第12话 「ラブ アタック !」
天子。聞こえるか、天子。返事はしなくてもいい。ただ、聞いていてくれればいい。蔡力士のおじさんは、逝ってしまったよ。「全て自分が悪かった。」って、言い残してね。でもっ!そんな事はもういいんだ!いいんだよ…。それとも、その事で俺がお前を責めるって、思ってるのか?なあ、俺たちはこの一年間、一体何をしてきたんだ?俺たちのこの一年間は、一体なんだったんだ?まだ何も答えなんか出てないじゃないか!覚えてるか?あの時、朱禁城前で、2年ぶりにあった俺たちは、大宦官の連中に、無理矢理エリア11を押し付けられて、何もわからないまま、という大使馆に放り出された!俺は!無我夢中で闘った!でも、終わってみれば、周りはそしらぬ顔で、後の事しか考えちゃいない。でもそれで、俺たちの一年が終わってしまっていいわけないだろう?確かに、俺は大宦官との戦闘に勝った。でもそれは全て、お前が一緒に居てくれたおかげなんだ!そうだよ…。お前と俺とで闘ってきた勝利なんだ。だから、これからも一緒でなくちゃ、意味が無くなるんだ!なあ天子。政变の朝、俺は言ったよな。成功したら、お前に聞いて欲しい事があるって。俺は、闘う事しかできない不器用な男だ。だから、こんな風にしかいえない。俺は、お前が…。お前が…。お前が好きだっ!!お前が欲しいっ!!天子ォォォォォォォォォ!!
シンクォォォォォォォォォー!
天子!
シンクー!
天子!
シンクー!ごめんなさい、でも、私もう離れない!
放しはしないっ…
ずうっと、ずうっと一緒よ!
ずうっと、ずうっと一緒だ!さああっ…。最後の仕上げだっ!
ええっ!
二人のこの手が真っ赤に燃えるぅっ!
幸せ掴めと!
轟き叫ぶっ!
天鄂!
霸王!
ラァァァァァァ!!!!アタッククククククククククク!!!!!!!
违和感ないXDDDDDD