評価対象項目 
1.当時の掲載順・人気 
2.幅広い世代への知名度(現在の人気) 
3.ジャンプの売上増加やジャンプ自体への貢献度 
4.単行本の売上 
(これについては時代により経済格差があるため、 
 同年代の作品を比較する場合に限る) 
5.一般社会への影響 
6.漫画界への影響 
これらにより、 
7.総合 
を決める。 
★1位・ドラゴンボール 
世界的バトル漫画。発行部数1億2600万部、1巻平均約300万部。 
認知度No.1。アニメ最高視聴率29.5%、平均視聴率21.2% 153回(DB)。 
最高27.5%、平均20.5% 291回(DBZ)。世界100カ国以上でアニメ放送。 
DB一位はジャンプ編集者も認めてる事実。黄金期のジャンプで85%の支持。 
ジャンプの売上600万部の立役者。連載終了でジャンプ発行部数激減。 
★2位・キン肉マン 
キン消し爆発的ブームとともにガチャガチャ系の基盤を作った。 
ジャンプ三大原則を周到。アニメ最高視聴率21.6%、Ⅱ世が連載中。 
吉野家倒産を漫画で牛丼アピールにより救った。 
【おまけ】実はウルトラの父が酔った時にできた、ウルトラ兄弟の末っ子。 
★3位・北斗の拳 
「お前はもう死んでいる」という流行語を生み出す。 
コミック1冊あたりの売り上げ、掲載順では翼の上をいく。 
部数記録更新号の表紙をたびたび飾る。アニメ最高視聴率20.1% 
ラブコメ路線のサンデーを突き放した原動力でもある。 
★4位・Dr.スランプ 
広い世代に支持された作品で当時の初版新記録をつくり 
ジャンプ歴代1位の36.9%の最高視聴率を記録した。 
「んちゃ」「ばいちゃ」「ほよよ」などの流行語を生み出す。 
全盛期の勢いはドラゴンボールを上回っていた。 
★5位・キャプテン翼 
競技人口20倍、Jリーグ設立などサッカー人気への影響度は 
かなりのものがある。社会影響度は歴代No.1と言える。 
良くも悪くも同人人気に拍車をかけた作品の一つ。 
掲載順はBEST5の中で一番下。アニメ最高視聴率21.2% 
★6位・スラムダンク 
発行部数:約9300万部。DB同様、連載終了でジャンプの発行部数激減。 
先頭カラーで終わった希有な漫画。マイナーだったバスケットにブームを起こす。 
アニメ最高視聴率 21.4%、平均視聴率 15.3% 101回 
この漫画のブレイクをきっかけに、多くのバスケ漫画が今日まで連載。 
★7or8位・ハレンチ学園 
ソフトな下ネタ(おっぱい揉みや元祖スカートめくり)を連発してPTAの逆鱗に触れ、 
結果ジャンプ不買運動が展開され、物議を醸したという意味ではジャンプ史上初。 
ドラマ・映画化・エロゲー(90年代)も。最終回のインパクトは類稀なるもの。創刊して 
間もないジャンプを150万部まで伸ばし、マガジンを王座から引きずり下ろした原動力。 
★8or9位・サーキットの狼 
リンかけともにジャンプの売上を200万に押し上げた原動力であり、PTAにも 
認知されるほど影響(親から見たら悪い印象。その辺はハレンチと同じ)が大きかった。 
スーパーカーブームの火付け役でもあった。続編も週刊プレイボーイで人気を博した。 
★9or10位・聖闘士星矢 
世間への知名度、関連商品の売り上げ、アニメの人気などの点が高いレベルで評価された。 
一説では、フランスでアニメ視聴率90%を取ったと言われる。 
フィギア(クロス等)が値段にもかかわらず、約550万個売れた。 
★10or11位・リングにかけろ 
ジャンプの売上を200万に押し上げた原動力。集英社の新社屋ビルは「車田ビル」とまで 
言われたとか。終了直前大々的にプッシュされ、先頭カラーで終わった稀有なマンガ。 
(他はDB、スラムダンクのみ)昔の敵が仲間になってトーナメントに挑むストーリーの原点。 
★12位・男一匹ガキ大将 
ジャンプという枠を超えた漫画界のヒット作。元祖少年マンガであり、人気の高さから 
