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水墨江南
kohaku
春意盎然
紫色梦幻
绿之印象
蓝色天空
黑色旋风
「…こんばんは。」「レ、……レナ………。」 こんな時間にレナが来る様な用事はないはずだ。 タイミングも気味が悪かった。 …大石さんに、今まさにレナのことを聞こうとした矢先だったからだ。 単なる偶然と片付けたい。 だが、この玄関で先日、魅音に言われたあの薄気味悪い言葉が蘇る…。“………さぁてね。…おじさんにわからないことはないからね…。”「レ、…レナひとり…?」「……うん。」 魅音は一緒ではないようだった。……だからといって何も事態は変わらない。「何しに来たんだよ…。」「………ねぇ圭一くん、ちゃんとドアを開けてお話したいな…。レナは玄関に入っちゃ、だめなのかな? …かな?」 確かに、チェーン越しはクラスメートへの応対ではない。……だが………。「うち、夜は必ずチェーンかけてるんだよ。気にすんなよ。」「……………………なら、…仕方ないかな。」 レナはとても悲しそうにうつむく。 でも口元だけは笑みを浮かべていて、その笑顔を保とうとする努力が痛々しかった。 …だが、痛む胸を掻きむしりながらも、警戒は解かない。 こうしている限り、心は痛んでも命だけは脅かされない。 俺が真に恐れるのは…単にこのチェーンを外して、暴漢たちに踏み込まれ襲われることよりも、………信用してチェーンを外したレナに…襲われ、友情を裏切られることだった。 こうしてチェーンを外さない限り、心は痛んでも、…レナに裏切られずに済む。 無言で攻めても俺にチェーンを外す様子がないので、レナは玄関への侵入を諦めたようだった。「……あのさ、圭一くん、…ご飯食べた?」 いや、食べていない。 お袋がいないから待っていても夕飯は出ない。 帰ってきてから横になり、電話で起こされ、ずーっと話をしていたのだから、食べる余裕なんてなかった。 …どうせカップラーメンだ。食いたければいつでも食える。「…いや、…まだだよ。それがどうしたよ。」「あ、あははは、じゃあ良かった☆ これ見て。お惣菜とか持ってきてあげたの。」 レナはそう言って、風呂敷で包んだ重箱を差し出して見せた。「お、お台所とか貸してくれればお味噌汁も暖めてあげられるよ☆」「いいよ、そこまでしてくれなくても…。」「でもでも、お豆腐もお野菜もたっぷりなの! 圭一くん、そういうの嫌いかな?…かな?」 嫌いなわけない。 俺は具沢山な味噌汁は大好きだ。 大根、にんじん、ごぼうにジャガイモ、パワフルな食感とボリューム……あぁ…その味噌汁、最高だよ…。「ご飯も持ってきてあげたから、レンジで暖めればすぐ食べられるし☆」 もちろん、味噌汁にご飯は欠かせない! ご飯をばくばくと喉にかきこみ、合間に味噌汁をすする…。あぁ、よくぞ日本人に生まれけり…!!「それからね、またお漬物を作ってきたんだよ☆ 今度は山菜のお漬物なの!」 雛見沢に引っ越してくるまで、俺は山菜という山の幸を侮っていた。 だが…一度食してその魅力の虜になったのだ! 淡白な中にも深い味わい。 これに比べたら、俗に言う八百屋野菜などは大味でダメだ! あんなものは言ってみれば野菜初心者向け。 俺くらいのエキスパートになって初めてわかるのが山菜というものなのだ。 さらに竜宮家直伝の漬物がすばらしくうまいのは周知の事実! ……あぁどんな漬物だよ…。 さぞかしふかふかの白米によく合うことだろう…!!「…それからね、それからね!」 あぁ、まだ続くのかよ…!! うまそうだ、実にうまそうだ!! カップラーメンでいいやなどと言っていた不健康な自分よさらば! レナはとても上機嫌な様子で、実にうまそうな夕飯を提案してくれた。 …おなかが一気に緊張感をなくし、空腹を訴え始める…。 また、同時にレナに対して持っていた警戒心も急に薄れていった…。 