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[原创]苺ましまろ ドラマCD Volume1的日语听写(更新到第3段)

楼层直达
级别: 新手上路
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2003-04-17
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0小时
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203
最近比较迷这个片子,去下了drama,然后没事听写了一点,也不知道对不对,请大家指教了。特别是说话的人很可能有错误...............至于翻译嘛,以后看情况吧,如果有人想翻发个sm给我吧


ドラマCD「苺ましまろ」第一巻
『メイド伊藤家の巻』

伸惠:うん?なんかいい匂いするじゃん
千佳:あっ、お姉ちゃん、クッキー焼いたんだけど、食べる?
伸惠:お~、ご苦労さん。いや、いつもすまないね
千佳:だったら偶にはお姉ちゃんも作ったら?
伸惠:その菓子はマイナス35点な
千佳:わたしに何を期待してるか、あとマイナスの基準が不明
美羽:千ちゃんは相変わらずツッコミが淡白なんだよね。おかわり。あ、痛、何をする?名を名乗れ!
千佳:そっちこそ何なんだよ
美羽:ほほ、見て分からないと?
千佳:何をしているかは分かるが、なんでここにいるかは分からない
伸惠:どうしたんだ?美羽
美羽:話せば長いことになるよ
伸惠:許可しよう
美羽:おなかが空いたので、不法侵入してつまみ食いを
千佳:突っ込まないぞ、わたしは
伸惠:なるほど、誰の人生にもありがちな落とし穴だ
美羽:自ら飛び込んでみました
千佳:飛び込まないで埋めろよ
美羽:と...いうわけで、クッキーも盲趣?
千佳:そこまで自由に生きていけるコツを一度教えてよ
美羽:コツその一:とりあえず、人の話は聞いたふり
千佳:わたしは皮肉を言ってるんだけど
伸惠:まあ、いいじゃない?美羽が唐突なのはいつものことだろう
美羽:中略...その百三
千佳:いくつあるんだ?いくつ?もう、いいってば
美羽:しっかし、求められては期待に応えるしか
千佳:おやつぐらい食べさせてあげるから、つまみ食いはやめなよね
美羽:わかった。いいものを持ってきたから、それで許されてやってもいい
千佳:だから、なんでそんなに偉そうなのさ
伸惠:そんなことより、折角のクッキーだ、お茶でも欲しいね
千佳:うん、今淹れる
美羽:ちょっと待ったあああぁ!それこそこの二人の出番
千佳:二人?
美羽:おい、早く入ってきなよ
アナ:お、お邪魔します
茉莉:します
伸惠・千佳:え?
美羽:さあ、二人とも、早くお茶を淹れるのだ
アナ:う、うん。お茶が入りましたわ
千佳:いや、ペットボトルをコップに移しただけだし
伸惠:あ、その、なんだ?美羽
美羽:何?お姉ちゃん
伸惠:えっと、これは?
美羽:メイド服、で、中身はアナちゃんと茉莉ちゃん
アナ・茉莉:うううう
千佳:中身の方がおまけ扱いか、よく事情が飲み込めないだけど、二人とも災難だったね
アナ:そうなんです、突然茉莉ちゃんと一緒につかまって
茉莉:この服を着ないと鼻の頭を舐めるって言うから
千佳:まったく、一体何を考えてるのやら
美羽:いつだって、お前のことを考えてるぜ
千佳:黙れ!そもそも、何で美っちゃんがメイド服など持ってるのよ?
美羽:あたしの家のタンスに普通あったけど
千佳:それは本気なのか笑いをとりたいのか、どっちだ?
美羽:あたしいつでも全力投球
千佳:全然よく分からないし
伸惠:あ、コボ、えっと、美羽?
美羽:何?お姉ちゃん
伸惠:Good job
美羽:Yes boss
千佳:待てよ、おい
アナ:お姉さま
伸惠:いや、ほら、あたしとしてはなんかこうご馳走様としか
茉莉:わたしたちを食べちゃうの?
千佳:それはともかく、メイド服の本当の出所を吐けって
美羽:もう、実は昨日テレビで見たんだよ。えってね、ウェートレスが全員メイド格好してて、お客さんに手当たり次第にご主人様とか言ってるお店
伸惠:おお、最近多いな、そういうの。メイドカフェってやつだっけ?
アナ:というと、以前お姉さまが働かれていた感じのお店ですね
伸惠:ア~ナ~ちゃん~
アナ:は、はい
伸惠:あれはただのファミレス、OK?
アナ:OKですわ
茉莉:お姉ちゃん怖い
千佳:忘れてしまいたい過去の傷痕に触れたか
美羽:ってなわけで、なんで急にそんな感じなお店を開きたく思い、メイドを用意してみました
千佳:いい加減その場の思いつきで行動するのはやめなって
美羽:メイドカフェならぬ、メイド伊藤家
千佳:人の家を妙なものを変えるなよ
美羽:30分500円
伸惠:しかも有料か
美羽:さあ、そういうわけで、アナちゃんも茉莉ちゃんも御奉仕するのだ。そして、靴をお舐め
千佳:それご主人様違う。とにかく、そんな怪しげなことうちでやるな
伸惠:じゃ、とりあえず1時間で
美羽:毎度~
千佳:だから、待ってよ、おい
伸惠:うわ、思わず欲望のままに財布を握っていた
アナ:あたしたちの意思に関係ないです瑜?
茉莉:ねえ、まだお家に帰っちゃダメなの?
伸惠:いや、君たちの意思は尊重する、そしてもちろん帰ってもいい。だが、その前に一度でいいから、ご主人様と言ってもらえるものか
千佳:おい
アナ:まあ、お姉さまの頼みとあらば、それぐらいなら
茉莉:うん~
アナ:それじゃ、茉莉ちゃん、せ~の
アナ・茉莉:ご主人様♡
アナ:あ、あの、お姉さま?急に黙りこくってどうなされたんですか?
茉莉:アナちゃん、わたしたちの声聞こえなかったのかも
アナ:じゃ、もう一度、せ~の
アナ・茉莉:ご主人様♡
伸惠:じゃ、千佳、そういうことで
千佳:部屋に戻るなら、両脇に抱えたアナちゃんと茉莉ちゃんを降ろしてからにしなよな
伸惠:い、いつの間に二人が?一体どうしちゃったの?あたしは
千佳、ああ、お姉ちゃんを狂わせるとは...ご主人様パワー侮り難し
美羽:お姉ちゃん、お持ち帰りは追加料金だよ
アナ:それで、あたしたちはいつまでお姉さまに抱えられているんでしょうか
茉莉:早く降ろしてよ
伸惠:あ、ごめんごめん、今降ろすから
アナ:あ~、びっくりした
伸惠:で、ものは相談なんだけど
アナ:な、なに?
伸惠:いくら払えば、あたし専属のメイドに
アナ:なりません
伸惠:なにゆえ?
千佳:当たり前のことになんでそこまでショック受けるかな、お姉ちゃん
美羽:ふふふふふ、ふふふふふはははは
茉莉:ど、どうしたの?美羽ちゃん
アナ:急に笑い出したりして、どこか具合でも?
美羽:コッポラちゃんと茉莉ちゃんのメイドは前振りにすぎない
アナ:コッポラはやめてください
茉莉:前振りって?
美羽:二人の尊い犠牲でお姉ちゃんはメイドという新たな属性に目覚めた
アナ:あたしたち、犠牲だったんですよね
茉莉:美羽ちゃん、ひどい
千佳:まあ、美っちゃんだし
伸惠:で?あたしにメイド属性に目覚めたらどうだっていうんだ?
美羽:すべてはあたしの計画の内。さあ、今こそ、真打登場の時。メイド美羽ちゃん参上!さあ、見て、もじもじともっさりと。
美羽:うん?なぜか知らないが、反応が薄い。じゃあ、ちょっとサービス、ちょっとだけよ。
美羽:な、なぜ?折角サービスしたのに
伸惠:いや、今更美羽の色気もなんもないパンツ見せられてもな
千佳:っていうか、3着目もあったのかよ、メイド服
美羽:おかしい、計算ではこれでお姉ちゃんがあたしにメロメロの骨の気になるはずだったのに
アナ:そんなことを考えていたんですか、美羽さん
千佳:気持ちは分かるんだけどね。なんというか、アナちゃんと茉莉ちゃんのインパクトが強すぎて
伸惠:正直、すまん。お前真打というよりも二番煎じ?
アナ:なるほど、カフェだけにお後がよろしいようで
美羽:よろしくない
茉莉:あの、この服、まだ脱いじゃダメ?





