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[转贴]連載:STARTREK

楼层直达
级别: 侠客
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2003-05-30
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第1話「惑星M113の吸血獣」
 USSエンタープライズは、惑星M113の周回軌道に入った。この星に住む考古学者のクレイター博士夫妻の定期健康診断を行うためであった。
---地球以外の惑星で研究調査に従事するものは、一年おきに担当医の診断を受けなければならないという規則があったのである。カークはドクター・マッコイと部下のダーネルを伴ってM113に降り立った。三人を出迎えたクレイター博士の妻ナンシーは、ドクター・マッコイがかつて愛したことのある女性でもあった。

十年ぶりの再会を喜ぶドクター・マッコイとナンシー。クレイター博士は、カーク達の訪問に対してあからさまに不快な態度を示した。しかし、何よりもカークがおかしいと感じたのは、ナンシーの話題が出たときである。マッコイの目には彼女がまだ25歳くらいの若さに見えるというのだ。しかし、カークの目にはナンシーは40に手が届く壮年の婦人にしかみえないのである・・・・。


 クレイター博士の診察中、外でナンシーの悲鳴があがった。カーク達がそこへ駆けつけると、外で待機していたダーネルが顔に不気味な赤い斑点を残して死んでいるではないか!?カークは早急にダーネルの遺体をエンタープライズに持ち帰り、その死因の調査を開始した。ダーネルの死を目撃したナンシーによると、彼は”ボルジョア”という毒性の木の実を誤って食べてしまい、そのために死んだのだと言う。


 しかし、検死の結果ダーネルの死には毒物は一切関係なかった。毒物で死んだのではなく、彼の体内の塩分が全て喪失したことがその死因だったのである。なぜそのような現象が起きたのか、そしてなぜナンシーはウソの証言をしたのだろうか?


 カークはクレイター博士が、塩を欲しがっていたことを思いだし夫妻に疑いの目を向け、再びM113に上陸する。しかし、夫人は先程から出かけているとの話でカークは部下のグリーンとスタージョンに彼女を探させた。


 何故塩を欲しがったのかというカークの質問にクレイター博士は、空となった塩のケースを見せた。腑に落ちないカークは、この星を徹底的に洗ってみようと考え、クレイター夫妻をエンタープライズに保護することを決定する。---反対するクレイター博士の意見を退けるカーク。民間人の生命を守るのは、エンタープライズの重要な使命だったからだ。


 そして、また部下の一人スタージョンが赤い斑点を顔に残して変死し、カークは姿を消したクレイター博士と行方不明のナンシーを残してエンタープライズへとやむなく撤退した。---ところが船内に戻ってきたグリーンこそ、本人を殺して姿を変えた恐るべき宇宙生物だったのである。


 カークは、スポックと再び地上へ戻りクレイター博士を保護しようとする。しかし、クレイター博士は発砲し、やむなくカークは麻酔ビームでクレイターを捕らえた。
 その頃地上でグリーンの死体が発見されたことから、エンタープライズは侵入した異性物に対するため、非常警戒第三態勢に入っていった。


 クレイター博士は、カークとスポックに恐るべき事実を語り始めた。彼の妻ナンシーは、実はかつて惑星M113に繁栄し今ではただ一匹となってしまったある怪生物に殺されており、先程カーク達の出会ったナンシーはその怪生物が彼女に見えただけだというのだ。この生物は、各々の人間が思う姿のままに自分の姿形を見せる能力を持つ、特異な知性体であった。そして、その生物の主食こそが”塩化ナトリウム”---塩だったのである。


 エンタープライズに戻り、緊急会議を開くカーク。しかし、さすがのカークもその会議の席上で意見を述べるマッコイがその怪生物とは気づくはずもなかった。
 クレイター博士を含み、犠牲者が船内で続出。怪生物はついにマッコイの部屋へと追いつめられた。ナンシーの姿になり目を覚ましたマッコイにすがりつくナンシー。マッコイは何も知らない。


 カークはフェイザーを抜き、ナンシーに迫った。間に立ち血相を変えるマッコイ。
 マッコイはカークのフェイザーを奪い、ナンシーは怪物に姿を変えカークに襲いかかった。呆然とフェイザーを打つマッコイ。---衝撃を受けた怪物は、ナンシーに姿を変えてマッコイに哀願する・・・。

 「神よ!許したまえ!!」
 マッコイのフェイザーがほとばしり、怪物の息の根は止まる。心を切り裂かれたマッコイの哀しみは、誰にもわからない・・・・。

第2話「セイサス星から来た少年」
 科学調査船アンタレス号から一人の少年がエンタープライズに乗船してきた。彼の名前はピーター・エバンス。14年前の宇宙船事故で唯一人生き残り、荒涼としたセイサス星で成長した奇跡の少年であった。

エンタープライズが向かう第5植民星に彼の親戚が住んでいるため、エンタープライズに便乗が依頼されたのである。一見したところでピーターは地球で育った少年と少しの違いもなかった。生まれて始めてみる女性に心ときめかす気持ちを除いては・・・。


