人気ゲームソフト『レイトン教授』シリーズの初の劇場アニメ作品の公式サイトが公開された。作品はこれまで2010年正月公開、『レイトン教授 The First Movie』として告知されてきたものだ。
今回は公式サイトのオープンと合わせて、映画の正式なタイトル『映画 レイトン教授と永遠の歌姫』が発表された。「ナゾトキ×劇場アニメ」とされた映画は、全国東宝系ロードーショーとしている。原作となるゲームソフトの人気の高さも考えれば、かなり規模の大きな公開になるだろう。
原作となる『レイトン教授』シリーズは、ゲーム会社レベルファイブが開発・発売するニンテンドーDS向けのゲームソフトである。2007年に発売された『レイトン教授と不思議な町』、『レイトン教授と悪魔の箱』、2008年『レイトン教授と最後の時間旅行』の3部作で、いずれもナゾトキゲームを物語仕立てで行なうスタイルが人気を呼び大ヒットになった。
今回は、このナゾトキゲームがいかに映画化されるかが注目される。映画の物語やキャラクターは、ゲームでもお馴染みとなっているレイトン教授役の大泉洋さんとルーク役の掘北真希さんがクレジットされている。
しかし、詳しい内容やそのほかにどういったキャラクターが登場するのかは明らかにされていない。ゲームソフトは様々ナゾが主題になっているだけに、映画でもミステリー仕立ての物語が期待される。
一方で、映画の制作スタッフも一部が明らかにされている。監督はテレビアニメ『鋼の錬金術師』の演出などを担当してきた橋本昌和さん、脚本は『劇場版 どうぶつの森』 や「たまごっち」の2本の劇場映画などの代表作がある松井亜弥さんである。松井さんは『ポケットモンスター』のテレビシリーズにも参加しており、ゲームからのアニメ化には定評がある。
アニメ制作は、PAワークスとOLMが行なう。PAワークスはゲームソフト『レイトン教授』シリーズのアニメパートを手掛けており、その作画力が高く評価されている。同社にとっては初の劇場アニメの元請制作になるから力も入りそうだ。さらにテレビと劇場の『ポケットモンスターシリーズ』で定評があるだけに、こちらも期待できる。