『マンガの巻』


伸惠:おお、今日も揃ってるな、君たち
伸惠:四つの頭をひっつけて読書中か?
伸惠:なんていうかそれは、友たちの部屋に集まってすら遊びの中には三番目ぐらいに虚しいもんだぞ
伸惠:つまり、あたしが何を言いたいかというと
伸惠:無視するな、こら
伸惠:背中に指這わすぞ
茉莉:いやあ~
千佳:うん、お帰りお姉ちゃん
伸惠:やっとあたしに気づいたか
伸惠:これでだめだったら、耳たぶをあまがみするところだったぞ、アナちゃんの
アナ:あの、なんのことでしょうか?お姉さま
伸惠:ああ、こっちの話
伸惠:で、あんたら、そんな真剣に何読んでるわけ?
千佳:美っちゃんが持てきたマンガ、結構面白いよ
美羽:ああ、お姉ちゃんも読もうぜ
伸惠:うん~、で、どんなマンガよ?
美羽:うふふ、あたしみたいな可愛い女の子がゆるい日常を送るマンガ
伸惠:ふむふむ、茉莉ちゃんやアナちゃんみないな可愛い女の子のゆるい日常のマンガか
美羽:そうそう、あたしみたいな可愛いは正義の女の子が主役のマンガ
伸惠:ほうほう、茉莉ちゃんやアナちゃんみたいな可愛いは正義の女の子が主役のマンガだと
美羽:うんうん、あたしみたいな
千佳:いや、もう~、マンガのことで張り合うのなんかやめなって
千佳:っつーか、二人してあたしの存在をダイナミックにするするなよ
茉莉:なんだがね、マンガに出てくるキャラクターがわたしたちにちょっと似てるんだって
アナ:お姉さまに似ているキャラクターも出るそうですわよ
アナ:あたしに似てるキャラクターもいるかしら、楽しみです
伸惠:ふん、じゃあ、ちょっと読んでみるか
伸惠:どれどれ、面白いタイトルじゃない
美羽:そして、これがお姉ちゃんによく似てるキャラだ
伸惠:えっと、ぱつきんで傍若無人で問答無用なテンション低いくせにやることは派手な16歳の女子高生
伸惠:ってこれがあたしか?
千佳:うん、似てる似てる、短大に入る前のお姉ちゃん、こんな感じだったし
アナ:そんだったんですか
茉莉:うん、こんな感じだったよ、懐かしいな
千佳:人として終わってる感じがぷんぷんする
美羽:どうしょうもないね、でもあたしは愛してるぞ
伸惠:ああ、確かそんなこともあったようななかったような、若気の至りというかなんというか
伸惠:でも、あたしのこともういいじゃない
美羽:では、次行ってみよう
茉莉:この隣の家に住んでて、窓から入ってくる女の子って美羽ちゃんみたいだね
アナ:美羽さんにしては、ちょっと地味な気もしますわね
千佳:けど、傍若無人なところはそっくりだ、ちゃんとこのコミックの後ろの方ではツインテールになってるし
伸惠:やってることは無茶なままだが、それなりに常識があるように見えるのが不思議だな
伸惠:あくまでそう見えるだけ、見えるだけだが
美羽:そんな褒めるなよ
千佳:褒めてませんって
美羽:いや、最初のうちは顔とか雰囲気とか、この女子高生の姉ちゃんの妹とあんまり区別がつかなくてさ
伸惠:っていうか、なんか千佳に似てるな、この女子高生の妹は
アナ:そうですわね
茉莉:ちゃっとそんな気もするかも
美羽:いや、生き写しレベルだね、これは
千佳:ええ?そうかな?だってこの子、特徴がないのが特徴なんだよ
千佳:やってることも全然普通だし、なんか地味だし、それに
伸惠:ああ、この子、このメガネの子、これは分かるぞ、茉莉ちゃんにぞっくりだ
千佳:いや、それよりもまず、この妹について話を
アナ:本当、茉莉ちゃんにそっくりですわ、フェレットも飼ってますし
美羽:そうそう、そのいじられ具合は茉莉ちゃんそのものだ
茉莉:そ、そうかな
伸惠:けど、茉莉ちゃんよりはちょっと気性が激しい気もするな
伸惠:何気に美羽似の子とケンカもしてるし
美羽:なんだと?やるか、茉莉ちゃん
茉莉:や、やらないよ
アナ:まあ、まあ、それでも、やっぱりよく泣いているところは茉莉ちゃんに似てると思いますわ
茉莉:わたし、そんなに泣いているかな
伸惠:確かにまあ、似てると思って読めば似てるところもあるな
千佳:まるで、あたしたち自身をマンガにしたみたいだね、まあ、あたしに似てる子はいなったけどさ
アナ:拘りますわね、千佳さん
千佳:よく分からないけど、あたしの心が拘れと叫んでいるような気が
美羽:これは何かの陰謀だ
伸惠:またいきなりだな、お前は
美羽:スパイがいる、あたしたちの情報をこのマンガを描いている作者に売ってるスパイが
茉莉:ええ?
アナ:どういうことですの?
美羽:そう、すべては千ちゃんが言った通り、このマンガのキャラはあたしたち自身なんだよ
伸惠:な、なんだって?
伸惠:で、そんなことあるわけないだろう
アナ:そうそう、偶然の一致ですわ
茉莉:そうだよ、美羽ちゃん、スパイなんかいたら怖いよ
伸惠:まったく、どうやったらそんな考えに行き着けるんだか
千佳:美っちゃんは勢いだけでを言いすぎ
美羽:な、なんだよ、みんなして、考えてもみろうよ
美羽:このマンガが大ヒットして、いっぱい売れたりなんかしたら、アニメにだってなるかもしれないんだぞ
美羽:そうしたらモデルのあたしは大ブレーク、香港映画の大スターだ
伸惠:また微妙なとこでスターになるんだな
美羽:結局はベッカムと共演できるか
茉莉:さすがに無茶だよ
美羽:ああ、あたしのささやかな夢が
美羽:モデルとして印税で左団扇で一生を可愛く過ごすと言う夢が
千佳:どのあたりをささやかというか?
伸惠:つーか、可愛く過ごすの意味がわからん
アナ:う~ん
茉莉:あれ、何してるの?アナちゃん
アナ:え?あ、ちょっと探し物
アナ:その、あたしに似ているキャラクターはいないのかなって
伸惠:そう言えばあたしたちに似てるキャラはいたのにアナちゃん似のキャラだけいなかったね
千佳:あ?わたし似のキャラもいなかったよ
伸惠:分かってる、分かってるから、ちょっと黙ってて妹
千佳:うん?
アナ:ああ、いいよ、別に期待していたわけではないんですのよ
アナ:ただ、これだけ偶然の一致が続くのなら、あたし似のキャラも一層で
アナ:ですが、そう偶然は続かないようですわね
茉莉:でも、ひょっとしたら二巻ではアナちゃんに似てるキャラが出てるかもしれないよ
伸惠:そうそう、二巻だよ、二巻の冒頭からどん~と出番があるかもよ
アナ:そ、そうですわね、そういうこともありますわね
アナ:いえ、本当に決して期待していたわけじゃなく
美羽:ないよ
アナ:え?あの、何がないんですか?
美羽:だから、このマンガの二巻、だってこのマンガ、全一巻で終わりだし
アナ:そうなんですの?
美羽:やっぱり、スパイは関係ないか、だってちゃんとあたしたちのこと描いてれば、一巻で終わるわけないもんね
伸惠:まあ、冷静に考えればそんなもんだよな、フィクションだ、フィクション
千佳:よかったね、茉莉ちゃん、スパイはいないよ
茉莉:うん
アナ:ほ、本当によかったですわ、ほほほほ
アナ:やっぱり私生活を見抜かれていたら、いい気はしませんもの、ほほほほ
アナ:別にあたしだけ登場していなくても全然なんともありませんわ
アナ:ええ、もう全く気にしていませんから、ちら
千佳:アナちゃん、本のカバーを外しても、その裏には何も描かれてないからさ



