11月2日に発表されたTBSホールディングス(TBS HD)の平成23年3月期第2四半期決算によれば、
同社のアニメ事業が好調に推移している。同社のアニメ事業はTBSテレビの事業局映像事業
アニメに分類される。
第2四半期までの売上高は11億8700万円となり、前年同期の9億9800万円を20%上回った。
大幅増収は『けいおん!』シリーズのヒットのためである。TBS HDは、『けいおん!!』の
Blu-ray Disc、DVD、関連商品の販売が放映終了後も持続していると説明している。
TBSは平成22年3月期の第2四半期決算でも、アニメ事業は『CLANNAD~AFTER STORY』と
『けいおん!』の大ヒットにより前年の4億2900万円を大きく上回る大幅増収としていた。
今期は好調とされた前年同期をさらに上回った。
『けいおん!』シリーズは、かきふらい さん原作の4コママンガをテレビアニメシリーズ化した
作品である。2009年春に最初のシリーズを1クールで放送したが、アニメファンから大きな
支持を得て大ヒットとなった。こうした人気を受けて2010年4月からは、続編を2クールとして
9月末まで放映した。シリーズの拡大も売上げに貢献していそうだ。
アニメ!アニメ!ビズ
http://www.animeanime.biz/all/2010110202/ 2011年3月期 第2四半期決算短信/資料(pdf)
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=838842 http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=838885 比較 (単位:百万円)
2010 上期 1,187 前年差197 アニメ「けいおん」シリーズのDVDおよびグッズの大ヒットにより、大幅増収←New!
2009 上期 *989 前年差429 「CLANNAD~AFTER STORY」「けいおん!」大ヒット
2008 上期 *560 前年差△237
2007 上期 *798 前年差△235 「怪物王女」「Kanon」が好調の一方で前期「Holic」の反動で減収