戦闘でボロボロになったルナは治療室に運ばれた。
シン「ルナ!大丈夫か!しっかりしろ!」
ゆっくりとシンを見るルナ。
ルナ「ア??アタシ...死ぬのかな?」
涙を浮かべながら話すルナ。
シン「死ぬわけ無いだろ!馬鹿を言うな!」
必死に励ますシン。
ルナ「アタシ...今日も一機も落とせなかった...私もう...」
自分の不甲斐なさを悔やんでいる様だ
シン「今はそんな事はいい!お前の命が大事だ!」
ルナの手をギュッと握るシン。
ルナ「...どうして?私達...軍人でしょ...?軍人は戦場で命を落とす事に誇りを―」
シン「うるさい!俺は、お前に生きて欲しいんだ!」
ルナ「シン...」
シン「俺は、俺は...お前が好きだ!!」
ルナ「シン...」
ルナの瞳から涙が流れた。
シン「今やっと気づいたんだ!俺の大切な人がこんな身近に居たなんて」
ルナ「...」
シン「雨の日も!風の日も!友に過ごして来た仲間...?そんなんじゃない!」
ルナ「...」
シン「お前は俺にとっての―」
治療班「君!出て行くんだ!治療は未だ終わってないんだぞ!」
突き飛ばされるシン。
シン「くっ...ルナァ!生きるんだぁ!俺はお前と生きたい!!」
ルナ「...うん...」
閉まるドア。その場にひれ伏し、拳を突き出すシン。
シン「...ルナ...お前の仇、俺がこの手で取ってやる!許さねぇぞ!オーブ!アークエンジェル!」
彼の瞳は真っ赤に燃えていた...。