タイムカプセルの巻


美羽:わあああ、ノブえもん
伸惠:誰がノブえもんだ?
美羽:うわああああ
美羽:あ、そうそう、茉莉ちゃんちょっとメガネ貸して
茉莉:え?
美羽:返事はいい、メガネだけでいい、強奪
美羽:正義のぼんくらメガネ装着
千佳:強奪しておいて正義か
伸惠:つーか、ぼんくらって
美羽:うわああ、ノブえもん
伸惠:で、また初めから始めんのか
茉莉:メガネ、メガネ
茉莉:あ、ごめんなさい、アナちゃん、メガネがないとよく見えないよの
アナ:茉莉ちゃん、それはあたしじゃなくて、壁ですわ
茉莉:そ、そうなんだ、ごめんね、アナちゃん
茉莉:へええ?アナちゃんがなんだか毛深いよ
アナ:そっちは単なる熊のぬいぐるみですわ
茉莉:打つなんて酷いよ、アナちゃん
アナ:打ってません、茉莉ちゃんは自分からベッドの柱に突っ込んだだけです
千佳:こっちはこっちでまた別のストーリーが展開されている
伸惠:ね、結局なんなんだ?美羽
美羽:わあああ、ジャイアンナが酷いんだよ
アナ:誰がジャイアンナですか
千佳:なるほど、ここで二つの酷いストーリーが合流するのか
アナ:しません
アナ:っていうか、なんですか、酷いストーリーって
茉莉:メガネ、メガネ
伸惠:それで、ジャイアンナがどうかしたって?
アナ:お姉さま
美羽:ジャイアンナが空き地でリサイタルを開くから、絶対来いなんていうだよ
美羽:で、リサイタルってなに?
伸惠:さあ
美羽:お、言っておいてなんだが、あたしもわからない
伸惠:三秒ぐらいでもいいから、少しはものを考えて発言しろよ
美羽:わかった、来週からそうする
茉莉:メガネ、メガネ
アナ:ス、スカートを引っ張らないでください、茉莉ちゃん
美羽:だから今週はタイムマシンを埋めよう
千佳:長い前振りだったね、美っちゃん
伸惠:それよりもなんだ?タイムマシンを埋めようをってのは?
美羽:昨日お母さんがこれをくれたのさ
千佳:金庫だよね、これ
アナ:なぜこんなものを貰えるんですか
美羽:新しい金庫を買ったからお下がりで
美羽:ちなみに新品のものはボーナス二十回払い
伸惠:それは、買った意味とか、そこに入れる何かとかあるのか
茉莉:メガネ、メガネ
茉莉:あ、これ美羽ちゃんだ、すべすべでぺたぺた
美羽:それはあたしの胸がすべすべつるつるぺたんだと意味か
千佳:わけのわかんないことで逆ギレするなら、早くメガネ返してあげなよ
美羽:あ、返せばいいんだろう、返せば、ほれ
茉莉:あ、見える、見えるよ
茉莉:あ、これなに?美羽ちゃんが小さな金庫になっちゃった
美羽:いい加減スベスベつるつるぺたんとあたしから離れろ
茉莉:ええ、こっちには人間の美羽ちゃんもいる
美羽:あたしはもとから人間だ
アナ:それよりも、タイムマシンと金庫がどうやって繋がるんですか
美羽:だから、さっきから言ってるじゃんか
美羽:それぞれ大事なものをここに入れて、十年後にみんなが開けようぜって
伸惠:そんなセリフは一字一句たりと聞いてないぞ
千佳:ああ、誰も言わないから仕方なしに言うんだけど
千佳:美っちゃんが言ってるのはタイムマシンではなくて、タイムカプセルだから
美羽:そうそう、そのカプセル怪獣
茉莉:怪獣を埋めるの?
千佳:埋めないから、怪獣は
千佳:未来に脅威を送るなって
アナ:あの~、タイムカプセルってなんですの?それ
伸惠:不思議なことに、大体さっき美羽が言ってた通りであってる
伸惠:仲のいい友達同士とか、学校を卒業する生徒たちが記念の品物をカプセルに入れて埋め
伸惠:何十年か先に一緒に掘り出して昔を懐かしむものだよ
アナ:ああ、それはロマンティックですわ
美羽:じゃあ、やろう
美羽:みんな、いますぐ大事なものを持って集合
千佳:美っちゃん的にあたしたちの意見は必要ないらしい
茉莉:あたし、なにを入れようかな
伸惠:ほう、茉莉ちゃんも結構乗り気じゃないか
アナ:あたしもなんだか興味がありますわ
千佳:まあ、やって困るものもないしね
伸惠:しゃがない、あたしも付き合うか
美羽:よ~し、みんなで埋めよう
伸惠:なんであたしが穴を掘らねあかんのよ
千佳:埋める場所をうちの庭にしちゃったんだから、しょうがないよ
