつけてはみたものの、いざ約束の地である雷鳴谷に向かう七宝は震えを抑えることができない。しかも、犬夜叉が脅かすと飛び上がって気絶してしまう始末。

 いっぽう、果たし状を送りつけた蒼天は実はまだ子供。家来の紅竜に作戦書を渡す蒼天は七宝と正々堂々と闘う気はまったくない。紅竜が調査した結果、犬夜叉たちと闘っては勝ち目がないと踏んだ蒼天は七宝だけをターゲットとしたのだ。

 雷鳴谷に到着した犬夜叉の一行の頭上を突然、超巨大な岩が襲いかかる。蒼天の作戦通りに犬夜叉たちと離ればなれになった七宝は紅竜に捕まり、雷獣の館に連れ去られる。鉄籠の中に囚われた七宝は、そこで初めて蒼天が子供だと知る。

 弥勒と珊瑚が雲母に乗って上空から七宝を探していると、鬱蒼と繁る森から煙が立ちのぼってきた。紅竜が山盛りのマタタビを燃やしていたのだ。雲母はマタタビの匂いに酔って戦闘不能になる。また、弥勒と珊瑚も紅竜の罠にかかり深い落とし穴に落ちてしまう。そして犬夜叉には、かごめに扮装した紅竜が「おすわり」と声をかけるが、もちろん効くはずもなく大失敗。紅竜は犬夜叉に捕まり、雷獣の館まで案内させられる。

 そのころ、七宝と蒼天は似顔絵描き合戦を続けていた。そこで七宝の持つクレヨンが欲しくなった蒼天は七宝と妖術合戦を開始する。
引用

middle@2002-05-07 13:45

69.顔のない男の恐怖

学校のテストを受けるため現代に戻ったかごめは、家で幸せなひとときを過ごしていた。そのころ、戦国時代では自分に逆らう肉塊を切り離し谷底へ捨てる奈落の姿があった。すると、谷底に転がった肉塊から人影が出現。顔のない奈落の分身は、顔を求めて気ままに殺戮と略奪を繰り返していた。

 かごめは学校のテストを受けるため、戦国時代から現代に戻っていた。しかし、必死で問題用紙に取り組むがまったくできず、ショックを受ける。それでも、親友の3人組の間では”二股男”で通っている犬夜叉の話題で盛り上がり、家では母親の手料理を食べて大満足。さらに風呂に入って、ふかふかの布団の感触を味わい幸せな現代の生活を満喫していた。

 いっぽう、戦国時代では、かごめの帰りを待ちつつ犬夜叉の一行は奈落の手がかりを探して旅を続けていた。 そんな中、断崖の上で冷やかに立つ奈落の姿があった。そこで奈落は自分に逆らう肉塊を切り離すと谷底へと捨て、城へと戻っていった。

 すると、谷底に転がった肉塊から人影が出現。その男の背中には蜘蛛の文様が浮かびあがる。この肉塊から生まれた奈落の分身は顔のない男になり、顔を求めて野盗たちを襲った。そこへ現れた旅の僧侶・無双はこの男が顔欲しさに人を殺めたことを知ると、杖を構え必殺の一撃をくらわす。しかし、返り討ちにあい、逆に顔を奪われてしまう。自分のことが何一つ分からないこの男は無双と名乗り、気ままに略奪と殺戮を繰り返していた。ところが、馬上から楓の村を見た無双は、突然何かを思い出したように馬を走らせると村への道を刀を抜いて一目散に突進していった。

 そこへ、奈落の匂いを嗅ぎつけて犬夜叉が無双の前に現れる。しかし、奈落の存在も知らない無双は、逆に犬夜叉に自分が何者かと問いかけた。犬夜叉は野盗を襲ったのが無双と名乗るこの男の仕業と知ると鉄砕牙を抜き放ち、怒りの一撃を振り下ろすのだが…。
引用

middle@2002-05-16 16:22

70.よみがえった鬼蜘蛛の記憶

奈落の捨てた肉塊から生まれた無双は、楓の村の近くで犬夜叉と遭遇。そこで、かごめの顔に見覚えがある無双は、自分でもわからずにかごめを捕まえようとする。だが、犬夜叉の放つ風の傷で無双は身体を切り裂かれる。間もなく、身体が再生し復活した無双は50年前に野盗鬼蜘蛛がかくまわれていた洞窟でかごめと対面し、すべての記憶を蘇らせる。

 奈落が切り離した肉塊から生まれた顔のない分身は、法師の顔と名前を奪って無双と名乗った。楓の村の近くで犬夜叉と遭遇した無双は現代から戻ってきたかごめを見ると何かを思い出したかのようにかごめを捕まえようとする。しかし、どうしてかごめを欲するのか無双自身もわからない。そこへ、犬夜叉の繰り出した風の傷が無双は切り裂いた。

