11話
町が祭りの準備でにぎわう仲、眞一郎はついに絵本を書き上げた。
その頃乃絵と比呂美は、自分以外の人物が眞一郎の心の中でゆれ続けていることに焦燥感を募らせていた。
そんなある日の夜、純から比呂美の携帯に電話がかかってくる。緊迫した純の声に、彼女は複雑な戸惑いを覚えるが・・・。
12話
町で開かれた麦覇祭りの当日、松明に照らし出された舞台で力強く飛翔する眞一郎の融資を
乃絵や比呂美たちが見つめていた。さまざまな出来事を経て、ようやく本当の自分と向き合うことが出来た眞一郎。
彼は今、何のために踊り、そして誰のために跳ぶのだろうか。
最終話
理解される喜びも、信じられる喜びも愛される喜びも人とのかかわりの中でしか得られない。
恋はドラスティックに人の内面をさらけ出すものだ。眞一郎は結果に関わらず再び大事な人とまっすぐに向き合うことを選ぶ。
まるで春の訪れが雪で覆われた大地を解放するかのように、彼はやり遂げられるのか?
11ジュンジ 三文字