美羽:ふむ、ご苦労ご苦労
伸惠:千佳、あんたは両足を持て
千佳:面倒くさいな
美羽:なぜ、お姉ちゃんと千ちゃんは二人がかりであたしを持ち上げようとするんでしょうか
伸惠:お前という存在を未来に伝えるためだ
美羽:つまり、お姉ちゃんの大事なものは、このあ・た・し?
伸惠:なるほど、今までにない猛烈な勢いで埋めてくれと言っているんだな
美羽:ああ、離せ
美羽:あたしを埋めると目が出て、鼻が裂いて、身が膨らんで、お前らの弟としてこの家に生まれるぞ
千佳:やめよう、お姉ちゃん
伸惠:うん、子孫に申し訳がたたない
美羽:なんか酷いことが言われる気もするが、それはさておき
美羽:それではみんな、この金庫に熱い想いをしまい込むのだ
千佳:別に熱い想いはないけど、じゃあ、あたしはこの愛用のリボンを入れるな
伸惠:うん、さすがは千佳、当たり障りのないもの選ぶな
アナ:茉莉ちゃんは何を入れるんですの?
茉莉:えっとね、あたしが作ったジョンのぬいぐるみ、ほら
アナ:あら、とても可愛いですわね
茉莉:うん、結構自信作なんだ
美羽:ナイスチョイス、茉莉ちゃん
美羽:絶滅してるかもしれないフェレットの姿を未来に残すんだね
茉莉:そ、そんな、ジョン、絶滅しちゃうの?
伸惠:未来への余計な恐怖の種を植付けるな
千佳:アナちゃんはどうするの?タイムカプセルって初めてなんでしょう?
アナ:あたしはお気に入りのCDを埋めようかと思います
伸惠:洋楽だっけ?
アナ:はい、大好きな歌手の歌を聴きながら、昔を懐かしみたいです
美羽:けど、未来でもコッポラちゃんは英語の歌の意味とか分からないと思う
アナ:ひ、ひどいですわ、みんさん、美羽さんになにか仰ってください
伸惠:ああ、ごめん、アナちゃん
千佳:実はあたしも同じことを思ってた
茉莉:が、がんばって、アナちゃん
美羽:英会話のテープもついてに埋めといたら?
アナ:う...あっ?
伸惠:トドメ刺すなよ、美羽
千佳:お姉ちゃんは何を入れるの?
伸惠:あたし?うん、んじゃ、あたしこれでいいや、はい
アナ:タバコとライター?
千佳:しかも、盒もう空いてるし
伸惠:いや、ちょうどいいから、たまにも禁煙しようかと
美羽:もう、神聖なタイムカプセルを禁煙に利用するなよな
伸惠:そういうあんたは何を入れる気なのさ?言い出しっぺが
美羽:みんな、もっと真面目に未来をことを考えようよ
アナ:ど、どうしたんですか、いきなり
美羽:確かに、あたしたちは今豊かな暮らしを送ってるよ
美羽:でもね、環境破壊が続くこの地球が未来もまだ豊かとは限らないんだよ
伸惠:で、誰が言ってた?
美羽:三軒隣の安田さん
千佳:まあ、そんなことだろうと
美羽:だから、あたしは未来のために残そう
美羽:このチョコレートを
茉莉:なんでチョコなの?
美羽:食糧危機を迎えてるかもしれない未来に今のあたしからのささやかな贈り物
千佳:その一枚の板チョコを何億等分するつもりさ?
アナ:そもそも腐りますわよ
美羽:えっと、熟成?
千佳:知りません
伸惠:ほら美羽、一応埋めといてあげるから、そのチョコ貸しな
美羽:おお、頼むぜ
アナ:ほ、本当に一緒に入れるの?どうなっても知りませんわよ
伸惠:品物を金庫に入れて、金庫を穴底においてっと
伸惠:さあ、埋めるぞ
伸惠:久々に運動したら疲れた、千佳、ベッド借りるぞ
千佳:いいよ
茉莉:えへ、開ける時が楽しみわね
アナ:そうですわね、でも何年後に開けるんでしょうか
千佳:まあ、十年ぐらいはそのままにしておきなよ
美羽:ねえ、みんなもチョコ食べる?
千佳:サンキュー、で、チョコ?
アナ:なの、美羽さん
美羽:なにかな?コッポラちゃん
アナ:先ほど埋めたばかりの金庫、なぜ美羽さんが今持っているんですか
美羽:掘ってきた
伸惠:お前、折角のタイムカプセルを三分後の未来に掘ってどうする?
美羽:ほよことなんだけどね(そういうことなんだけどね)
茉莉:何って言ってるのか分からないよ
千佳:とりあえず、口の中のチョコを全部飲み込みなって
美羽:つまりね、やっぱ不法投棄は環境に悪いという結論に
伸惠:なるほど、それも三軒隣の安田さんか

