いわかぜキャピタル
東京都千代田区大手町一丁目5番1号 大手町ファーストスクエア イーストタワー4F
無限責任組合員 いわかぜキャピタル㈱ 代表取締役 植田兼司
植田兼司氏キャリア
H11/07 ㈱リップルウッド・ジャパンエグゼクティブ・ディレクター
H14/01 ㈱リップルウッド・ジャパンマネージング・ディレクター
H17/05 ㈱RHJインターナショナル・ジャパン代表取締役
講師 植田兼司(うえだけんじ)氏
いわかぜキャピタル・代表取締役CEO
(元RHJIジャパン代表取締役)
東洋大学経済学部講師
1999年は、我が国のPE投資元年であった。90年代後半、向こう10年は「アメリカのDECADE」とみていた講師は、リップルウッド・ジャパンの創業メンバーとして参画した。サブプライム問題に端を発した深刻な世界経済の流れの中で、次の10年を手にするのは?少なくとも米国ではなさそうだ。中国、インド、東欧等が候補となるが、抜群の技術力、精緻な製造力、相手に合わせる誠実さをもつ日本企業の見直しが必ず入るだろうと考える。とりわけ、グローバルに戦える素地のある日本の中堅企業の成長の余地は大きい。その活性化、再成長をサポートするのがPrivate Equity Fund である。
このように思料し、そして将来「厳しい年だったからこそ、2008年ヴィンテージのファンドはGoodとなるだろう」と考え、講師は今年、“いわかぜキャピタル”というバイアウト・ファームを立ち上げた。これまでの、そして直近の経験に基づいてPEファンドのさまざまな戦略と実務を解説したい。
1.日本経済の現状と見通し
- 景気後退するも、欧米と比較すると深刻ではない
2.Private Equity Fund の現状と将来
- 広がるファンド間格差はなぜ
3.これからのPEファンドの戦略
- 対象となる産業と企業の選定
4.Fund Raising の現状とポイント
- 2008年Vintageはよいのだが・・
5.対象企業へのアプローチ
- InterestとOpportunityによるScreening
6.Deal Sourcingのポイント
- 成長力のある企業をいかに掘り当てDealにつなげるか
7.Strategic BuyerとFinancial Investorの比較
- さらに脅威となるStrategic Buyer
8.Auction Deal とNon Auction Deal
- いかに割安に買うか
9.Financial AnalysisとValuation -
適切な買収価格の算定とPremiumの付与
10.Deal FlowとDue Diligenceの要点
- Time is your enemy.
11.Buyout Finance の成功要件
- Senior Loan、Mezzanine Finance、Covenants
12.Capital Structureの論点
- Leverage、Co-investment、経営権、非上場化問題等
13.Dealのプロセスでのさまざまな障害と克服の工夫
- Deal Killerを乗り越えて
14.MBO(Management Buyout)の実務
- 今後、我が国で浸透していくのか
15.TOB(株式公開買付)の要点
- 有効的買収における留意点と敵対的買収への対応
16.Post Deal Managementによる企業の活性化
- 汗を流し、ハンズオンで
(1)まず、Stand Aloneで生き残れるか
(2)企業価値を高めるための成長戦略をいかに作るか
(3)Platform Company を主体にしたRoll Up Strategyは難易度が高いが効果大
(4)Global Strategyと変革のスピードが分ける企業の明暗
(5)Top Managementの強化と求められる資質
(6)Refinanceの重要性とRisk Capitalの確保
(7)Finance StrategyとCovenants対応
(8)経営陣、従業員のMind Set をいかに変えるか、Incentive Planの考察とともに
(9)Boardの運営とExecutive Committee、百日委員会のあり方
(10)Managementの責任の取り方―BudgetとRoad Map をもとに
(11)Post Deal Managementにおいてファンドが果たす役割
17.さまざまなExit Strategy
- ExitがSourcingより容易な日本の不思議
被这样的公司收购……GONZO前景非常不乐观