（日本2007年10月由某杂志刊出）
]（翻译）银河英雄传说作者田中芳树论金庸（日本2007年10月由某杂志刊出）
[size=-1]作者：chenzj1983?提交日期：2007-12-9 7:57:00
知道在日本有谁在宣传金庸吗？
一个是田中芳树，既宣传金庸又宣传古龙；另一个是日本著名动画片导演今川泰宏（就是在高达里弄出东方不败的那位），他为日文版《连城诀》撰写了注释性质的专文，收录在德间书店的《连城诀》后半卷。近来田中芳树与把金庸小说引进日本的冈崎由美进行了一次对谈，发表在日本国内的某杂志上。日本国内某博客发表了一个摘要，现翻译如下：
田中芳樹、金庸に出会う 1980年代，田中在北京遭遇金庸。
1980年代の北京の本屋で《三国志》、《水滸伝》、《紅楼夢》を押しのけて金庸の武侠小説がつまれている様を目撃
《書剣恩仇録（邦題：清朝皇帝 ビデオ題：風と興亡）》を鑑賞。感想→カンフーものか、じゃ、まあいいや。
徳間書店から金庸全集が刊行。→｢これか！｣岡崎先生が翻訳しなければ、とても素人には原作に接しようがなかった。
80年代初田中来到北京，亲眼看到金庸小说人气超越四大古典名著的盛况。
80年代末看到许鞍华执导的《书剑恩仇录》电影三部曲，感想当时很简单：拍得不错的武打片而已。
田中芳树对德间书店翻译出版日文版金庸全集给予高度评价，如果没有翻译者的劳动，外行事实上没有进入武侠世界的机会
田中芳樹、武侠小説を語る 田中芳树话金庸1-汉字的魅力！
武侠小説とはなんぞや→中国版立川文庫！
｢追魂奪命剣（宣和堂註：《書剣恩仇録》紅花会の№２無塵道人のあだ名でしたっけ？）｣等の技の名前のネーミングは、雁屋哲の『男組』で慣れていたので違和感を感じなかった。漢字萌え～。
追魂夺命剑这样的名字，即使对于日本人来讲也没有不习惯的，这就是汉字的魅力！
田中芳樹、金庸小説を語る
（金庸小説は）強くてけなげな美少女達が主人公にむらがる→男の妄想満開。
昭和20～30年代の日本の小説が古くさいのは女性観の古さのため。今の女性が読んでも違和感がない金庸の小説は相当凄い。
（金庸の小説は女性が活躍するので）『三国志』の愛読者は、かえって違和感を覚えるかも知れない。『三国志』に出てくる恋愛は政治絡み。却って登場人物達には女性の影が見えない。
金庸の小説は、（『三国志』のような古典小説のような）過去の伝統そのままではないところから生まれたと言うところが面白い（宣和堂註：むしろ金庸小説の女性大活躍という面は古典小説から受け継いだ伝統では…。逆に女っ気のない演義小説って《三国演義》とか七十回本《水滸伝》だけなんじゃ…）。
金庸小说的特点是在男主人公身边总是出现若干个个性鲜明的“美少女”，的确是很大程度上满足了男性的妄想。
但是与日本战后50-60年代出版的武士剑侠小说不同，金庸小说里的女性是非常活跃的（这里是指总是出现个性坚强而且有主见的女性角色，尤其是女英雄）。（而日本同一时期的小说中，女人是武士的陪衬）因此现在看来也不过时，日本同时期的武士剑侠小说现在看来在女性观方面有些迂腐。
田中认为金庸摆脱了三国演义等中国传统小说重男轻女思想的束缚，把新时代的价值观注入到武侠小说中，这是他喜欢金庸的地方。
田中芳樹、金庸キャラを語る 田中芳树谈金庸笔下的角色