编剧你强的......
级别: 版主
注册时间:
2003-06-01
在线时间:
0小时
发帖:
9412
只看该作者 1楼 发表于: 2005-08-25
还没来得及听drama(殴飞)
可是最近大爱这部片子阿~~~害我都差点变成loli控了T0T

与时俱进
级别: 新手上路
注册时间:
2003-05-21
在线时间:
0小时
发帖:
222
只看该作者 2楼 发表于: 2005-08-26
收下的先~~~再去下DRAMA去!
很喜欢这个动画,声音很可爱!喜欢> <
谢谢楼主~~

级别: 侠客
注册时间:
2004-01-21
在线时间:
0小时
发帖:
430
只看该作者 3楼 发表于: 2005-08-26
這張略略聽過一下....的確是一部 歡樂美滿(?) 的DRAMA.....
(聽完之後心曠神怡?..XDDD
很喜歡折笠的MIU...!!(大心

轉個頭又在NY看到Volume2了...馬上抓..XD

五味です。
级别: 新手上路
注册时间:
2003-04-17
在线时间:
0小时
发帖:
203
只看该作者 4楼 发表于: 2005-08-27
『マンガの巻』
伸惠:おお、今日も揃ってるな、君たち
伸惠:四つの頭をひっつけて読書中か?
伸惠:なんていうかそれは、友たちの部屋に集まってすら遊びの中には三番目ぐらいに虚しいもんだぞ
伸惠:つまり、あたしが何を言いたいかというと
伸惠:無視するな、こら
伸惠:背中に指這わすぞ
茉莉:いやあ~
千佳:うん、お帰りお姉ちゃん
伸惠:やっとあたしに気づいたか
伸惠:これでだめだったら、耳たぶをあまがみするところだったぞ、アナちゃんの
アナ:あの、なんのことでしょうか?お姉さま
伸惠:ああ、こっちの話
伸惠:で、あんたら、そんな真剣に何読んでるわけ?
千佳:美っちゃんが持てきたマンガ、結構面白いよ
美羽:ああ、お姉ちゃんも読もうぜ
伸惠:うん~、で、どんなマンガよ?
美羽:うふふ、あたしみたいな可愛い女の子がゆるい日常を送るマンガ
伸惠:ふむふむ、茉莉ちゃんやアナちゃんみないな可愛い女の子のゆるい日常のマンガか
美羽:そうそう、あたしみたいな可愛いは正義の女の子が主役のマンガ
伸惠:ほうほう、茉莉ちゃんやアナちゃんみたいな可愛いは正義の女の子が主役のマンガだと
美羽:うんうん、あたしみたいな
千佳:いや、もう~、マンガのことで張り合うのなんかやめなって
千佳:っつーか、二人してあたしの存在をダイナミックにするするなよ
茉莉:なんだがね、マンガに出てくるキャラクターがわたしたちにちょっと似てるんだって
アナ:お姉さまに似ているキャラクターも出るそうですわよ
アナ:あたしに似てるキャラクターもいるかしら、楽しみです
伸惠:ふん、じゃあ、ちょっと読んでみるか
伸惠:どれどれ、面白いタイトルじゃない
美羽:そして、これがお姉ちゃんによく似てるキャラだ
伸惠:えっと、ぱつきんで傍若無人で問答無用なテンション低いくせにやることは派手な16歳の女子高生
伸惠:ってこれがあたしか?
千佳:うん、似てる似てる、短大に入る前のお姉ちゃん、こんな感じだったし
アナ:そんだったんですか
茉莉:うん、こんな感じだったよ、懐かしいな
千佳:人として終わってる感じがぷんぷんする
美羽:どうしょうもないね、でもあたしは愛してるぞ
伸惠:ああ、確かそんなこともあったようななかったような、若気の至りというかなんというか
伸惠:でも、あたしのこともういいじゃない
美羽:では、次行ってみよう
茉莉:この隣の家に住んでて、窓から入ってくる女の子って美羽ちゃんみたいだね
アナ:美羽さんにしては、ちょっと地味な気もしますわね
千佳:けど、傍若無人なところはそっくりだ、ちゃんとこのコミックの後ろの方ではツインテールになってるし
伸惠:やってることは無茶なままだが、それなりに常識があるように見えるのが不思議だな
伸惠:あくまでそう見えるだけ、見えるだけだが
美羽:そんな褒めるなよ
千佳:褒めてませんって
美羽:いや、最初のうちは顔とか雰囲気とか、この女子高生の姉ちゃんの妹とあんまり区別がつかなくてさ
伸惠:っていうか、なんか千佳に似てるな、この女子高生の妹は
アナ:そうですわね
茉莉:ちゃっとそんな気もするかも
美羽:いや、生き写しレベルだね、これは
千佳:ええ?そうかな?だってこの子、特徴がないのが特徴なんだよ
千佳:やってることも全然普通だし、なんか地味だし、それに
伸惠:ああ、この子、このメガネの子、これは分かるぞ、茉莉ちゃんにぞっくりだ
千佳:いや、それよりもまず、この妹について話を
アナ:本当、茉莉ちゃんにそっくりですわ、フェレットも飼ってますし
美羽:そうそう、そのいじられ具合は茉莉ちゃんそのものだ
茉莉:そ、そうかな
伸惠:けど、茉莉ちゃんよりはちょっと気性が激しい気もするな
伸惠:何気に美羽似の子とケンカもしてるし
美羽:なんだと?やるか、茉莉ちゃん
茉莉:や、やらないよ
アナ:まあ、まあ、それでも、やっぱりよく泣いているところは茉莉ちゃんに似てると思いますわ
茉莉:わたし、そんなに泣いているかな
伸惠:確かにまあ、似てると思って読めば似てるところもあるな
千佳:まるで、あたしたち自身をマンガにしたみたいだね、まあ、あたしに似てる子はいなったけどさ
アナ:拘りますわね、千佳さん
千佳:よく分からないけど、あたしの心が拘れと叫んでいるような気が
美羽:これは何かの陰謀だ
伸惠:またいきなりだな、お前は
美羽:スパイがいる、あたしたちの情報をこのマンガを描いている作者に売ってるスパイが
茉莉:ええ?
アナ:どういうことですの?
美羽:そう、すべては千ちゃんが言った通り、このマンガのキャラはあたしたち自身なんだよ
伸惠:な、なんだって?
伸惠:で、そんなことあるわけないだろう
アナ:そうそう、偶然の一致ですわ
茉莉:そうだよ、美羽ちゃん、スパイなんかいたら怖いよ
伸惠:まったく、どうやったらそんな考えに行き着けるんだか
千佳:美っちゃんは勢いだけでを言いすぎ
美羽:な、なんだよ、みんなして、考えてもみろうよ
美羽:このマンガが大ヒットして、いっぱい売れたりなんかしたら、アニメにだってなるかもしれないんだぞ
美羽:そうしたらモデルのあたしは大ブレーク、香港映画の大スターだ
伸惠:また微妙なとこでスターになるんだな
美羽:結局はベッカムと共演できるか
茉莉:さすがに無茶だよ
美羽:ああ、あたしのささやかな夢が
美羽:モデルとして印税で左団扇で一生を可愛く過ごすと言う夢が
千佳:どのあたりをささやかというか?
伸惠:つーか、可愛く過ごすの意味がわからん
アナ:う~ん
茉莉:あれ、何してるの?アナちゃん
アナ:え?あ、ちょっと探し物
アナ:その、あたしに似ているキャラクターはいないのかなって
伸惠:そう言えばあたしたちに似てるキャラはいたのにアナちゃん似のキャラだけいなかったね
千佳:あ?わたし似のキャラもいなかったよ
伸惠:分かってる、分かってるから、ちょっと黙ってて妹
千佳:うん?
アナ:ああ、いいよ、別に期待していたわけではないんですのよ
アナ:ただ、これだけ偶然の一致が続くのなら、あたし似のキャラも一層で
アナ:ですが、そう偶然は続かないようですわね
茉莉:でも、ひょっとしたら二巻ではアナちゃんに似てるキャラが出てるかもしれないよ
伸惠:そうそう、二巻だよ、二巻の冒頭からどん~と出番があるかもよ
アナ:そ、そうですわね、そういうこともありますわね
アナ:いえ、本当に決して期待していたわけじゃなく
美羽:ないよ
アナ:え?あの、何がないんですか?
美羽:だから、このマンガの二巻、だってこのマンガ、全一巻で終わりだし
アナ:そうなんですの?
美羽:やっぱり、スパイは関係ないか、だってちゃんとあたしたちのこと描いてれば、一巻で終わるわけないもんね
伸惠:まあ、冷静に考えればそんなもんだよな、フィクションだ、フィクション
千佳:よかったね、茉莉ちゃん、スパイはいないよ
茉莉:うん
アナ:ほ、本当によかったですわ、ほほほほ
アナ:やっぱり私生活を見抜かれていたら、いい気はしませんもの、ほほほほ
アナ:別にあたしだけ登場していなくても全然なんともありませんわ
アナ:ええ、もう全く気にしていませんから、ちら
千佳:アナちゃん、本のカバーを外しても、その裏には何も描かれてないからさ