レナひとりだと言ってるし……入れてやってもいいんじゃないだろうか…。 毒でも盛られるかもしれない…という疑念は確かに晴れないのだが……。 …………その時、俺の背中に再び、ぞわりとした悪寒が走った。 この瞬間の俺はなぜそのような感情が走ったのか理解できない。 ……だが…心の中のもうひとりの俺が…警鐘を鳴らす。 ……レナの楽しそうな、魅力的な夕飯の話は……あるひとつの前提に基づいている。 それは………うちに今夜の夕飯がない、…つまり、作ってくれるお袋が不在である、という前提に基づいているのだ。 普通の家なら7時頃は夕飯の最中だ。 うちだってお袋がいればそのくらいの時間には夕飯にしている。 その時間帯に、夕食の材料を持って訪れるということ自体がすでに異常なのだ。 ……知っている。 レナは…………両親が不在であることを………知っている? だが…はったりの可能性だってある。 …両親が居るよう、部屋の明かり等でいろいろ偽装したのだ。 ……レナ自身、両親が不在との確証がない可能性だってある…。 ……でも…どうだろう…。洗濯物やガレージ、夕刊。…慌てて始末した痕跡は多い。 ……レナには両親の不在を疑えるチャンスがなかったとは言い難い…。 だが…こちらからわざわざそれを白状することはないはずだ…。 ぎりぎりまで粘ってみよう…。 第一、チェーンをかけているんだ。 これを外さない限り、レナは俺に何をすることもできないのだ…。「あ、……ありがたいんだけどさ…、もう少しで夕飯が出来るみたいなんだよ。」「え…? …そうなの? そうなの?」「……せっかくで申し訳ないんだけどさ……その…、」 上手に断る言葉が思いつかず、語尾が弱々しくなってしまう…。「でも……ちょっとはおかずになると思うな。…思うな。」「悪いけど…間に合ってるよ。…うちのお袋ってさ、結構おかずをいっぱい作るんだよ。だから…、」「え…? おかず、あるの?」 苦笑いしながら申し訳なさそうにレナをのらりくらりとかわす…。 だが…無視することで忘れようとしている感覚が……背筋をじわりじわりと登ってくる。 俺はお袋が夕飯を今まさに並べてくれているように話しているのだが……レナと話が噛み合わない。 レナは……ある当り前な前提を元に話をしている。 そしてそれは…俺も当然自覚していることを前提にしている。「圭一くんもおかずとか作れるんだね。…何を作ったのかな?」「…い、いやその……別に俺が………。」 レナは、そのおかずは俺が作ったものといきなり決め付けてかかる。 いや……俺が作った、というより、お袋は晩飯を作ってなどいない、と断じているのだ。「……本当に作ったの? おかず。…圭一くんが?」「だ、だから…俺が作ったんじゃないよ。…お袋が作った…いや、作ってるんだよ。今!」「…………………………………。」「だからさ……悪いけど、レナの持ってきてくれたのは食べられないんだよ…。」 そこでレナは口を閉ざす。その時、瞳にすっ、と影が降りたような気がした。「………圭一くんのお夕飯、当ててみようか。」「な、……なんだって…いいじゃないか…。」「………うーんとね…………。」 会話は一見自然だが、主導権がすでにレナに移っている。 ……しかも心なしか、俺が詰問されているかのような流れだ。「…そのお夕飯、…お湯だけで作れるんじゃないかな…?」「お、おいおい侮るなよ?! うちのお袋のスペシャルなディナーを見くびるなってんだ…!! そりゃあもー満貫全席状態で……すごいのなんの…、」 精一杯強がるが、奥歯が上手に噛み合わない。 …かえって狼狽しているかのような印象を与えている…。 だがレナは、そんな茶化しにも何の反応も示さなかった。「……圭一くん。……本当にお母さん、ご飯作ってってくれたの…?」「いやだから…、くれたんじゃなくて、…今作ってるんだよ! もうすぐ晩飯に…!」 