登場人物
この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
主なキャラクター
キャシャーン
声:古谷徹
「滅び」と呼ばれる終末の世界でただ一人、自己再生可能な身体を持つ青い瞳の男。かつて、ブライキング・ボスの命でルナを殺害し、その後意識不明となる。「キャシャーンを食らうと永遠の命が手に入る」と噂され、多くのロボットからその命を狙われている。自分の名前を含めた全ての記憶を失っているが、何もかもを破壊する能力を有し圧倒的な戦闘力を持っており、自身を狙うロボットたちを容赦なく破壊する。
死を受け入れたロボットたちの村を壊滅させたことで、自らが死を呼ぶ呪われた存在であると考えるようになる。アコーズとの出会いを通し、その罪をフレンダーに討たれることによって償おうとするが、フレンダーにその罪を許され、共に旅をするようになった。
リューズ
声:宮原永海
キャシャーンの前に度々姿を現す女ロボット。キャシャーンを「最悪な存在」と言い放ち、殺そうと思う位にはキャシャーンのことを知っているという。
リンゴ
声:皆口裕子
“人間みたい”なキャシャーンに興味を持つ無邪気な少女ロボット。海辺で遊んでいるところでキャシャーンに出会う。「滅び」が始まっている身体をオージに直してもらっている。
オージ
声:チョー
世界を旅する技術者で、リンゴの保護者でもある男。ブライキング・ボスとも面識があり、キャシャーンについても何かを知っている素振りを見せる。
ルナ
声:矢島晶子
「月という名の太陽」と呼ばれる謎の少女。キャシャーンによってルナが殺されたことで「滅び」が始まったという。
ブライキング・ボス
声:内海賢二
「滅び」の世界を彷徨う男。かつては世界を統べた“ 王 ”であったようだが、今では世界の滅びを達観し、荒野の隠者の様な立ち振る舞いを見せる。
フレンダー
レンチやルート(後述)と共に暮らしていた犬型ロボット。レンチたちに比べると、「滅び」がほとんど進んでいない。レンチは自分たちが「滅び」を迎えた後にフレンダーが孤独になることを心配し、キャシャーンに連れて行って欲しいと頼んでいた。キャシャーンや凶悪なロボットたちがレンチに襲い掛かろうとした時には身を張って立ち向かうが、結果的にレンチたちがキャシャーンのせいで「滅び」を迎えたことでキャシャーンを警戒するようになり、レンチの「滅び」を見届けた後に村を後にし、キャシャーンを追う。キャシャーンとの一騎打ちの後に彼の想いを理解したのか、キャシャーンを殺すことなく共に旅をすることになる。
キャシャーンが出会った人間やロボット
レンチ
声:皆口裕子
「滅び」を受け入れた者たちの村で、恋人であるルートと犬型ロボットのフレンダーと共に滅びを待っている女性ロボット。ルートと「最後の瞬間まで一緒に『滅び』を迎えよう」と約束し、身体を蝕む「滅び」を安らかに受け入れようとしていた。ルートと共に凶悪なロボットに襲われた際、キャシャーンに助けられる。最後まで永遠の生を望むことはなかったが、永遠の生を求めて豹変したルートや村のロボットたちをキャシャーンに破壊され、絶望に嘆きながら朽ち果てた。
ルート
声:石田彰
レンチの恋人の男性ロボット。レンチと共に「滅び」を受け入れようと誓い合っていたが、現れたキャシャーンを食らえば永遠の生を手に入れられると知ったことにより、豹変する。キャシャーンを攻撃するが、逆に彼に身体を貫かれて絶命することになった。
先生
声:中博史
「滅び」を受け入れた村で、大きく「滅び」の進行したロボットの世話などを行っている男性ロボット。子どものような外見だが、多くの知識と優れた思考力を持っており、村のリーダーのような存在である。「滅び」によって初めてロボットは「生」を得られ、人になれたと考えている。キャシャーンのことを最初に会ったときから薄々感づいており、生命力に溢れる彼に早く村を立ち去るように告げる。正気を失ったロボットに村が襲われた際、助けに入ったキャシャーンに再び去るよう求めるが、豹変した仲間たちとキャシャーンの戦闘に巻き込まれ、キャシャーンに破壊されて最期を迎えた。彼がキャシャーンを食らって永遠の命を手に入れようとしたのかは不明。
ドルー
声:楠見尚己
「滅び」を受け入れた村の住人の大柄な男性ロボット。編み物やジャグリングなどが上手く手先が器用だったが、「滅び」の影響で腕が取れてしまう。教会の中で静かに「滅び」を待とうとしたが、階段から落下し死を迎えることとなった。
ニタ
声:鈴木真仁
「滅び」を受け入れた村の住人の少女ロボット。ドルーが「滅び」を迎えたことで「滅び」に対する恐怖が抑え切れなくなり、ルートの豹変をきっかけにキャシャーンを食らおうと襲い掛かるが、キャシャーンの反撃で絶命する。
アコーズ
声:中野裕斗
ロボットたちに追われていた人間の男。「滅び」を受け入れたロボットたちの村を探していたが、途中でキャシャーンに出会い、最初は半ば無理やりに共に旅をするようになる。人間の不便さや素晴らしさをキャシャーンに説き、自らも多くの罪を背負いながら逃げ続けている身であることを告げる。何らかの重い病を患っており、キャシャーンと別れてすぐに血を吐いて倒れ、死を迎えることとなった。
ソフィータ
声:秋谷智子
自身の身長ほどもあるサーベルを自在に操る女性ロボットで、その好戦的な性格と強さから「滅びの天使」と呼ばれている(本人はその呼ばれ方を嫌っている)。戦うことにのみ「生」を感じることができると考え、無差別に周囲のロボットたちに戦いを挑んでいた。傷一つない再生の体を持つキャシャーンに興味を持ち戦いを申し込むが、頑なに拒まれてしまう。その後のロボットとの戦いの中で、絶体絶命のピンチをキャシャーン救われ、「戦うことでしか気持ちを伝えられない」と半ば強制的にキャシャーンと戦う。「死」を望むキャシャーンを殺そうとサーベルを胸に突き立てるが、無意識に流れた涙から「キャシャーンに死んで欲しくない」という本当の気持ちを自覚する。その後キャシャーンに別れの言葉を残してキャシャーンの前から姿を消した。