金庸の女性キャラは目移りして一人に選べないが、男性キャラなら韋小宝。一人の男が七人の美女を独占しているのではなく、七人の美女が一人の男を共有している。
敵に育てられていた楊過が、割と簡単に｢オレは欺されていたのか｣と、育ての親を捨ててるのを見ると、あっさりしすぎていて、あれ？と思う（宣和堂註：楊康と勘違いしてるかも？）。
『笑傲江湖』の岳不羣などは、一見君子風からジワジワ変貌していくのに、周りがその変貌に気がつかない…という薄気味の悪さなんかは俳優が演じたら演じ甲斐がありそう。
（《笑傲江湖之II 東方不敗》で林青霞が東方不敗を演じたコトについて）男はバカだから、どうせ斬られるなら美少女だったらいいけど、オカマはイヤだ！
令田中印象最深刻的角色，因为个性鲜明的女角色太多令他眼花缭乱，男角色手推韦小宝，他觉得韦小宝实际上是被7个妻子共同占有而非他占有7个妻子。
杨过在得知养大自己的人是杀父仇人之后跟郭靖等人决裂的举动未免过火绝情了一些。
岳不群这个人物，一开始道貌岸然，后来逐渐呈现出小人面目，如果把笑傲拍成影视剧、非表演功力了得的演员不能胜任。
对徐克版《笑傲江湖2之东方不败》中林青霞的看法：年轻美女杀掉愚蠢男人是可以接受的，不过电影让令狐冲与东方不败暧昧的“创新”令人讨厌！
田中芳樹、金庸武侠小説を語る 田中芳树话金庸-故事篇
小説技術的な贅沢さは『鹿鼎記』が一番。こういう物語を書いてみたい。『笑傲江湖』は『指輪物語』のような架空の世界が舞台だが、『鹿鼎記』は歴史の大枠の中で、思いっきりホラを吹く名人芸的小説。
（『鹿鼎記』は）満漢全席みたいな作品。出されたのを次々に全部食べていったら、全体の三分の一くらいでもう食べられなくなる。お好みの皿だけ選んで食べるという手も…。
『碧血剣』に登場する崇禎帝は袁崇煥を殺して明を滅ぼしたが、魏忠賢を排除しているので評価が難しい（宣和堂註：少なくとも崇禎帝は、明・武宗や明・神宗よりはマシだけど、疲弊した明を救えるだけの力量がなかったと言うだけでは…）。
（崇禎帝は万歳山で宦官一人のみを共に自害した）おともの宦官はそのあと殉死したのか？その時、おともした宦官の気持ちはどうだったのか（宣和堂註：王承恩って結構有名だと思ってたけど違うのかしら…）？
（『天龍八部』は）首尾一貫した起承転結を付けようとしたら、この話は四つに分けるべき。この場合、好きなキャラの出てくるところだけ読むという読み方もできる。→Ａさんの物語だけ読んでラストまでいったら、次はＢさんの場語だけ読む…という読み方。
小说写作手法最丰富高超的是鹿鼎记，田中说自己想写出一篇鹿鼎记这样的小说。笑傲江湖在田中眼中有些像指环王，鹿鼎记是在历史的大框框中游刃有余地进行虚构但是既没有累赘感又不违背历史大事件真实的优秀小说。
田中把鹿鼎记比做满汉全席，美味佳肴是有顺序地一道一道端上来的，如果按顺序吃就意味着要全部吃下，这样吃到三分之一就把肚子撑饱了，但是如果要挑选自己喜欢的菜或者好菜来吃的话，也是一个结果：只怕挑得两手酸痛，那美味佳肴还没有挑完呢，因为堪称精品的美味佳肴太多了。。。。。
对碧血剑提到的崇祯帝冤杀袁崇焕一事，田中表示，考虑到崇祯曾经成功地铲除过魏忠贤一党，所以很难评价崇祯。
田中阅读天龙八部的方法是，先读三个主人公中最心仪的那位的故事，从头读到尾；然后第二位主人公的故事，从头读到尾；以此类推。。。。。