レナはお袋が在宅していて今、晩飯を作ってくれている…という俺の前提をことごとく無視する。 俺が焦れば焦るほど…レナが冷めていくのがわかる。「ね、圭一くん。」 ……その時、扉の隙間からいやに冷え込んだ空気がにじんできた…。「お母さん、お家にいるのかな?…………かな?」 もう…とぼけようもない。 レナは。…両親が不在であることに絶対の確信をもって訪れているのだ。 だが…それを今さら認めることはできない。 とにかく……両親は在宅していて晩飯はもうすぐ…、そういうことになっているのだ…!! だから俺は答える。 お袋はいると、答える。「い、いるよ…、もちろん…!」 空気が乾いていくのがわかる。 ……レナの瞳はますます冷え込み、俺を凍てついた視線で突き刺す…。「………どうして?」「え、なな、何のことかな……?」 ちょっと茶化した態度のつもりだったが…そんな薄皮の演技は、レナの瞳を見てしまった瞬間に吹き飛ぶ。 その眼差しは……口を開くよりも早く、俺にレナの返事を教えてくれていた…。「………どうしてさっきから、…嘘をつくのかな?……かな。」「…う、……嘘なんか………、」「……嘘だよね?」「…嘘なんかじゃ…、」「嘘だよッ!!!!」 レナの一括に全身に電気が走りぬける…!! チェーン越しに守られ、レナとの接点は扉の隙間のわずか10数センチ。 にもかかわらず、俺は追い詰められていた。 それは家という安全地帯に守られていると言うよりは、誰も助けてくれる者のいない袋小路と言える…。「…………圭一くんのお夕飯、当てるよ? えっとね。」 レナが今夜、両親が不在であることを知っていることはわかった。 ……だが、ここまで来るとまた変だ…! 両親不在を何らかの方法で知ることができたとしても……、俺が今夜食べようとしているものまでを当てることは絶対にできないはずだ…!! でもレナは…当てるという。……どうして当てられる?! どうして俺がインスタントの、「カップラーメン。……………………当たりでしょ。」 であることがわかるんだ……?! いや……家事のできない男が作れるメニューなんてどうせカップラーメンだ。 …そんなのは統計的に見て一番確率が高いに決まってる。 ……当てた内には…入らないさ…!!!「………ラーメンだけじゃきっとお腹すくと思うな。ご飯とかも一緒の方がきっと、腹持ちいいと思うよ。」 落ち着け前原圭一…。 これは偶然だ。 …このところ俺はレナをある種の特別視している。 …だからちょっとでも看破されると大きくうろたえてしまうのだ。 だが…別にレナに俺の心が読まれているわけじゃない。 もしも本当に読めたら、それは妖怪だ。 …………………妖怪とかじゃなく……あるわけないのだ。そんなことは。「……………好きなの?」「ラーメンが…かよ?」「うぅん、…*******。」 レナはまず、俺の返事が角度違いであることを告げた。 その否定があまりにも短かったので、俺は続くレナの言葉の意味するところがしばらく理解できずにいた。「……ご、ごめんレナ。……今、なんて?」「え? 何が?」「今さ、…………何が好き?って聞いたんだよ?」 数瞬後、俺はあまりに無防備に先を促したことを後悔する。 あまりに呆気ない回答だからこそ、……俺はその意味するところが理解できずにいたのだ。「…豚骨ショウガ味。」 頭の中の真っ白な空白が回復するまで、俺はどんな様子だったんだろう…。 視界がぐにゃりと歪みながら…ゆっくりと反時計方向に渦を巻き…平衡感覚を混乱させる…。「なんでそこまでわかるんだよッ?!!」 もう俺は否定しなかった。これは一種の逆上だ。 ……どうしてレナは…こんなことまでわかるんだッ?! 俺は扉に顔面を打ち付けるのも気にせず、レナに食い入る。 …だがレナはそんな俺の様子にもまったく臆さなかった。「確かに買った。まとめて買った。俺が箱買いした! それがどうしてわかるんだ?!」