看了下访谈,作者自称"僕",这个是男性用的,所以........
僕还是认为是作品的出"色"源于作者的怨念,虽然根据访谈来看作者没有女装癖,麻~~谁知道呢........<----- 无责任语
編集:まずこの「ゆびさきミルクティー」を描く事になったきっかけを教えてください。
宮野先生:新人の漫画家なんで、まずは短編からのスタートだったんですけど、おかげさまでその短編の評判が良かったので、次は短期集中連載をやってみようという話をもらったんです。実はそのとき僕としては「スポーツモノをやりたいな」と思ったんですけど、青年誌では以前からスポーツ漫画はなかなか成功しづらい状況みたいで(笑)、担当さんから「まずは短編を膨らませた形でやってみましょう」と提案を受けて考えたのがこの作品です。
格闘モノならヒット作品が多いんですけどね(笑)。ところで具体的にはどんなスポーツを描こうと思ったんですか?
僕はテニスをやっていたんですけど、漫画として描きたいなと思ったのはそういった個人競技ではなくて、逆にチームでプレイする野球とかバレー、そういったものを考えていたんです。人数がいて、そんな中で一人一人が悩んだり、ぶつかったりしていくなかで成長していく作品。でもやっぱり恋愛が絡んでいく、言っちゃえば「タッチ」みたいなものです(笑)。
三角関係の設定ですけど、実際に描き始める前までに苦労した点はありましたか?
元々この作品は長めのものとして考えていたのを、短期連載ということで、単行本1巻分の6話でまとめなくちゃいけなくなったんです。実際ひだりというキャラクターも後半に出そうと思っていたキャラなんですよ。最初は水面と由紀しかいなかったんですけど、短くまとめなくちゃいけないということで、はじめから登場することにしたんです。僕としては1巻の最後で続きが描けないような終わり方にしたつもりなんで、正直、続きを描く事になるとは思いませんでした。実は次の作品のことももう考えていたんですけど、読者の方にこんなに支持されて続けることが出来て良かったですね。
ちなみに最初はどれぐらいの長さの作品で考えていたんですか?
7巻ぐらいですか。でもどうなるかわかりませんね。ムリヤリ長くするような、ムチャな展開にはならないと思います。今のペースだともう少し長くなるのかな、まだまだ描くべきことがありますから。
タイトルについてお伺いしたいのですが、どうしてこのタイトルに?
これは他でも描いたんですけど、男がミルク(白)、女が紅茶(紅)、ということで、その男と女が混じった女装の由紀はミルクティーということですね。「ゆびさき」はなんていうか、ちょっとエッチっぽいニュアンスを出したかったというか、「ゆびさき」がエッチっぽいかどうかはわかりませんけど(笑)。
作品設定とキャラクター、どちらから先にアプローチしていくのですか?
う~ん、どうなんだろう。キャラクターに限らず、現実の世の中の人って誰もがその人生において事件がありますよね。生まれること、死ぬこと、その他にも大きいか小さいか別にして、そんなに頻繁には起こらないにしても。やっぱりキャラクターにもそんな事件のような瞬間というか、時期があるんですけど、僕は漫画の中にそうした事件の部分を切り取って描くことが出来ればと思っているんです。
以前インタビューした作家さんで、キャラクターの生まれてから死ぬまでの事件をチャートにしている方がいましたが、似た感じでしょうか?
そうですね。さすがに生まれてから死ぬまではやりませんけど(笑)、漫画に取り上げる事件の前後はかなり考えて作っています。
影響を受けた作品って何かありますか?
やっぱり師匠の(高橋ツトム先生、「地雷震」;「スカイハイ」などの著者)の作品ですね。間の取り方とか、構図の取り方とか似ていてマズいなって(笑)。セリフを言うときのタメの作り方なんかそっくりなんだけど誰も気付かないみたいでまあいいかって、開き直っていますけど。
作品を描く際に気遣っていることがあれば教えてください。
言葉、セリフですね。言葉って、絵よりもすごく印象に残るものだと思うんです。このキャラクターはこんなことを言わないとか、そういったことはすごく気を遣っています。普段は口にしない事でもモノローグで表現することができるので漫画って面白いなって思いますね。
この作品ではキャラクターはどんな感じで決めていったんですか?
まず由紀ですね。女装が趣味ということで、次にそれを見抜くクラスメイト。そして女装をするきっかけを与えた由紀のお姉さん。この3人が最初に決まりました。
女装の設定はどうして考えたんですか?
恋愛モノって基本的に短編だと思うんです。男が「好きだ」と言って、女が「はい」と答える、そして付き合いました。男性向けの恋愛モノ、特に短編だとこれで終わっていいと思うんですけど、やっぱり連載として続けていく場合はそれだけじゃなくて、何かギミックというか仕掛けが必要だと思ったんです。例えば同じアニマルで連載している作品だと「藍青」の許婚と着物や、さっきも話した「タッチ」だと幼馴染みと双子とかがそれになると思うんですけど、この作品の場合では女装にしようと思ったんです。
キャラクターの性格付けについてなんですが、なにか気遣ったことはありますか?