编剧你强的......
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只看该作者 5楼 发表于: 2005-08-28
支持一个!!
大人继续……

长期收养各品种LOLI
萌者优先
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只看该作者 6楼 发表于: 2005-09-01
草莓的绝对支持啊~~我没听明白不过都已经被萌到了!

偶已经变成lolicon了~~
级别: 新手上路
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只看该作者 7楼 发表于: 2005-09-07
お疲れ様でした。これからも頑張ってね!


以上
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只看该作者 8楼 发表于: 2005-09-07
支持啊,最近很萌能登麻美子的声音,没想到我也会有成为lolicon的一天。TOT

taobao小店开张大吉嘟嘟动漫之家:http://shop33933889.taobao.com

此世缘薄,夙愿难偿,但求未来于一莲叶之台,双宿双飞——


级别: 骑士
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只看该作者 9楼 发表于: 2005-09-13
我比较萌伸惠姐……

你们的笑容,我会永远守护
我们都是只有半边羽翼的天使,让我们紧紧拥抱,一起飞翔在幸福的天空
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只看该作者 10楼 发表于: 2005-09-14
看名字就觉得是狠LOLI的,本来觉得会不会比较幼稚,一直没看。真的这么好看么?去下来看看吧

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只看该作者 11楼 发表于: 2005-09-14
タイムカプセルの巻