「……なんでかなぁ? 不思議だね。だね?」 この期に及んでなぜはぐらかす?! 今や扉のチェーンは俺だけを守るものではなくなっていた。「どうしてわかる?! なぜ知ってる?! 答えろッ!!!!」「……買ったのはセブンスマート。…だよね?」 背中をぞっとするものがこみ上げる…。 それを俺はうわべだけの怒りで誤魔化す。「だから……なんでわかるんだよ?!?!」「……圭一くんの後ろ、ずっとくっついてたから。」「な、…何を言ってんだよ…?!」 くっつくという言葉の意味がわからない。「だから。……レナが。圭一君の。後ろに。ずっとくっついてたの。…うふふふ。」 あの晩のように…? 俺が大石さんとの電話に夢中だった時、その気配も感じさせず……ずっと扉の向こう、俺の背後で…立ち尽くしていたように…?!?!「圭一くんがいろんなラーメン選んでるとこ、後ろからずっと見てたの。 いろんな種類を選んでたんだよね。それでお母さんに怒られたの。高いラーメンばっかり選ぶから一種類にしなさいって。 それで圭一くん、大好きな大きいカップの豚骨ショウガ味を選んだんだよね☆ レナも好きだよ。豚骨ラーメン。でも、大きいカップは全部食べきれないけどね。」 脳みそがひりひりと痺れ、感覚を鈍らせていく。 それは…恐怖を薄れさせ精神をガードしようという防衛本能なのかもしれない。 恐怖の感情が薄れ、レナが今何を言っているのか。 そして…それが何を意味するのかを…脳内から雲散霧消させる……。 だからといって恐怖心が消えるわけではない。 …それは言ってみれば…崖っぷちの上で、下を見ずに目をつぶっているだけのような、何の根本解決にもならない、そんな感情だ。 よろりと、後ろに一歩下がる。……その下がった分、レナは入り込む。「……………だから圭一くん。…………ここを開けて? レナと一緒にご飯食べよ☆ きっとおいしいから、……………ね…?」 レナの白すぎる細すぎる指が何本も、一本一本が生きているかのように、扉の隙間からするすると入り込み、チェーンをかちゃかちゃと言わせる…。 いっそチェーンを引きちぎってくれれば、俺も恐怖と言う感情を素直に爆発させられたのかもしれない。 …だがレナはそうしない。 あくまでも俺に、チェーンを開けさせようとするのだ。 俺の胸の中の…しけった火薬に必死になってライターで火をつける。何度も試す。かちゃかちゃと。…だがつかない。…つかない…!「…………開けて? …………圭一くん…?」「か……帰ってくれ…。……頼むから……帰ってくれ…!!」「…………どうしてそんないじわるを言うのかな…? ……かな?」「帰ってくれ!! 帰れよぉッ!!! 帰れぇえぇええぇッ!!!!」 俺の中の火薬にようやく火が付く。 それはくすぶらず、一気に爆発した。 扉に体当たりする。 レナは扉越しの衝撃に少し体勢を崩したようだった。 ここで躊躇してはならない…!! ドアノブを両手で掴み、両足で踏ん張って一気に引っ張る!! だがバタンという軽快な音はしなかった。 ぎりぎりと嫌な手応えが伝わり、扉が閉じることを拒むのだ。 それは…レナの指だった。 一本一本が蠢きながら、まるで食虫植物とかの触手のように扉の狭間で揺らめく…!「…………痛い……痛いよ圭一くん…………痛い………ぅ、」 それは悲鳴のような激しいものでなく、かみ殺したような、静かなうめきだった。「帰れ……帰れ……帰れ……ッ!!!」 俺はいよいよきつく扉を引き絞る…!! 一度扉を緩めなければレナの指が抜けない、だから閉められない、なんてことは思いつかなかった。「………本当に痛いの圭一くん。………悪ふざけが過ぎたなら謝るよ……ぅぅ……。」 謝罪の言葉なんかどうでもよかった。 レナがいくら謝罪したって、レナがしてきたことは何も変わらない。…何も変わらない!「……痛いの……痛いの……、ごめんなさい……ごめんなさい…ごめんなさい…。」