由紀についてなんですが、「『いい人』であることはやめよう」と決めていました。ラブコメによくあることですけど、何の取り得もない男性キャラが女の子に「いい人」であることだけで惚れられる話が多いじゃないですか。それはそれで楽しみとして読める作品もたくさんあると思うんですけど、同じ恋愛モノでも自分で描く際にはもっと違うものを描きたかったんです。だから男の主人公には等身大というか、普通の考えを持った男、いいことばかりではなくて、ズルいことも考えるし、自分の都合のいいことばかり考えて、時にはひどいウソもつくような、決して「いい人」とは言えないキャラにしたかったんです。でも正直言うと僕が「いい人」を描けないだけなんですけど(笑)。
確かに由紀って、健康な男子らしい考えを持っていますよね。あとアニメにもなった「恋風」(吉田基已先生)でも、お兄ちゃんが妹のブラをクンクンしたり、「いい人」だけじゃない漫画って増えていますね。
そうですね。やっぱりみんななにかしら嘘はつきますし、生きていく中で、誰も傷つかないで生きていく事なんて出来るわけないじゃないですか。相手を傷つけないために何もしないキャラクターよりは、自分から動いていって、その行動によって相手を傷つけた場合、その結果に対してより傷つく弱さを持ったキャラクター、そんなキャラを描きたかったんです。
女の子のキャラクターの設定について教えてください。
水面の場合は、自分の思っていることを言えないキャラクターで、素直じゃないという意味で眼鏡をかけていますね。自分の言えないことを隠すというか、仮面を被っているわけなんですけど、でもそれを由紀に見抜かれたんで、水面は由紀に魅かれていったんです。眼鏡を一度外したのは、由紀に見抜かれた後では仮面を被る必要はなくなった。でも外した瞬間に雑音が入ってきたというか、変にモテたんで、男除けとしてまたかけることにしたんです。由紀の前ではありのままの自分でいられる、ということじゃないでしょうか。ひだりについては最初はあまり女の子っぽくないキャラにしようと思っていたんです。由紀が綺麗な、可愛い女の子のようになりたいという願望があるのとは逆にそういうのを感じさせない少年っぽさを持った女の子というイメージですね。でもやっぱり女の子なんで、恋愛をすると変わるというか女らしくなるというか、だいぶ変わってきたんで、「ちょっと失敗したな」って感じです(笑)。成長したということだと思うんですけど、ちょっと予想外でしたね。あと水面がはじめの頃は素直じゃない女の子だったのに対して、積極的にアプローチしていくひだりの存在は両極端なイメージの女の子を出す意味で良かったと思います。
お姉さんはいつも最後のオチでいい味出していますよね。
最初は短期連載だったんで、キャラはなるだけ絞った方がいいだろうという考えもあったんですけど、これで終わったら、もう出す機会がなくなるので、思い切って出してみたんです。やっぱり使いたかったんですよ(笑)。実際、女装するきっかけとしては重要な存在ですし、年の離れた綺麗なお姉さんってやっぱり憧れると思うんですよ。さすがに妹を見て女装しようとは思わないでしょうから(笑)。
ちなみにお気に入りのキャラクターは誰ですか?
ひだりです。理由って言わなくちゃいけないですか(笑)。
担当さん:今迄の短編を読んでも分かると思うんですけど、男の子を翻弄する女の子が全部出てきているんですよ。ひだりも最初の1話からそんな感じじゃないですか。だからそういう女の子が潜在的に好きなんじゃないかなって勝手に思っているんですけど(笑)。
小悪魔系がいいんですね。どうしましょう、否定しておきますか(笑)?
いや、その理由でいいですよ(笑)。
読者のキャラへの反応はどうなんでしょう?
担当さんに聞いたら、水面がいいみたいですね。多分、水面のほうが感情の揺れが大きいというか、由紀の行動にすごく敏感に反応するんで、それが男心をくすぐるのかもと思うんですけど、どうなんでしょう。
水面といえば、教室でレースクイーンの格好をさせたのはビックリしましたね。
裸エプロンとかは描きたがらないんですけどね。あれは好きだから描いちゃいました。まあ趣味ですね(笑)。漫画だからまあいいかなって。
加賀見の存在はどうして生まれたんですか?
ひだりというキャラは能動的で自分の思ったことを全て行動にしていく努力家のところがあるんですけど、頑張りすぎると疲れちゃうじゃないですか。加賀見はひだりがそういう危ないときに支えてくれる存在になればと思って出したんです。
加賀見はひだりのことを女同士にも関わらず好きなんですけど、それはどうしてですか?
出てくる女の子が全員、由紀のことが好きだったらまずいなって思ったんですよ。あと話の流れを散漫にさせないためにも由紀に絡むのはひだりと水面だけにしようと思ったんです。それと女の子側の立場になって考えるキャラ、加賀見の場合はひだりのことを一番に考えているわけですけど、そういったキャラが出ることによって話が動くと思ったんです。
ドラマCDになりました。その感想をお聞かせください。
現場に行ったんですけど、やっぱり声優さんの演技が素晴らしくて感動しました。特に由紀は良かったですね。こんなにカッコよくていいのかなって思ったぐらいです(笑)。他の声優さんについても、幸いなことに担当さんがかなり自分の意見を制作スタッフの方に伝えてくれたみたいで、本当にいいキャスティングになったと思いますし、その声優のファンの方も楽しめる内容になったと思うので、ぜひ聴いてくれたらと思います。
最後に読者へのメッセージをお願いいたします。
「ゆびさきミルクティー」、まだまだ続きます。そして由紀は本当はいい子です、楽しんでください。