内容紹介
戦争を描き続けた男・押井守と戦争を語り続けてきた男・岡部いさくが「戦争の本質」に迫る!
押井 軍隊っていうのは、常にどこかしら妄想をはらむ部分があると思う。
自分が作り出したガジェットと心中しちゃうのか、それとも有効活用するのか。
これも言ってみればディテールから戦争の本質に至る過程のひとつの道筋には違いない。
僕はそれが仕事だから、戦争を考えるときにガジェットから考える。
岡部 文化の中の戦争の位置づけというか、戦争ってものをいつもファンタジーとか物語の世界を
棚にひょいっと上げて、そこで下から眺めて「あー、面白いね」っていうようなのが、
日本人の伝統的な姿勢じゃないですか。(本文より)
いま、日本に必要な『戦争のリアリティ』とは何か?
各界を震撼させる衝撃の問題作がここに登場!!
ミリタリー全般に関するウンチクがたっぷり詰まった一冊。
頻出する用語・名称に脚注を付けてくれていますが、読んでもいまいちピンと来ず。
そんな銃や戦車に疎い人間だからこそ逆に、これは読む価値があるんじゃないかと思います。
ウンチク合戦(殆ど押井の一方的な、ですが)の中に垣間見る「日本の、自衛隊の現状」。
ニュースや新聞からでは知り得ない日本の軍事事情に驚きと同時に唖然としてしまいます。
「こんなんでいいのか、日本は」と。
敗戦以後、その総括をサボった為におおっぴらに軍事を語ることができなくなってしまった、
しかも、自衛隊という軍を抱えていながら。
それが問題なんだと言う押井の懸念は、確かに納得してしまいます。
。。。
岡部いさく是非常强大的军事作家,翻译家,很多欧美2战书籍都是他翻译的,大师级人物/。