美羽:わあああ、ノブえもん
伸惠:誰がノブえもんだ?
美羽:うわああああ
美羽:あ、そうそう、茉莉ちゃんちょっとメガネ貸して
茉莉:え?
美羽:返事はいい、メガネだけでいい、強奪
美羽:正義のぼんくらメガネ装着
千佳:強奪しておいて正義か
伸惠:つーか、ぼんくらって
美羽:うわああ、ノブえもん
伸惠:で、また初めから始めんのか
茉莉:メガネ、メガネ
茉莉:あ、ごめんなさい、アナちゃん、メガネがないとよく見えないよの
アナ:茉莉ちゃん、それはあたしじゃなくて、壁ですわ
茉莉:そ、そうなんだ、ごめんね、アナちゃん
茉莉:へええ?アナちゃんがなんだか毛深いよ
アナ:そっちは単なる熊のぬいぐるみですわ
茉莉:打つなんて酷いよ、アナちゃん
アナ:打ってません、茉莉ちゃんは自分からベッドの柱に突っ込んだだけです
千佳:こっちはこっちでまた別のストーリーが展開されている
伸惠:ね、結局なんなんだ?美羽
美羽:わあああ、ジャイアンナが酷いんだよ
アナ:誰がジャイアンナですか
千佳:なるほど、ここで二つの酷いストーリーが合流するのか
アナ:しません
アナ:っていうか、なんですか、酷いストーリーって
茉莉:メガネ、メガネ
伸惠:それで、ジャイアンナがどうかしたって?
アナ:お姉さま
美羽:ジャイアンナが空き地でリサイタルを開くから、絶対来いなんていうだよ
美羽:で、リサイタルってなに?
伸惠:さあ
美羽:お、言っておいてなんだが、あたしもわからない
伸惠:三秒ぐらいでもいいから、少しはものを考えて発言しろよ
美羽:わかった、来週からそうする
茉莉:メガネ、メガネ
アナ:ス、スカートを引っ張らないでください、茉莉ちゃん
美羽:だから今週はタイムマシンを埋めよう
千佳:長い前振りだったね、美っちゃん
伸惠:それよりもなんだ?タイムマシンを埋めようをってのは?
美羽:昨日お母さんがこれをくれたのさ
千佳:金庫だよね、これ
アナ:なぜこんなものを貰えるんですか
美羽:新しい金庫を買ったからお下がりで
美羽:ちなみに新品のものはボーナス二十回払い
伸惠:それは、買った意味とか、そこに入れる何かとかあるのか
茉莉:メガネ、メガネ
茉莉:あ、これ美羽ちゃんだ、すべすべでぺたぺた
美羽:それはあたしの胸がすべすべつるつるぺたんだと意味か
千佳:わけのわかんないことで逆ギレするなら、早くメガネ返してあげなよ
美羽:あ、返せばいいんだろう、返せば、ほれ
茉莉:あ、見える、見えるよ
茉莉:あ、これなに?美羽ちゃんが小さな金庫になっちゃった
美羽:いい加減スベスベつるつるぺたんとあたしから離れろ
茉莉:ええ、こっちには人間の美羽ちゃんもいる
美羽:あたしはもとから人間だ
アナ:それよりも、タイムマシンと金庫がどうやって繋がるんですか
美羽:だから、さっきから言ってるじゃんか
美羽:それぞれ大事なものをここに入れて、十年後にみんなが開けようぜって
伸惠:そんなセリフは一字一句たりと聞いてないぞ
千佳:ああ、誰も言わないから仕方なしに言うんだけど
千佳:美っちゃんが言ってるのはタイムマシンではなくて、タイムカプセルだから
美羽:そうそう、そのカプセル怪獣
茉莉:怪獣を埋めるの?
千佳:埋めないから、怪獣は
千佳:未来に脅威を送るなって
アナ:あの~、タイムカプセルってなんですの?それ
伸惠:不思議なことに、大体さっき美羽が言ってた通りであってる
伸惠:仲のいい友達同士とか、学校を卒業する生徒たちが記念の品物をカプセルに入れて埋め
伸惠:何十年か先に一緒に掘り出して昔を懐かしむものだよ
アナ:ああ、それはロマンティックですわ
美羽:じゃあ、やろう
美羽:みんな、いますぐ大事なものを持って集合
千佳:美っちゃん的にあたしたちの意見は必要ないらしい
茉莉:あたし、なにを入れようかな
伸惠:ほう、茉莉ちゃんも結構乗り気じゃないか
アナ:あたしもなんだか興味がありますわ
千佳:まあ、やって困るものもないしね
伸惠:しゃがない、あたしも付き合うか
美羽:よ~し、みんなで埋めよう
伸惠:なんであたしが穴を掘らねあかんのよ
千佳:埋める場所をうちの庭にしちゃったんだから、しょうがないよ
美羽:ふむ、ご苦労ご苦労
伸惠:千佳、あんたは両足を持て
