声優としても活躍する女優の横山智佐さん(35)が7日午後、都営地下鉄大門駅(港区浜松町)構内で男にいきなり顔面を殴られた。横山さんは同夜、警視庁愛宕署に傷害事件として被害届を提出、受理された。
横山さんによると、同日午後1時半ごろ、都営地下鉄浅草線の1番線ホームから地下3階にある浜松町方面の出口に向かう下りエスカレーターに乗った。その際、1段前に立っていた30-40代とみられるスーツ姿の男に「女のくせになんだ」と突然因縁をつけられ、口論となった。
エスカレーターを降り、改札に向かった横山さんは、男性に後ろから右ふくらはぎをけられ、振り向いたと同時に右目付近をこぶしで殴られた。横山さんは自ら改札口の女性職員に助けを求め、都営大江戸線大門駅の職員が110番した。横山さんは近くの病院で診断の結果、打撲の軽傷。男性は殴った後、逃走したという。
横山さんは同日、朗読劇「電車男」(9日、東京国際フォーラム)の舞台稽古のため大門駅で下車した。公演は予定通り行われるという。横山さんはテレビアニメ「サクラ大戦」の主役、真宮寺さくらの声を担当。以後、舞台など幅広い分野で活躍している。