トーマ回想シーン
数年前、鉱山の町から逃げ出し、さまよっていたトーマはスバルに出合う。ご飯を作りすぎたんだけどいっしょにどう?と誘われ、ついふらふらとついていく。食事をしながらスバルの身の上話を聞くトーマ。助けてという人をちゃんと助けてあげるためにもっと強くなりたいと、泣き出しそうな笑顔で語るスバルに対し、トーマもついつい自分の身の上話をしてしまう。その後スバルの尽力により保護施設に入ることができ、ナカジマ家の面々もいろいろと親切にしてくれた。 やがて学校に通う頃になり、「良かったらうちの子にならないか」とスバルたちに誘われる。それをすぐに受け入れることができなかったのはどんな形でもいいから踏ん切りをつけたかった。暖かなぬくもりに溺れて普通になってしまう前に… 回想の中のクソカス「違うね。お前が家族とやらと向き合わなかったのは自分の本質を知っているからさ。(中略)憎む情熱はいつだって正しい。憎悪の快楽に身を浸せ」回想終わり
絶叫するトーマを見下ろしながらサイファーがシグナムに問う。
「EC感染者は発症すればもとには戻らん。あの少年はもうお前たちの世界では生きられんだろう。だが、我々フッケバインは彼を見捨てmん。同じ病に感染し、世界に憎しみを持つものなら彼はもう我々の同志だ」黒騎士へと姿を変えるトーマ。
CW社機器試験場
シグナムが戦闘していると聞き、「あいつの武装、まだできてねーのに!」と叫ぶヴィータ。「捜査の途中でやむなく…
フェイトさんとティアナも現場に向かっています」と答えるリィン
シグナムがAECの武装の方は?と尋ねると、ヴィータの03とスバルの07はもう現場に出せるが、なのはの02はたった今、最終調整を終えたばかり。その02「カノン」は間に合ったが、00「フォートレス」はまだ調整がしたいですとレイジングハートは具申し、なのはも同意する。「まぁ、当面、00を使うのは私とレイジングハートだけだから…」といいかけたところで六課本部と通信がつながり、出動要請がかかる。
場面は戻ってトーマたち。
サイファーとトーマ、どちらとも捕獲しなければ、とシグナムはユニゾンをといて、アギトにリリィたちの保護を頼む。
念のためと、左手に火炎弾、右手に捕獲輪の遅延魔法をかけ、ユニゾンアウトするアギト。
シグナムは火炎弾を発射するが、あっさりと防がれる。
解説:稼働を開始したディバイダーの共通性能は、魔力エネルギーの結合分断。魔力によって編成された弾丸や保護された物質は、そのすべてが無力化される。
シグナムはそれでも間合いをつめ、サイファーの左手に一太刀浴びせる。
解説:また、EC感染者の肉体は多様な「病化」を起こし、特に強度の病化は感染者の肉体そのものを兵器へと変える。
サイファー「リアクト時には刃物も魔力も我々には通らん」
シグナム(そこまでは知っている。だが、こいつの体は…)
サイファー「理解して絶望したか?ならば死ね」
刹那、レヴァ剣完全に砕け散る、シグナムの体が斬り刻まれた 。
落下するシグナムをみて名を叫ぶアギト。サイファーはそうか小蝿もいたか、と剣からエネルギーを放出し
アギトを吹き飛ばす。剣での勝負は危うかったが、殺し合いでは私の勝ちだ。フッケバインに手を出す愚かさを お前の死で改めて、世に知らしめてくれ、と地面に倒れ伏したシグナムに剣を投げつけ、それは下腹部に突き刺さる。
アギトも原型はとどめているものの、木にひっかかって完全に意識が無い。
一方、地上のトーマは完全に意識をなくした状態でリリィたちに近づいていく。眠らせてつれていくしかないとアイシスは覚悟するが、その直後、トーマやリリィたちの体に無知のようなものがからみつく。その鞭を放ったのは新たに現れたフッケバインの少女、アル。トーマを完全に押さえ込み、リリィたちも睡眠ガスを発射してあっさりと眠らせる。
サイファー「なんだアルか。食後の昼寝でもしてると思ったが」
アル「そのつもりだったんだけどさ、サイ姉、バイクで出てったじゃん?どーやってこいつら連れて帰るつもりだったのよ」
サイファー「…(汗)」
アル「ま、これで因子適合者とディバイダーは確保したし、3人ともアジトに連れてくとしますか」
サイファー「3人とも?一体は単なる破損プラグだぞ?」
アル「この2人が坊主のお気に入りだったら困るでしょ?殺す必要がなかったのもなんかの縁じゃね?
996と因子適合者シュトロゼック4th(フォース)とおまけ1人、フッケバインでまとめて面倒みてやろうよ」
To be continued
Record8「Huckbein2」