2008-06-13
制作日記(第24回)
こんにちは。
先日、すべてのシナリオ打合せ(通称本読み)が終了しました。
なんというか、やってる最中は「ほんとに終わる日なんて来るのかな…(^^;」という
感じでしたが、終わってみると、「もう終わっちゃったんだ」という感じです。
毎週行っていた所にもう行かなくていいんだ、というのは、
やっぱり何だかシミジミしちゃいます。
思い起こせば、主要スタッフが初めて顔を合わせたのが、
ちょうど去年の今頃だったように思います。
(その時の様子は、片貝監督がブログに書かれています→http://blog.gamecity.ne.jp/tvneo/2008/02/9.html)
その時は、ほとんど皆、お互い知らない者同士でした。
…私、めちゃめちゃ緊張しておりました。
イイ年して人見知りのケがあるのですお恥ずかしい…。
「ネオ アンジェリーク」とは何ぞや、というお話、
このTVアニメをどういう作品にするか、というお話、
原作ゲームではプレイヤーキャラクターであったヒロインに、半年間放送されるアニメの
主役を張れるような人物になってもらうには、どうすればいいのかというお話、
このアニメの最終到達点をどこに持っていくのかというお話、
そんな話し合いをを皮切りに、本当に色々なお話をしました。
こんなに産みの苦しみから生じる呻き声が、あっちこっちから聞こえてくる打合せを、
私は他に知りません。
でも、同時に笑い声の絶えない打合せでもありました。
それは、ひとえに、監督や、山田由香さんや、ライター陣の皆さんを始めとした
皆さんのお人柄ゆえであったように思います。
これは個人的な気持ちなのですが、私たちはあくまで良いシナリオを作る為に
集まっていたのであって、決して和気藹々とすることが一番大切だったわけではありません。
やっぱり、言わないといけないことは、言わないといけないのです。
(懺悔しますが、ダメは出すけどアイディアは出せない、なんて、最悪なことをやったことも…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。)
けれど、そこはやっぱり、作品は最後は人と人との繋がりで成り立つものですし、
仲良くできるのに越したことはありません。
たくさんの険しい道を通らなくてはならなかったにも関わらず、「本読み楽しいなー」と
思えたのは、本当に、人に恵まれたからだと思っています。
苦しくて、楽しくて、そして、たくさんのことを学ばせていただいた場でもありました。
何といって感謝の気持ちを伝えればいいのか、もはや言葉も見つからないくらいですが、
やっぱりこれしかないです。
本当にありがとうございました!
そんなふうに作られたシナリオをどういう風に映像化するか、それはシナリオをお預かりした私たちの仕事です。
大切に大切に映像にしていきたいです。
…というわけで、これからますます気合を入れなければ! なのです。
最後の本読みが終わった後、みんなで食べた
「牛ヒレ肉の×?○&★!(忘れた)、マントウ添え。
さて、話は変わりますが、先日、ウェブラジオ「ネオ アンジェリーク~陽だまり邸へようこそ~」#6の収録にお邪魔してきました。
そこで見せてもらった、ラジオのノベルティグッズ(笑)。
メールが採用された方にはもれなくプレゼントされるそうですので、
皆さんふるってメールをお寄せくださいね。
(メールはラジオのホームページからお送りいただけます。当サイトのリンクコーナーから、今すぐGO! なのです。)
また、本日配信の同ラジオ中でも触れられていますが、
今、DVD第1巻の「Limited Edition」を全国の有名ショップでご予約されますと、
キャラクターデザインの由羅カイリ先生による番組キービジュアルを使用した
超美麗オリジナルポスターがもらえるそうです。
(↓これが由羅先生のキービジュアルだ!)
私も制作途中のポスターを見せていただいたのですが、B2版で印刷されたこの
キービジュアル、本当に本当に本当に、キレイです!!
まるで、キャラクターの息使いまで聞こえてくるようで、
その圧倒的な大迫力にゾクゾクしてしまうのです。
なお、一部お取り扱いのないショップもございますので、
あらかじめお確かめの上、ご予約をお願いします、とのことでございます。
それでは、そろそろお仕事に戻ります!
また来週~。
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