とにかく何でも「萌え化」してしまうのがブームだが、ついに北朝鮮を
萌えで理解しようという、とんでもない本が発売されることになった。
「萌え萌え北朝鮮読本」の著者は、時事問題、国際問題を漫画で描いて
いく製作集団の曙機関。出版元のイーグルパブリシングは、
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金正日総書記の後継者問題で注目され、ますます緊迫の度合いを増す北朝鮮情勢。
本書は貴重な資料と豊富な写真を元に、北朝鮮研究の泰斗ともいえる曙機関が萌えイラストを駆使して贈る、真面目な北朝鮮の研究本。
現実の北朝鮮のイメージとはかけ離れていると思われる”萌え”の概念で
北朝鮮に切り込むことで、従来の研究本にはなかったまったく新しい
テイストの半島情勢解説本に仕上がっている。
項目例
・まずは将軍様に萌えなければならない
・喜び組に萌えよ!
・先軍政治に萌える北朝鮮人民軍に注目だ!
・将軍様の大顔面に萌え!
・将軍様の影武者は、本人よりも”萌え”だった・・・?
・萌えやすいテポドンミサイル
・主体思想塔は今日も萌えている!
・建設途中に萌えつきた柳京ホテル
・今、敢えて金賢姫に萌える理由・・・!
etc.
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と内容について説明している。
「まずは将軍様に萌えなければならない」と言われても、そんなことが可能なのか不明だが、おもしろそうな本であることは間違いないだろう。
北朝鮮はまさに近くて遠い国で、正直日本人にとっては謎が多い。気軽に読める入門書といったところだろうか。ただし北朝鮮はまぎれもなく
「ろくでなし国家」である。この本を読んで本当に萌えてしまわないように
気をつけてほしい。