巫女・椿(つばき)に操られたかごめはついに犬夜叉に矢を放ってしまう。しかし、間一髪で矢をそらしたかごめは四魂の玉の気配を感じ取り、犬夜叉と共に椿のいる祠(ほこら)へと向かった。いっぽう、椿の元に突然桔梗が現れ…。
巫女・椿に操られたかごめは必死で抵抗するが、ついに犬夜叉に向けて矢を放ってしまう。いっぽう、椿のいる祠に向かった弥勒と珊瑚だが、強い結界に阻まれて中に入ることができない。そこへ弓を持った桔梗が現れる。桔梗はたじろぎもせず結界の中に踏み込んで行った。
祠では椿の背後に笑みを浮かべる奈落の姿があった。しかし、弓鳴りの音がした瞬間、奈落の傀儡(くぐつ)が崩れ落ちる。桔梗が奈落に向けて弓を放ったのだ。桔梗の出現に動揺した椿は、かごめへの呪いを途切れさせた。
間一髪で矢の軌道を外して犬夜叉を助けたかごめは、呪いの力が弱まったことで自由を取り戻す。さらに四魂の玉の気配を感じ取り、犬夜叉に連れて行ってくれと頼んだ。
同じ頃、桔梗と対峙した椿は50年前のことを思い出していた。当時、永遠の若さと美しさを保つため、桔梗から四魂の玉を奪い取ろうとした椿は四魂の玉を守る桔梗に式神を差し向けた。しかし、逆に桔梗によって呪い返しを受け、椿の顔の右半分にはくっきりと式神のうろこが残ってしまう。その後、椿は妖怪に魂を売り、永遠の若さと妖力を得ていたのだ。また、死人の身で現世に留まる桔梗を見くびる椿は桔梗の生まれ変わりであるかごめを侮っていた。
すると突然、四魂の玉を取り巻いていたい光が薄まっていき透明度が増していく。玉の気配を突き止めたかごめと犬夜叉が近づいてきたのだ。かごめの霊力は汚れた四魂の玉を浄化していった。ついに椿の居所を突き止めたかごめは犬夜叉に背負われたまま弓を構え、結界を破魔の矢で打ち破る。
そこで、椿がかごめを操って犬夜叉を殺そうとしたことを知った桔梗は…。
犬夜叉:山口勝平
日暮かごめ:雪乃五月
七宝:渡辺久美子
弥勒:辻谷 耕史
珊瑚:桑島 法子
桔梗:日のり子
楓:京田尚子
じいちゃん鈴木勝美
ママ:百々麻子
日暮草太:中川亜紀子
奈落:森川智之
神楽:大神いずみ
絵理:清水香里
あゆみ:岡本奈美
椿(乙女):山田美穂
椿(老婆):有馬瑞香
式神:西前忠久
教師:中嶋聡彦