「帰れ帰れ!! 帰れぇええぇえぇええッ!!」 レナが帰りたくても帰れないのは、俺がレナの指を挟んでいるからなのに…。 レナの白い指先は真っ赤になり、もはや蠢きもしなかった。「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…、」「帰れ、帰れ、帰れ…!!!」「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、」 レナの謝罪は、時に苦痛に歪みながら……壊れたテープレコーダーのように…それだけをただひたすらと繰り返した…。 帰れ帰れ帰れ…やめろやめろやめろ!!! 俺はさらに強く扉を引き絞る!!! やがて、何かの拍子に一気にレナの指が扉の枷から外れた。 その途端、扉は威勢良く閉まり、その向こうでレナがしりもちをついた音がした。 間髪入れずに俺はカギをかける。 それは大きなガチャリという音を立て、レナに拒絶を宣告した。「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、……圭一君、ごめんなさい…、ここを開けて……圭一くん……。」 レナは扉にしな垂れかかって、ただひたすら謝罪の言葉を繰り返していた。 俺はレナと自分の空間を完全に遮断できたことをゆっくりと確認しながら…そろりそろりと……扉から後ずさる。 扉の向こうから、レナの謝罪の言葉が、…ごめんなさい、ごめんなさい、という哀れな言葉が…、俺の許しを得られるまで永遠に繰り返されていた。 気の毒に思ったりはしなかった。 だが、冷酷な感情でそう思ったのではない。 ……ただ、レナから逃れることが出来たという、灰色の安堵感だけだった。 以前、俺はこの玄関で魅音に、知らないことは何もない…と脅された。 そして今再び同じ場所で、レナにもそれを教えられた。 …俺のささやかな両親不在の偽装は初めから何の役にも立たなかった。 …ならばいっそ居留守を決め込み、玄関を開けない方がましだった! 俺のささやかな策略なんて…何の役にも立たない。 ここ雛見沢で……ヤツらを出し抜くなんて……できやしないのだ……!!! 俺は扉越しとは言え、少しでもレナから離れたかった。 一歩、一歩、離れる度にすすり泣くようなレナの謝罪が遠ざかる…。 一気に階段を駆け上がり、部屋に飛び込む。 …さすがにもう、レナの無限に繰り返される謝罪を聞こえなかった。 布団に飛び込み、ごりっとした手応えにぎょっとする…。 布団の中に…何かあるッ?!?! ……受話器だった。 ようやく思い出す。…大石さんとの電話中だったことを。 時計を見ると、玄関へ降りてから全然時間が経っていないことがわかる。 …俺の時計、電池が切れ掛かっているんじゃ…?? あれだけレナと話をして…これしか時間が経ってないわけがない…!! だが時計の秒針は、さも当り前なように、俺が1秒と思う時間を1秒ずつ刻みながら、…動き続けていた。 まだ、自分のぬくもりがちょっと残った受話器を耳に当てなおすと、…凍っていた時間が…ゆっくり解け出す。「…もしもし、…大石さん? お待たせしてすみませんでした。」「いえいえ。大してお待ちしていませんよ。」 大石さんと俺とで、時間の経ち方が異なるのは明白だ。 電話の向こうから漏れ聞こえる、スポーツ番組か何かのにぎやかな声が、大石さんの遠さを教えてくれた…。
看完绵流,已经完全被那对双子迷住了
引用 最初由 sunshining 发布这贴开的是够早的了以下内容可能涉及剧透,请选择性的观看:看完绵流,已经完全被那对双子迷住了
引用 最初由 園崎詩音 发布人家已经是有夫之妇了:o 要找人家就来ANGEL MORT吧8折:o老姐随你喜欢了:p
引用 最初由 753951 发布好…… 好早…… 头一次第一页…… 今天有可能stay night顺便问一下 漫画有中文的吗?