 スポックは唯一人で育ったというピーターの証言を疑っていた。あるいは亡びたとされている伝説のセイサス星人が生きているのではないか。事故当時、3歳で彼があの荒涼とした星で植物を食べて育ったとは、とてもスポックには思えなかったからだ。やがて通信中にアンタレス号が爆発し、それをブリッジで見ていたピータに何の心の動揺も見えないことからスポックの少年への疑いは、更に増すことになる。世話をしてくれていた知人が死んで、動揺しない子供がいるだろうか。


 カークは、ピーターを船内のトレーニング・センターへと誘った。ジェニーへの想いを心の中で処理しきれない少年の気を晴らすには、スポーツが一番と考えたのだ。だが、受け身を笑われたピーターは、笑ったサムの姿を消してしまった。---ピーターは伝説のセイサス星人が持っていたと言われるモノを思うように消したり、出したりする能力を身につけていたのだ!!


 自分の力をカークに知られたピーターは、もはや遠慮無く欲望のおもむくままに恐るべき超能力を使い始めた。彼を拒んだジェニーが消失し、女性隊員がトカゲになり、エンタープライズは完全にピーターに掌握されてしまった。カークは船のエネルギーを開放し、少年にコントロールさせ、その力を弱めようとするがその試みも失敗した。


 その時、カーク達の前に伝説のセイサス星人が出現した。少年の犠牲になった人たちも、次々と元に戻った。星人は少年の暴力を知り、彼をセイサス星に連れ戻しに来たのだ。少年を生かすために彼等が与えた力は、もはや少年を人類とは共存できない存在にしてしまったのだ。帰りたくないと懇願するピーターの涙声が遠ざかる---彼は再び姿も感情も持たぬセイサス人の中で、ひとりぼっちの地球人として生きるのだ・・・。
第3話「光るめだま」
 エンタープライズ号船長ジェイムズ・T・カークは副長のバルカン星人、ミスター・スポックと立体チェスに興じながら、ブリッジからのある報告を待ち続けていた。銀河系辺境にたどりついたエンタープライズの前方に、ある人工的な物体が現れたのだ。報告によると、それは小さな直径1mほどの物だと言う。救命ボートよりも小さい。一体その正体はなんなのか?

 誘導光線の範囲内に入っており、カークは思い切ってエンタープライズへ収容することを決定した。転送室にやってくるカークとスポック。物体が転送され、その姿が少しづつ実体化しはじめた。その物体を見て、カークとスポックは驚きの声をあげた。なぜなら、それは地球連合政府の宇宙船が搭載する遭難信号レコーダーだったからだ。エンタープライズの前に、ここまで来た宇宙船があったということなのか?

 記録テープが調査へ廻されることになり、カークとスポックはブリッジへと戻る。銀河周辺部で船を停止させ、カークは船内に物体のことを伝達した。それは、約200年前の地球の宇宙船SSバリアント号が使用していたもので、今その調査が続行中であり各部は次の行動に待機するようにと。

 銀河を脱出するまえに各部の部長が挨拶にやってきた。天体科学部の加藤、工学技術部のチャーリィ、生命科学部のパイパー各チーフである。アルデバラン植民星で乗り込んだディナー博士もいる。
 非常事態に対する乗組員の反応を調査するのがディナー博士の任務であった。ミッチェルと軽口をかわすエリザベス・ティナー博士。彼女にとってもゲリー・ミッチェル少佐は、気になる男性であった。

 記憶バンクが解読され始めた。バリアント号は宇宙の地磁気に遭遇し、銀河の外、半光年の所まで流され、やっとここまで戻ってきた。そしてバリアント号はある不思議な力に出会ったのだ。

 超感覚能力の資料提供が命令され、ついには船長が自分の船の破壊を命令していた。記録ミスか・・・カークは、行く手に何が待つのかをつかむためエンタープライズの前進を命令した。やがてエンタープライズの前方に、何かのエネルギー源が現れた。接近するエンタープライズの探査光線には何の反応も現れない。これがバリアント号の遭遇した宇宙の磁気嵐なのか?

