机动战士Gundam00第二季第12话集中讨论帖|『动漫主题讨论区』

LY920

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只看该作者 675楼发表于: 2008-12-23

ロマンアルバム　機動戦士ガンダム00 FIRST MISSION

千葉大神的访谈

Q:元々水島監督と面識があったそうだが？

A:所属するへらくれすのスタッフは大体以前からの知り合い。
最初の仕事がダイガードでシャーマンキング以降少し距離があり鋼の劇場版を少し手伝ったが…でも鋼くらいの頃から水島さんが次のガンダムやる気はしていた。
業界全体を見渡して。ひょっとして位だが。その時点では他人事で、本当に決まっても他人事のように大変そうだと思い、ちょっと手伝えるか位に考えていた

Q：水島監督と仕事をしてどうだったか？

A：皆が一番いい仕事が出来るにはどうすればいいか、スタッフにすごく気を遣う監督。
ミスをした制作には厳しく、プロデューサー気質の強い監督。
作品だけでなく制作環境事態を作ろうとしたりスタジオワークをしっかりやる人

Q:水島監督は千葉さんに頼んだのは元絵を大事にしながらアニメ用デザインにしてくれると言っているが

A:きっとバジリスクを見てそう言ってくれているのだと。
完成度の高い原作だったのでそれを超えるヴィジュアルなどそうないから、そこに出来るだけ沿おうと仕事をした

Q:濃い絵柄だけでなくシンプルな絵柄も手掛けているが？

A:作品に合わせてになる。高河さんの絵はシンプルで上品。濃いのは違う。SEEDをちらっと見たがあそこまで濃いのをTVでやるのは大変。だから今回は差別化も含め全体にもう少しシンプルな路線に行こうと思った

Q：高河さんは以前から知っていた？

A：アーシアンから。いい絵だと思っていた。OVAアーシアンの作監は大貫さんで自分がダメでも大貫さんがいるから大丈夫と心強かった（笑）

リアルではなく少年漫画テイストで

Q:キャラデザはどういう手順で進んだ？

A:水島発注に従い高河がラフを描く。一期ではそのラフと発注書が回されてきてデザインしたが、二期では水島監督と高河さんと実際に会って作業した。
一期ではこういうのはなかった

Q：デザイン作業は刹那から？

A：刹那とスメラギだった。
どんな感じにまとめるかいっぺん描いてみてと言われてその二人を描いたのがスタート

Q:水島監督からの意見はあったか？

A:出た。最初の刹那はリアルっぽかったので少年漫画的にしてくれ、と。
自分の思う少年漫画は車田正美でそっちのテイストにした。
高河さんも星矢とリンかけは好きだろうし（笑）OVAの星矢の作監もやったし。結果、その路線でOKが出た

Q:描きやすい、描きにくいキャラは？

A:単純に皆キレイな顔立ちで大変だなと思った。
そういう顔って許容範囲狭いんで線一本引き違えるだけで雰囲気が変わってしまう。
刹那は描きやすくロックオンが難しかった。
スメラギの髪も大変だった。
高河さんのサラサラをアニメではキッチリした線で描かなくてはならないから

Q：他のキャラは？

A：アレルヤ、ティエリアは描きやすい。
アレルヤはデザイン段階ではあんなマイルドキャラになるとは思わなかった。
その点から、キャラクター表のものは各話の作画が描いたのが本当のアレルヤだ…
絶世の美女マリナも難しい。
中東衣装の資料揃えてもらっても身に付いていないものは描けなという苦労を味わった

Q:やはり身についていないものは描けない？

A:そう。シリーズが始まると迷う間もなくザクザク作業するしかできなくなるから、あまり無理してキャラ表描くと後で自分でその絵が描けなくて自分の首締めることに。
だから慎重に自分の絵と高河の絵柄を分析した高河のラフをなぞったり

第19話「絆」の刹那の笑顔

Q:一期でやりがいを感じたシーンは？

A:刹那はやりがいのあるキャラ。
普段表情がないから表情集にも笑顔はなくもっと基本的な表情が描いてある。
喜怒哀楽はっきりしないから。
だから19話でちょっと笑う刹那の気持ちを表現するのが楽しかった。
そこはシナリオが出た段階で自分でフォローしなくてはと手を入れさせてもらった場面。
基本、各話は原画、作監の解釈で描けばいいと考えているので総作監制にしなかった（水島と相談の上）総作監制の中で各話作監するのはかなり窮屈。
だからそこを緩くし、OOが自分らが参加してる作品だと積極的に感じてくれればその方がいい。
そうやって互いに「こうきたか」「ならこうしてやろう」ってやるのがTVシリーズの面白さだと思う。
しかしそれも限度というか、キャラデザに責任がある

Q：だから刹那の笑顔には手を入れる？

A：そう。こっちで作ったキャラだから、キャラ表で想定してること以外の微妙な部分はこちらで責任を持つのが筋。
そこまでお願いするのは任された方も困るし。
TVアニメは特にそうだが、役者の演技や展開でキャラはどんどん変わる。
だからキャラの絵というものは最初の設定書ではなく最終回辺りでようやく完成するもの

