人間は、いつも同類の見た目に惑われてうわべに取繕われたものしか常に見えずに、あの人の本性を印象付けままに思い込んでいるのであろうか。それは僕にとって、今日のことによく分かりました。
いつもより日和けど、寒い朝に僕は姉のところへ遊びに行って参りました。そのために地下鉄に乗らなければならないから、朝の出勤族のすさまじい流れに飛び込まないにはいかなかった。シーと電車の扉がゆっくりと開いたところ、人の流れは潮吹きのように絶え間なく車両に詰まりこんできた。なぜ人は出勤してるときに僕はお休みしているとはあのごろの僕には最悪だったかも。それは嬉しがるべきだったが、電車に乗ってるうちにはそれをちっとも思わなかった。昨夜に電話に出たそして「はい~」と引き受けたわけで自動門に押し付けられても、姉のところへ行くしかなさそうです。(だっていかないとあとは大変なことになりかねない…)。そして、僕が必死にほんの少しの「自己空間」を自動門に両手で支えて保っている際に、僕にかみ締めさせていた事柄が目撃されてた。
僕に気づかれるのに至った端緒は一人のジェントルマン格好の男子だった、あいつは携帯をもってずっと通話しているらしいだけど、もう一本の手は手すりをつけていないまま、乗客たちに囲まれつつ、さりげなく立っているようだ。最初は「この男すごいな~」と思ってだけ、それ以上は深く考えてなかったけど。あの男は居場所を常に転換している振舞いは段々僕に疑わせざるを得なかった。だってあいつはいつも女性乗客の周りに擦れ違いざまにしてまとわり付いたようだし、平然と装って電話してるざまだけどやはり怪しいやつじゃないかな~と僕は疑い募ってた。それは証拠などをまだつかまないから、容疑者だけしか名乗らないだった。それに誰かが声を発して周りに注意したら、あいつはてっきり犯行をやめ、普通のジェントルマンに戻るはずかなと僕が思って、結局さまざまなばらす方法を考えてる中で、目的地に着いた。最後の最後は何もかもしてなかったってことは悔しいけれど、自分の無力さや臆病さすらもつくづく感じていました。結局自分は目の前の犯行を見てるしかできなかった哀れ虫だけか?
駅前に重たい身体をずり引いた際に、急に風が吹き抜いて、顔をかけたときの痛みは心を刺したようだ。