旧タイプ
* 前身頃の股間部の布が下腹部と一体ではなく分割されており、下腹部の裏側で重ねられて筒状に縫い合わせてある。前から見るとスカートのように見えるため、スカート型あるいはダブルフロントと呼称される。また、古くから存在するタイプのため「旧型スクール水着」と呼称され、それを略して「旧スク」と呼ぶ例も多い。
* その独特の形状は機能上の要求から来たものである。その理由には「伸縮性の乏しい布地でも運動時や身長の伸びに応じてある程度伸縮を許容させるため」あるいは「胸元から入る水流を股間部で逃がすため」など諸説がある。多くは背面の形状がU字型となっている。
* 股間部の布を下腹部ではなく、両サイドの腰部分で接合したモデルも少数存在する。
* 素材としてナイロンあるいはポリエステルを100%使用している物が多いため伸縮性に乏しく、生地の編み方で伸縮性を持たせるために分厚い生地になることが多い。ただし、1980年代まではワイシャツのように非常に薄く、伸縮性もほとんどない生地を使用したモデルも少数存在していた。
* 今日では水中での安全確保を目的として教育側より目立つ色が取り入れられているが、漁場などが近場にある場合は漁協団体などからの要請により、目立つ色が入れられるケースがあった。