Q:一期では各陣営首脳陣がメインキャラと違いリアルだったが

A:水島から風刺画のようにといわれ苦労した。メインキャラと馴染まないのは覚悟していたが。
どの位リアルに描くかは各話作監にだいぶ任せた。
逆に二期のアロウズのおじさんたちは多少とも馴染ませているのではないかと。
一期をやったから二期でそこまでいけた

Q:その他、印象的キャラは？

A:…アレハンドロ？まさかあんなに不甲斐ないとは（笑）
自分を大将と思ってる典型的小物だが、その不甲斐ないところも含め面白いキャラだった。
なんといってもラストに金色のMSに乗る男だから（笑）
もっと衣装に成金ぽい意匠を仕込んどけばとあとで思った。
そしたら「お前MSも金かよ！」って視聴者も思えてもっとアレハンドロの面白いところが引き立ったなぁと。
あとはセルゲイ。おじさんキャラが好き

ガンダムは見るもの？！

Q:今回ガンダムに参加しどうだったか？

A:色んな意味でプレッシャー。重い。
前シリーズが種でビジネス的にも比べられると思うと。
こういうメジャータイトルに関われるのは得難く面白いが重圧を思えば隅で他の作品してる方が楽（苦笑）だから冗談で言っているが「ガンダムは観るものであって、作るもんじゃない」（笑）

Q：ガンダムシリーズのはどんな印象を？

A：ファーストは好きで富野作品はちょくちょく見た。
それ以外のガンダムも見てないわけではないが、シリーズの中の一本とか。
だから自分が作っているのがガンダムという自覚があるかとういと難しい。
OOという作品ではあると思うが。仮面ライダーも初期と平成では違う。
ガンダムも平成ライダーシリーズを作るような距離感でいればいいと思った

Q:仕事上、気をつけていることは？

A:若い人はこういうのが好きだろうと迎合するのは格好悪い。
世間的にOOはイケメン揃いでそういうファンに迎合してると見られがちなだけに、逆にそういう姿勢は見せたくない。
自分も10代のころそういう大人は嫌いだった。
だからいい意味で若いファンと自分の間に溝があるくらいがいいと思う。
それは版権イラストでもそう。
各雑誌から様々な版権イラストを求められるのは人気のバロメーターで、それはそれで嬉しい。
だからといって劇中のキャラの心情とかを無視しファンが単純に喜びそうなイラストだけをサービスとして描くようなこともしたくないなと

Q:あくまでキャラはドラマの中に生きているものだと？

A:そう。刹那を描くなら刹那の気分で。
描くときはある程度キャラになりきった気持ちでないと描けない。
だからその気持ちからずれた版権イラストを描くのが非常に大変。
自分にはキャラが生きているのは基本的にその本編のフィルムの中だけという気持ちがある。
だから、キャラを役者にとらえてオフタイムの様子をイラストで描いてほしいと言われると、そういうのはちょっと違うんだけどな～と思ってしまう。
作品世界でのみ生き死んでいくのが本来のキャラと思うので絵を描く時もそれを忘れたくはないと考えている

Q:一期は後半にいくにつれテンションが上がりスタッフが作品に馴染んで乗ってきたようにみえるが？

A:スタッフが慣れたことも物語的に盛り上がってきたことも関係あると思う。
自分は絵がダメになったことで面白くなくなる作品はダメだと思う。
いい脚本や面白いコンテがきてこっちも頑張らなくては！と思う状況が一番いい。
だからやるべきことをやっているだけの時と、ここで一手間かければもっと面白くなると思って描いてるときでは当然差が出ると思う。
勿論思い入れだけで描いても困るのであくまでバランスではある

Q:今放送中の二期は？
A:立ち上がりがきつかった。
実質新番組で、間に半年あっても全然楽ではない

Q:一期のクライマックスを受け継ぎ高テンションでの滑り出しになった

A:対立構図が分かりやすくなった。
OOは最初からサジ・ルイスに注目しているとわかりやすいと思う。
最初はなぜサジ・ルイスにカメラを向けるんだと思った人もいるだろうが、日常の中にいた二人が戦いに巻き込まれてどうなるかがOOの物語の軸の一つ。
だから二期で離ればなれになった二人の心情を大切に描いていきたい

Q:二期では脚本打ち合わせにも参加しているそうだが？

A:そう。意見を言うというより前もって内容を確認するため。
基本的にキャラがどこ行くのか見守っている感じ。
彼らはどこへ行きどんな結末を迎えるのか。それは楽しみにしている。
キャラは理屈だけで動くものでもない。もちろん脚本、演出とかは理屈をちゃんと通して作らないとならないが。
視聴者はその理屈を追うのでなく、キャラの情動、気持ちを中心に見てもらえばいいと思う。
そこが伝わる絵を描いていきたい


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