转
# 276 DUEL IN THE SUN  
  茶道部部室。  
  メールを読んでいる八云。  
  彼女以外には谁もいない。  
  カチコチと音を立てる壁时计。时针は二时四十分顷を指している。  
    
  そこへ。  
   
  背后に突然现れる幽霊の女の子。  
 「――――!」  
  惊く八云、少し青ざめた表情。  
  幽霊の女の子(以下幽子)ニタッと笑って、  
「久しぶりね」  
  教会。  
「サラ! お待ちなさい! 话はまだ済んでませんよ!」  
「うへ~~~」  
「まったくあなたという娘は隙さえ见せれば羽根が生えたように―――」  
(あーあ……。稲叶や榛名はお昼って言ってたし、部长はバイトで、さつきは部活……)  
  お说教はまだ终わりそうにない。  
(待ちぼうけでゴメン八云~~~~)  
再び茶道部部室。  
「う………うぐっ」  
  案の定、髪で缔め付けられている八云。  
「うふふ。动けない?」  
(―――また私の前に现れた。この子は何? 幻には见えない)  
「苦しい?」  
  问いかける幽子。  
「お姉さんは行ってしまうし、あなたが気にしていたあの男も、最后まであなたに振り向かなかった」  
「………!」  
「もうあなた、完全にひとりぼっちね。  
 ひとりぼっちが苦しいの? よほど苦しいのね。  
 でもね、それは自业自得というものよ。  
 だって、私はあなたの心。  
 あなたの孤独。  
 私は、あなたが自分で生み出した苦しみよ」  
「……………」  
「滑稽だわ。あなた、自分から心を开こうとしないのに、  
 それなのに、こんなに………  
 こんなにも独りを痛がるなんて」  
「……………」  
「ふふ。あなたほど内に向きすぎている娘も珍しいわ。  
 何故? あなたの目にはよほど世界が汚らわしく映っているの?  
 それとも、よほど自分を爱しすぎてしまったのかしら?  
 そんなだから自分に取り付かれるのかもね!」  
  目を闭じる八云。暗転。  
(姉さんはもういない。私を守ってくれる人はもういない。  
 私は………  
 私はもう――……)  
「违う!!」  
   八云、目を闭じたまま大声で叫ぶ。  
「私は……私はもうわかってる!  
 私は怖がりで……痛がりで! 卑怯で!  
 それが现実だわ。そう、私はもう现実を认めている!」  
 でも……でも私は変わりたい!  
 心から人にぶつかっていけるようになってみせる!」  
   ポロポロと涙をこぼす八云。  
「お姉ちゃんに迷惑かけたくないから! お姉ちゃんを安心させたいから! 私は逃げない!」  
   俯いたまま、クシャクシャの泣き颜で、しかし、力强く、  
「何度だって立ち向かってやる……」  
「―――――――」   
「ぷ………! あっはっはっは!」  
   爆笑する幽子、スルスルと八云を髪の束缚から开放する。  
「あーーおかし! なーにマジになってんのよ? やーねもう」  
「え?」  
「暇つぶしよ、ヒマツブシ。私があんたの心なわけないでしょ? ただの幽霊よ」  
「え……ええ!?」     
「でも、そろそろあんたも私が见えなくなる顷かもね。残念」  
   ふふん、と笑う幽子。そして、  
「たまには、また游んでよね!」  
   シュルッ、と消える。  
   そして、再び部室には八云ひとり………。  
(―――あの女の子はそうして消えていった。  
 あの子は私が作り出していた幻だったのか、それとも………)  
   
  冢本家。手纸を読む八云。  
(数日して、姉さんから手纸が届いた。   
 姉さん……がんばって。  
 私は 大丈夫だよ)  
----------------------------------
传说276剧透......