感想を読んで)
谷口:批判も込みでだいたい私が覚悟していた幅ではありますね。
狙い通りというわけではありません。最後は自分が納得できるように作っていましたから。
ホッとしたのはルルーシュを黒の騎士団が裏切ったときに、扇たちが視聴者から見ても
敵になったことですね。
・スザクは自分なりの美学やルール、やりたいことはあるけれどどうやってそれを実現すればいいか
わからないから結果的に流されてしまうというだけ。立ち位置の関係で嫌われるのは可哀想だった。
スザクを主人公にしたらルルーシュは極悪人ですよ。何をどう考えたってスザクのほうがあまり
悪いことはしてません(笑)
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自分にとって後半は玉城とリヴァルが最重要キャラクターでした。
周囲の状況がめまぐるしく変わっていくなかで日常と変わらない目線を維持し続ける
羅針盤のような役割をもたせました。
「なんでみんな俺を馬鹿にするんだよ」は絵コンテの時に思わずでてきたセリフなんです。
理屈の果てにでた「感情の発露」です。これをださないと個人的に落ち着かなくなります
扇に対しては非常に悩んだ末に最終決戦時にヴィレッタに言ったセリフ(最初にゼロを認めたのは~)を
言わせました。20代後半をすぎないとわからないかもしれませんがここに「侘びさび」が存在するんです
このセリフはどうしても自分の納得のためにいれたかった。