 その様子を神無の鏡を通して見ていた奈落は、神楽を開放し、復活した無双の後を追わせると犬夜叉たちに無双の行き先を伝えさせる。

 いっぽう、吹き飛ばされた身体を再生して復活した無双は、そこで初めて自分が犬夜叉を知っていることに気づき不思議に思う。

 無双の復活にまったく気付いていない犬夜叉たちはかごめの安全を確保するために現代に返すことにした。現代に帰ろうとしたかごめだが、楓から50年前、野盗鬼蜘蛛がかくまわれていた洞窟の話を聞き、洞窟へと向かってしまう。洞窟の中では野盗鬼蜘蛛のころの記憶の一部を思い出した無双の姿があった。そこで、かごめの姿を見た無双は自分を介抱した桔梗を思い出し、すべての記憶を蘇らせる。

 同じころ、神楽から復活した無双が洞窟へ向かったという情報を得た犬夜叉たちは奈落の罠と知りつつも洞窟へと向かっていた。

 洞窟の中で無双と対峙したかごめと楓。無双の触手がかごめに迫ったその瞬間、犬夜叉が間一髪でかごめを救う。楓は無双が放つ気配で、その正体が野盗鬼蜘蛛だと見破る。無双は奈落の生んだ鬼蜘蛛の心が奈落に捨てられ、肉体を得たものだったのだ。
引用

middle@2002-05-24 21:49

71.三つ巴の死闘の果て

野盗鬼蜘蛛としての記憶をすべて蘇らせた無双。犬夜叉は風の傷で無双を粉砕するが、何度斬られても再生してしまう無双に犬夜叉はなすすべもない。が、蜘蛛の模様の部分に心臓があることを見破った犬夜叉は、そこに風の傷を放つ。しかし、神楽に邪魔されて風の傷の軌道をずらされてしまう。さらに最猛勝に無双の身体を持ち去られ、犬夜叉はその後を追う。

 奈落が捨てた肉塊から生まれた無双は、50年前の野盗鬼蜘蛛の記憶をすべて取り戻す。犬夜叉は風の傷で無双を倒そうとするが、何度斬られても再生する無双に犬夜叉はなすすべもない。しかし、粉砕された身体が蜘蛛の模様を中心に集まりひとつの塊となって蘇る無双を見た弥勒は、蜘蛛の模様の部分に心臓があると推測。そのことを犬夜叉に伝えた。

 そこで、無数に広がる風の傷の軌道から、犬夜叉は無双の心臓をめがけて風の傷を繰り出した。しかし、突然現れた神楽に邪魔され風の傷の軌道をずらされてしまう。しかも、最猛勝によって無双の身体の破片を持ち去られてしまった。犬夜叉は弥勒と共に最猛勝を追っていった。

 そのころ、再生して復活した無双の前に奈落が現れ、再び無双を身体に取り込もうとする。だが、50年前、桔梗を殺した奈落を無双は恨んでおり、奈落から逃れようとした。そこへ無双を追ってきた犬夜叉が現れ、奈落、無双、犬夜叉の三つ巴の闘いとなる。

 奈落の放つ触手は槍となって犬夜叉を襲うが、犬夜叉もまた、風の傷で奈落に対抗する。2人の力はまったくの互角。そして、触手を伸ばした奈落が技を出そうとした瞬間、奈落の身体を無双の触手が貫いた。だが、触手に貫かれたまま立ち上がった奈落は、そのまま無双を取り込んでしまう。

 そこで奈落は、まだ身体の“つなぎ”として鬼蜘蛛の心が必要であったと犬夜叉に明かすのだった。そこへ間髪入れず、弥勒は奈落もまた半妖で弱体化するときがあるのではないかと探りを入れると奈落は…。
引用

middle@2002-07-11 09:05

72.刀々斎の奇妙な試練

奈落の強力な結界を破る技を求めて犬夜叉は1人、刀々斎の工房を訪ねた。そこで刀々斎の頼みを勝手に修行と勘違いした犬夜叉は水汲みから薪割り、風呂炊きを買って出る。また、この工房には山猫妖怪のブンザもきていた。ブンザは一族の縄張りに現れたナナフシ妖怪の張る結界を破るためにきたのだというが…。

犬夜叉は奈落の結界を破る秘技を求めて、鉄砕牙の力を知り尽くしている刀々斎の工房を訪ねた。そこで神妙に教えを請う犬夜叉に対し刀々斎は曖昧な返事を返す。もったいぶって、教え渋っていると思った犬夜叉は刀々斎の頼みを聞き、水汲み、薪割り、風呂炊きを買って出る。しかし、実は一週間、風呂に入っていない刀々斎は体中がかゆくて、ただ風呂に入りたいだけ。それを犬夜叉は修行と勝手に勘違いしてしまったのだ。