無理矢理話を引き伸ばし始めた第1号。30周年の時にインタビューを受けていた事からも 
ジャンプにとって影響の大きい漫画と推測される。 
★13位・幽☆遊☆白書 
ドラゴンボール、スラムダンクに次いで3本柱と呼ばれ、黄金期を走り続けた。 
単行本累計3900万部。アニメ平均視聴率17.6% 最高視聴率24.7%(112話) 
作者が疲れ、終盤様々な物議を醸したが、現在のジャンプに取材休みの傾向を定着させた。 
★14位・CITY HUNTER 
4度にわたりアニメ放映、平均視聴率10.4%/51回(CH)、最高視聴率16.0%(CH2) 
実は99年のSP版が最高視聴率という息の長さ。ジャッキーチェン主演で映画化も。 
バンチで続編連載好調。伝言板にXYZと書くのが流行。モデルガンブームにも貢献、等。 
★15位・ど根性ガエル 
ジャンプアニメ指折りの傑作で、何度も再放送される。最高視聴率34.5%(再放送)は 
ジャンプ歴代2位。今もCMに起用され、幅広い世代にかなり浸透。連載期間は7年と 
長かったが、アニメの印象が強すぎ、若い世代にはジャンプ漫画としての浸透度が低い。 
★三年&ハイスクール奇面組 
学園ギャグとして安定した人気を誇り、今でもコミックが地味に売れている。続編連載中。 
最後の夢オチは当時、壮絶な物議を醸し出した。アニメは、ブームを巻き起こした 
おニャン子クラブがテーマソングを担当。最高視聴率24.3%、平均視聴率19.2%(86回) 
★るろうに剣心─明治剣客浪漫譚─ 
ジャンプ暗黒期とはいえトップを維持し続け、屋台骨を一人で支えた事は評価に値する。 
終始内容が安定していたという声もある一方、後半は面白みに欠けるという意見も。 
初版最高145万部、アニメ最高視聴率16.0%、 平均視聴率12.2%(94回) 
★ろくでなしBLUES 
一時期ではあるが掲載順がDBを上回った唯一の作品。粒ぞろい作品の多い時期に掲載順位 
平均2位と健闘していた。同時代のカメレオン、湘南純愛組、特攻の拓などの 
マガジン人気不良漫画よりも連載が早く、影響をあたえた可能性もある。 
★魁!!男塾 
ジャンプ三大原則「友情、努力、勝利」を表現していた漫画。アニメ化、続編が連載中。 
掲載順は常に3~5番手をキープ。CHや星矢よりも上である事が多かった。 
架空の出版社・民明書房の出版物を中心とした拳法珍解説は今も、そして続編でも語り草。 
★アストロ球団 
70年代の名作漫画。内容激濃。突き抜けすぎた展開で「スポ根を終わらせた」と言われる。 
ライバルを味方に引き入れたり、見開きで技の名前を叫びながら超人技を繰り出したり、 
バトル漫画の源流の一つ。美形キャラ(球三郎)で女性読者を引き入れる技のはしりとも。 
★ジョジョの奇妙な冒険 
アンケート史上主義のジャンプで、黄金時代~暗黒時代を経て今まで続けた事は 
カルト的とはいえ、評価できる(3部で結構ブレイクはしている)。歴代2位の長さ。 
ストーリーの秀逸さに加え、独特の世界構築力は漫画界にもシンパが多いようだ。 
★DRAGON QUEST~ダイの大冒険~ 
ジャンプの精神を具現化した秀作ストーリーで、7年の長期ながらきっちりまとめている。 
世界観はドラクエだが、それと関係なく「ダイの大冒険」という一個の漫画として評価が高い。 
ギガスラッシュやメドローアなど、ダイからゲームに取り入れられた技すらある。 
★銀牙-流れ星銀- 
ジャンプの精神(友情、努力、勝利)の塊みたいな物。 
アニメ化、続編他紙で連載中。「犬漫画の第一人者」は不動。 
しかし、人気は他の候補と比べると低く、掲載位置も後ろのほう。 
★すすめ!!パイレーツ 
ギャグ漫画の新境地を開拓し、後のギャグ漫画への影響も大きい、江口寿史の代表作の一つ。 
同作者作品での認知度は、「ストップ!ひばりくん」より上。
http://comic.2ch.net/ymag/kako/1027/10274/1027418952.html