 船体に防御電磁スクリーンをはりめぐらすエンタープライズ。密度反応0、放射能反応0、エネルギー反応0・・・しかしたしかに存在する正体不明のエネルギー源についにエンタープライズは突入した。

 異様な衝撃がエンタープライズを襲う。ただの磁気嵐ではない。カークは叫んだ!「危険だ!!早く脱出しろ!」電撃ショックのような何かがその時、リズ・ディナー博士とミッチェル少佐を包んだ。全エンジンを稼働し、エンタープライズはようやくエネルギー源を脱出した。被害は甚大で、メインエンジン、探査光線が故障し衝撃により死亡者は9名に達していた。カークは非常事態を命じる。

 倒れたリズとミッチェルが介抱される。電気で打たれたようでしたと語るリズは、何の異常もなかったが、ミッチェルにはある異変が。目を開けた彼の両眼は不気味に発光していたのである。ミッチェル少佐や死亡者の経歴を検討するカークとスポック。そして、その調査から死亡者は皆、超感覚能力の持ち主でありミッチェルがその中でもずばぬけた能力の持ち主であることがわかってきた。

 リズの検死報告によると、死亡者はみな視神経系統を破壊されていた。リズもまた、超感覚能力の持ち主である。カークは変異した超感覚能力者がバリアント号を破壊したのかもしれないと考え始めていた・・・。病室のミッチェルを見舞うカークであった。 ミッチェルの読書をモニターしているカークとスポック。彼の読み方は、すさまじいいスピードになり始めていた。カークは診療所に24時間監視を命じ、ミッチェルの徹底した操作を命じる。

 ミッチェルは目の発光を除いては、完全に健康体であった。リズに鼓動を停止させるところを見せるミッチェル。他人の心まで見えるようになったミッチェルは、もはや単なる超感覚能力の持ち主ではなかった。
 ミッチェルの能力は日増しに増加している。このままでは、この船も彼の思い通りになるでしょうとスポックは警告する。ミッチェルを付近の星デルタ・ベガに幽閉すべきですとスポックは提案した。

 激昴するカーク。あの星は自動調整で、20年に一度しか人間は立ち寄らない。「親友を置き去りに出来るか!」判断が遅ければバリアント号の二の舞になるとスポックは忠告した。でなければ、殺すしかない!!やむなく、カークはデルタ・ベガ星への進路を命じた。

 ミッチェルはカーク達の心を次々と読んだ。彼を殺すべきだと主張するスポックの意見に同意すらするミッチェル。怒りの念力がスポックをはじき飛ばした。彼は自分が置き去りにされることも知っていた。このまま力が強くなれば、宇宙の支配者にさえなれると叫ぶミッチェル。カークは押さえつけ、薬でようやく意識不明にさせた。

 惑星デルタ・ベガは鉱物資源に富み、完全自動装置で動くリチウム分留装置があった。そのエネルギーをメインエンジンに導入するのだ。ミッチェルを連れ、一行が惑星に降り立った。ケルソーをチーフとする上陸班は、エネルギー移動の準備にとりかかった。ミッチェル少佐は、電磁スクリーンの部屋に閉じこめられ、そのままこの星に残される予定であった。

 ミッチェルは超能力者の前には、人間など敵ではない---今にその証拠を見せてやる、といい電磁スクリーンに触れはじき飛ばされた。息をのむカーク達にミッチェルは叫ぶ!「俺は果てしなく成長する。お前たちには止められん!」
 ミッチェルは電磁スクリーンに触れ続け、しだいにショックを受けなくなりはじめていた。リズはミッチェルの置き去りに反対し続け、自分も残るといい始めた。そして、エネルギーの注入が完了したとき、ミッチェルの成長はスクリーンを越えた。
 「早く俺を殺しておけばよかったな。」カークははじき飛ばされ、スポックは自分の放ったレーザーライフルの光線を浴びて失神した。

 手招きしてリズを呼ぶミッチェル。とりつかれたように電磁スクリーン室に入っていくリズ。そして、ミッチェルの力によりリズの目も発光し始めていた。
 パイパー達によって介抱されたカークはミッチェルを追う。

 その頃ミッチェルとリズは荒涼としたデルタ・ベガ星の荒野にいた。今やミッチェルの超能力は、驚くべきレベルに達していた。近づくカークの姿を透視していた。「いくら探してもそこにはいない。そのまま進んでくればやがて俺にあえる」それを出迎えるリズ。カークはリズに協力を依頼する。「手を貸してくれ!君はまだ人間なんだ!」
 カークは近づいてくるミッチェルにレーザーライフルを放った。が、びくともしない。ミッチェルはカークの墓標を超能力で出し、カークを殺そうとする。

 決心を固めたリズは、電撃ショックをミッチェルへ向けて発する。二人のエネルギーが炸裂し、二人の体からエネルギーが抜き取られていく。やがて二人は力つきていった。「今のうちに殺して!」叫ぶリズ。ミッチェルを殴り倒し、岩で殴り倒そうとしたとき、一瞬迷いが走った。その瞬間、ミッチェルの目に光が戻る。

 ミッチェルは超能力を使わず、カークを殺そうとし、墓標に追いつめ大岩を振り上げた。その瞬間、足を払い倒れるミッチェル。カークは落ちていたレーザーライフルを拾い発射した。光線はミッチェルの背後の岩に命中し、ミッチェルの体の上に降り注ぐ。ミッチェルは大岩の下敷きになった。カークの墓標が自分の墓穴となってしまった。親友を失ったカークの哀しみは深かった。
興味のある人は
http://www.kumagaya.or.jp/~toba/startrek/index_bo_st.html
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