月とナイフ
[ハチミツとクローバー IM]
僕の言葉が足りないのなら
胸をナイフで裂いてえぐり出してもいい
君の迷いと言い訳ぐらい
ホントは僕だって気づいてたのさ
いつかまたあんな風に誰かを憎むのかな
だとしたらもっともっと
抱きしめてトゲのように心に刺さればいい
あなたにずっとずっと残ればいい
今更何も言わないけれど
君の言葉は全部 ウソでいいんだろう
こんな事ばかり繰り返してたら
僕の涙はいつか月に届くだろう
僕はまたあんな風に 誰か愛せるのかな
その時はきっときっと
かぐわしい風のように 時が流れればいい
いつまでもずっとずっと 続けばいい
多摩川
[ハチミツとクローバー IM]
作詞 草野正宗
作曲 草野正宗
唄 スピッツ
蒼白き多摩川に 思い浮かべて
すべるように 穩やかに 今日が暮れてゆく
風の旅人に 憧れた心よ
水面の妖精は 遠い日々 の幻
僕の中に 君の中に
風の旅人に 憧れた心よ
水面の妖精は 遠い日々 の幻
僕の中に 君の中に
蒼白き多摩川に 思い浮かべて
そろそろいかなくちゃ
[ハチミツとクローバー IM]
歌:スガ シカオ
なんだかどうでもよくなって午前中サボってしまった
みえすいた言い訳をしたらよけい滅入ってきた
昨日の夜彼女が食べてたポテトチップスの袋
テレビを見ながら飲んでたビールもそのままテーブルに…
さえない日々だとは思う いろんなこと考えちゃいるけど
「電話くらいよこせ」と家族はいう
話せることは別に何もないけど
「つまらない」とよく彼女はいう
もうすぐ正午 そろそろいかなくちゃ
ドアを開けると冷たい空気がギュッと耳をつかんだ
ノブに手をかけたままぼくは息をすいこんでみる
すれちがった痩せこけた犬がぼくの方を見てニヤッと笑った
白い息がわざとらしいくらいいちいち絡みつく
週末になればもう少し いろんなことマシになるかな
「あいしているの?」と彼女はいう
いつもうまく返事はできない
「シケた顔するな」と友達はいう
タメ息はもういい そろそろいかなくちゃ
「大人になれよ」と誰もがいう
ぼくにしか見えないユメはもういい
「ゴメン」と口ぐせのようにぼくはいう
言い訳はいい そろそろいかなくちゃ