「~わけだ」は、ことの成り行きやものの道理などから必然的にそのような結論に達したということを表します。今起こっている、またもう起こったことに対して用いられます。
「~わけだ」にはいろいろな意味用法があります。以下に重要なものを取り上げます。
1)話し手の結論を表す
(1)いつも遅刻をするから、先生にしかられたわけだ。
(1)は前文「いつも遅刻をする」が理由を、後文がその理由の結果「先生に叱られた」を表しています。そして、それは先生と生徒の関係では必然的な結果・結論を表しています。
(2)あなたに本当のことをわかってもらおうと思って、来たわけです。
(2)も前文「本当のことをわかってほしい」が理由になって、後文「来た」ことが結論を表しています。
1)の結論を表す「~わけだ」は、(1)を例にとると次のような構文になります。
いつも遅刻をするから、先生にしかられたわけだ。
理由+から 結果 + わけだ
2)話し手の纳得を表す
(3)A:このケーキおいしいね。
B:ひとつ500円もしたのよ。
A:ああ、じゃ、おいしいわけね。
(4)A:どうしたの。
B:先生にしかられたの。
A:どうしてしかられたの。
B:宿題してこなかったから。
A:ああ、それでしかられたわけね。