株式会社カプコンは、プレイステーション 2用オンラインゲーム「ネットワーク バイオハザード」の名称を「バイオハザード アウトブレイク」に変更すると発表した。今冬発売予定で、価格は未定。同社は、5月13日からアメリカで開催されるE3(Electronic Entertainment Expo 2003)に本作(海外名:RESIDENT EVIL OUTBREAK)を出展する。
「バイオハザード アウトブレイク」は、巨大企業アンブレラによる生物災害(バイオハザード)により住民がゾンビ化したラクーンシティを舞台に、戦略ミサイルによるシティ崩壊までを一般市民8人の視点で体験するゲーム。
プレーヤーは、8人の登場人物からひとりを選択。ネットワークを介して用意されたシナリオをプレイする。選択した登場人物ごとに展開が異なるほか、他プレーヤーとのコミュニケーションや行動結果によってシナリオが分岐していく。
シナリオによっては最大4人同時にスタートする場合があり、仲間と待ち合わせをしたのに定刻になってもこなかったり、あるいははぐれてしまったりと、ゲームさながらの緊迫感あふれるシチュエーションが用意されている。また、ノンプレーヤーキャラクタと協力するといった「バイオハザード」シリーズならではの要素も存在するという。
本作はオンライン対応タイトルだが、複数のシナリオをひとりでプレイするスタンドアローンモードも用意されている。
プレイに必要とされるネットワーク環境は、ブロードバンド(PlayStation BB Unit)とダイヤルアップ(モデムアダプタ)の両方式に対応する予定。今冬発売に向けて、より最適な環境を検討していくとしている。