维基日文站上的评价……相当中肯
ガンダムSEEDの評価
「21世紀のファーストガンダム」として製作されたもので『機動戦士ガンダム』をオマージュした作品となっている。物語の各所に歴代ガンダム作品を思わせる場面が多数あり、ファンの間で賛否が分かれている。
初回放送時の視聴率は最低が4.6%、平均が6.2%、最高が8.0%ではあったが、プラモデルをはじめとする関連グッズなども売れ、商業的にもそれなりに成功をおさめていると言われている(商業的な成功については評価がわかれている)。また一種の人気のバロメーターにもなるかも知れないオンライン上でのファンサイトも多数出現し、同人誌も多数作られるなど、同時期に放映されたアニメに比べ秀逸であるという声もあり、全体的な評価は比較的良好のようである。なお2004年2月現在『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』やSEED MSVが各種雑誌等で展開され、話題になっている。
しかし、この作品は、本来ガンダムシリーズの生みの親である富野由悠季監督が『∀ガンダム』で、全ての作品が一軸の歴史の中に存在している、とされる世界観(∀ガンダムの作中で黒歴史と呼ばれる)を持ち出し、増え続けてきたシリーズに終止符を打った、といわれること、その後に上述のように「新世紀のファーストガンダム」というキャッチコピーで作られたため、以前の作品からのガンダムファンからは放送前から疑問の声があがっていた。放映が始まった後も、
·セル画の単純な使い回しが多い(実際には「レタス(アニメ制作ソフト)」で作られたデジタルアニメであり、セル画は使って居ない)
·登場人物の行動の辻褄が合わない
·脚本が(従来のシリーズに比べて)稚拙である
·登場モビルスーツのデザインが大艦巨砲主義的で幼稚である
·ガンダムと名が付く機体が多い為にガンダムの希少価値を低下させている
·背景設定が放映の最中にころころ変わる
·設定が科学的に無理がある
それに対し、SEEDを受け入れるファンは
·批判の全ては今までのガンダムにでもあったことである。
·新しい設定が出てくるのは必然
·∀ガンダムは、ファンへのプレゼント的な意味合いで過去の作品を取り込んだとも言われる。
と反論をしているが、どちらにしろ、今までのガンダムと変わった部分が多く、昔からのファンを中心に、『機動戦士Vガンダム』後に放映された、『機動武闘伝Gガンダム』、『新機動戦記ガンダムW』、『機動新世紀ガンダムX』のように、宇宙世紀の世界観を持たない、いわゆる「アナザーストーリー」の放映時に見られた批判がより表面化し、受け入れられないファンも多い。
また、SEEDの戦争の狂気を強調するためと思われる演出も批判されている。それらは、派手な血飛沫や首が飛ぶといった残酷な表現であったり、敵への復讐の道具として利用するために、自分の肉体を使ってまで主人公を篭絡する少女の存在であったりと、放映時間帯を考えるとかなり過激なものであった。このため、SEEDは、エログロによってガンダムに泥を塗ったという昔からのファンからの批判に加えて、とりたててガンダムに興味のない層による放送倫理的な面からの批判にも晒されることとなった。
さらに不運なことに、同時期に放映された『オーバーマン キングゲイナー』という富野が手がけたアニメの存在が問題を複雑化させた。それは、この作品の存在が感情的なSEED叩きを誘発したためである。具体的には「やっぱり禿(ガンダムオタクが使う富野の愛称)は最高。それにひきかえ…」や「種(ガンダムSEEDの蔑称)はガンダムに対する冒涜。キングゲイナーを見るべき」などといった、単なる誹謗中傷が頻発することになった。この不毛な争いは、SEEDに対する冷静な評価を著しく阻害したといえる。
これらのことから、以前の作品からのU.Cガンダムファンと、一般的なアニメファン、アナザーガンダムファンとの間でかなり評価が分かれている。
キャラクターについて言えば、『キラ·ヤマト』といういわゆる可愛い系の男の子と『アスラン·ザラ』というカッコイイ系の男の子が主人公で、世間の女の子の目を引き付けていた。また、SEEDを題材にしたやおいも多く出現し、腐女子を中心に広く愛好されている。また、SEEDの内容が腐女子層を狙いすぎではないかとの批判が男性を中心に出ている。それ上にSEEDを嫌っている男性も少なくない。他のキャラクター達も魅力がそれぞれあり、ファンサイトが出来ていたのにも納得がいくであろう。 その中でも、『嫌われキャラ』はやはり存在したがそれはそれで良いと思う。
以上。