千佳:面倒くさいな
美羽:なぜ、お姉ちゃんと千ちゃんは二人がかりであたしを持ち上げようとするんでしょうか
伸惠:お前という存在を未来に伝えるためだ
美羽:つまり、お姉ちゃんの大事なものは、このあ・た・し?
伸惠:なるほど、今までにない猛烈な勢いで埋めてくれと言っているんだな
美羽:ああ、離せ
美羽:あたしを埋めると目が出て、鼻が裂いて、身が膨らんで、お前らの弟としてこの家に生まれるぞ
千佳:やめよう、お姉ちゃん
伸惠:うん、子孫に申し訳がたたない
美羽:なんか酷いことが言われる気もするが、それはさておき
美羽:それではみんな、この金庫に熱い想いをしまい込むのだ
千佳:別に熱い想いはないけど、じゃあ、あたしはこの愛用のリボンを入れるな
伸惠:うん、さすがは千佳、当たり障りのないもの選ぶな
アナ:茉莉ちゃんは何を入れるんですの?
茉莉:えっとね、あたしが作ったジョンのぬいぐるみ、ほら
アナ:あら、とても可愛いですわね
茉莉:うん、結構自信作なんだ
美羽:ナイスチョイス、茉莉ちゃん
美羽:絶滅してるかもしれないフェレットの姿を未来に残すんだね
茉莉:そ、そんな、ジョン、絶滅しちゃうの?
伸惠:未来への余計な恐怖の種を植付けるな
千佳:アナちゃんはどうするの?タイムカプセルって初めてなんでしょう?
アナ:あたしはお気に入りのCDを埋めようかと思います
伸惠:洋楽だっけ?
アナ:はい、大好きな歌手の歌を聴きながら、昔を懐かしみたいです
美羽:けど、未来でもコッポラちゃんは英語の歌の意味とか分からないと思う
アナ:ひ、ひどいですわ、みんさん、美羽さんになにか仰ってください
伸惠:ああ、ごめん、アナちゃん
千佳:実はあたしも同じことを思ってた
茉莉:が、がんばって、アナちゃん
美羽:英会話のテープもついてに埋めといたら?
アナ:う...あっ?
伸惠:トドメ刺すなよ、美羽
千佳:お姉ちゃんは何を入れるの?
伸惠:あたし?うん、んじゃ、あたしこれでいいや、はい
アナ:タバコとライター?
千佳:しかも、盒もう空いてるし
伸惠:いや、ちょうどいいから、たまにも禁煙しようかと
美羽:もう、神聖なタイムカプセルを禁煙に利用するなよな
伸惠:そういうあんたは何を入れる気なのさ?言い出しっぺが
美羽:みんな、もっと真面目に未来をことを考えようよ
アナ:ど、どうしたんですか、いきなり
美羽:確かに、あたしたちは今豊かな暮らしを送ってるよ
美羽:でもね、環境破壊が続くこの地球が未来もまだ豊かとは限らないんだよ
伸惠:で、誰が言ってた?
美羽:三軒隣の安田さん
千佳:まあ、そんなことだろうと
美羽:だから、あたしは未来のために残そう
美羽:このチョコレートを
茉莉:なんでチョコなの?
美羽:食糧危機を迎えてるかもしれない未来に今のあたしからのささやかな贈り物
千佳:その一枚の板チョコを何億等分するつもりさ?
アナ:そもそも腐りますわよ
美羽:えっと、熟成?
千佳:知りません
伸惠:ほら美羽、一応埋めといてあげるから、そのチョコ貸しな
美羽:おお、頼むぜ
アナ:ほ、本当に一緒に入れるの?どうなっても知りませんわよ
伸惠:品物を金庫に入れて、金庫を穴底においてっと
伸惠:さあ、埋めるぞ
伸惠:久々に運動したら疲れた、千佳、ベッド借りるぞ
千佳:いいよ
茉莉:えへ、開ける時が楽しみわね
アナ:そうですわね、でも何年後に開けるんでしょうか
千佳:まあ、十年ぐらいはそのままにしておきなよ
美羽:ねえ、みんなもチョコ食べる?
千佳:サンキュー、で、チョコ?
アナ:なの、美羽さん
美羽:なにかな?コッポラちゃん
アナ:先ほど埋めたばかりの金庫、なぜ美羽さんが今持っているんですか
美羽:掘ってきた
伸惠:お前、折角のタイムカプセルを三分後の未来に掘ってどうする?
美羽:ほよことなんだけどね(そういうことなんだけどね)
茉莉:何って言ってるのか分からないよ
千佳:とりあえず、口の中のチョコを全部飲み込みなって
美羽:つまりね、やっぱ不法投棄は環境に悪いという結論に
伸惠:なるほど、それも三軒隣の安田さんか

编剧你强的......
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