工房には犬夜叉と同じく結界破りの技を教えてもらおうと山猫妖怪の子供・ブンザもきていた。ブンザは後からきた犬夜叉に兄弟子風をふかせつつ、水汲みと薪割りに励むが、10日の間、飯も食べていなかったブンザは体力がつきて倒れてしまう。犬夜叉はブンザに飯を振る舞うと、なぜ、刀々斎の下へきたのか事情を聞いた。

もともと山猫一族が縄張りにしていた山に最近、ナナフシ妖怪が現れ、一族を山から追い出し結界を張ってしまったとブンザは話し始めた。山にも入れず、餌も取れなく生活がままならなくなった一族はついに頭領であるブンザの父・シマジを見捨て始めたのだという。そんな父のために結界破りの技をブンザは会得しようとしたのだ。

そこへ、ブンザの妹・トラコが駆け付けてきた。トラコによると父・シマジが一族の餌場を取り戻すため、無謀にも1人でナナフシに闘いを挑んだという。ブンザは、刀々斎の工房から大刀を手に取ると、父を救うため1人、一族の山へと向かった。そんなブンザを放っておけない犬夜叉はブンザを雲母に乗せ、共に山へ向かう。

犬夜叉たちが山へ到着すると、シマジが罠と知りつつも結界の中に入り、ナナフシと闘って重症を負っていた。ブンザは大刀を抜くと結界に立ち向かうが難なく跳ね返されてしまう。

そして犬夜叉が刀々斎の修行の成果を信じて鉄砕牙を抜き、ナナフシの結界に風の傷を繰り出すと…。
引用

middle@2002-07-11 09:07

73.紫織母子とアイツの気持ち

奈落の強力な結界を破るため、冥加が犬夜叉に伝えた刀々斎の伝言とは強い結界を張る妖怪を斬り、その血を鉄砕牙に吸わせることだった。一行は早速、強い結界を張るという百鬼蝙蝠の巣へと向かった。しかし、犬夜叉はターゲットが百鬼蝙蝠と人間の間に生まれた半妖の少女・紫織と聞き…。

 夜、森で野宿をしていたかごめは弥勒や珊瑚たちとトランプを楽しんでいた。しかし、犬夜叉だけは表情が暗い。奈落の強力な結界を破る方法がなく、一人で落ち込んでいたのだ。そこへ冥加が現れ、刀々斎から聞いた強力な結界を破る方法を伝える。その方法とは強い結界を張る妖怪を斬り、その血を鉄砕牙に吸わせて鉄砕牙の力を強くすることであった。翌日、一行は早速強い結界を張るという百鬼蝙蝠の一族の巣へと向かう。

 百鬼蝙蝠の巣がある西の海辺に到着した犬夜叉たちは偶然、村人に迫害を受けていた女性・紫津を助ける。彼女から事情を聞いた犬夜叉は自分が斬らねばならぬ相手が人間の紫津と百鬼蝙蝠の長の息子・月夜丸との間に生まれた半妖の少女・紫織であると知り驚く。

 紫津の話によると月夜丸が死んで以来、それまで控えていた百鬼蝙蝠が再び村を襲うようになったという。そんな中、村の子供たちからも半妖だといじめられていた紫織を不憫に思っていた紫津に月夜丸の父・大獄丸が紫織を引き渡せば村には手を出さないと交換条件を申し出てきた。大獄丸や月夜丸は代々、百鬼蝙蝠の巣の結界を守る役目をしており、その力は紫織に受け継がれてたのだという。しかし、紫織を手元に置いた大獄丸は約束を破り村への襲撃を再び始めたというのだ。

 それを聞いた犬夜叉は紫津に大獄丸のいる洞窟へと案内させた。断崖を伝って百鬼蝙蝠の巣へと近づいた犬夜叉は光り輝く洞窟を見つける。その洞窟の入口で結界を張っているのは紫織だった。彼女を斬らねば鉄砕牙を強くすることはできない…、そう思うと複雑な心境になる犬夜叉であった。

 紫織は母・紫津の姿を見つけると飛び出しかねない勢いで叫んだ。その声を聞いて大獄丸が洞窟の暗闇より、ゆっくりと姿を現す。犬夜叉は鉄砕牙を抜き、油断している大獄丸に向けて風の傷を発動させるが、大獄丸は無傷。百鬼蝙蝠の結界に風の傷が跳ね返されてしまった犬夜叉は…。
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