引用
最初由 右代宫嘉音 发布
话说贝伦卿真相。
以下赛杀原文。
そう。
…私は今こそ、ベルンカステルの魔女ではなくて、…古手梨花だったのだ。
百年を生き、运命を自在に操る私の分身は、ひょっとすると、人の世よりさらに高次元の世界には今も存在するのかもしれない。
でも、もはやそれは私ではない。
私は、…古手梨花。
是的。
……正是现在,我并非魔女贝伦卡斯泰露……而是古手梨花。
百年中诞生,自在的操纵命运的我的分身,可能,也许现在已经在高于人世之上的次元当中存在。
但是,那已经不是我了。
我是……古手梨花。
kusukusukusu
再把這個名字的由來也貼了吧
でも、…この世界ではそれで一番説明がつくのかもしれない。
少なくとも、「私」が訪れるまでは、古手梨花は古手梨花で、この世界では正しい存在だったのだから。
ある日、「私」というこの世界の梨花とは異なる存在が現れて、梨花の体を乗っ取ってしまったといっても相応しいかもしれない。
…………そうか。
…私は、……古手梨花じゃ、……ないのか。
そりゃそうだ。
この世界の古手梨花はこの世界の古手梨花なのであって、私とは異なる存在だ。
それを私は今まで、異なる世界ではあっても自分は自分と、勝手に解釈してきただけに過ぎない。
…そう考えると、…日々を幸せに過ごしてきたかどうかは別にして、……この世界の古手梨花には悪いことをしてしまったように思う。
もっとも、今さら謝っても遅いし、もうこの体を古手梨花に返してやることもできない。
……せめて詫びる方法があるとすれば、この世界の古手梨花という単一の存在を認めてやることくらいしかない。
私が古手梨花を名乗ったなら、確かに存在していたはずの彼女が、この世から消えてしまうのだから…。
だからつまり、そんな彼女に唯一詫びる方法は、……私が古手梨花と、名乗らないこと。
…いや、そんな気はずっと前からしてた。
オヤシロさまの生まれ変わりとしてちやほやされる幼い自分と、数多の世界を旅して悟りきってきた老いた自分に、異なる人格を感じていた。
でもそれは人格ではなく、存在自体が別のものだったと考えられたなら。
私は確かにもはや、古手梨花では、…ない。
私は、…………誰だろう。
ぼんやりと見た、ワインの瓶。
この銘柄が好きなのだろうか。
父はこのワインをいつも愛飲していた。
…その結果、数多の世界で拝借することになり、私もこのワインを愛飲していた。
今や、アルコールの力を借りて心を休ませなければ、日々を怠惰に過ごすことさえできない私を、少しだけ慰めてくれるそのワイン。
……ワインがなければ、もはや生きていけない私。
じゃあつまり、私が生きてるんじゃなくて、ワインが私なんだな…。
じゃあつまり、私は古手梨花じゃなくて、…ワインが私なんだね…。
…ワインのラベルに書かれている、何と発音していいのかわからないその横文字の銘柄を見ながら、……それが「私」の名前だと、そう思った。
私の名前は、古手梨花、……あぁ、じゃなくて…、Bernkastel。
…読めないや。
今度、父に読み方を聞いてみよう。
フルデリカ・Bernkastel。
…あぁもう何だかどうでもいい名前。
あははは。
……思考の呂律が回らなくなっていく。
この糞ったれな世界に、……乾杯。