夜籠りの夢
作詞:田久保真見 /作曲:URARA
歌:宮田幸季(彰紋)
明日から欠ける満月 満ち足りても刹那よ
あなたを恋う苦しみは 永遠の至福となる
衣擦れの音が 透廊を渡る
瑠璃の毬香炉 空薰物を
咲き乱れ花を敷いた
夢の褥 あなただけに
心は上弦の月 募る想いおさえて
あなたを待つ切なさが 真実の至福となる
ふるえる素顏に 薰りだけまとい
淚の在り処を 扇でかくす
虹の系で織らせてみた
衣に袖を 通しておくれ
紫檀の箱に閉じ込め 誰にも見せたくない
小指を繫いだたけで 身も魂も滿ち足りる
微笑むあなたを誰も 傷つけたりできない
ただひとつ守りたいもの 奪わせたりはしない
儚き移り香となり せめてそばで眠ろう
あなたを恋う苦しみは 永遠の至福となる