新潟市保健所は8日、新潟市中央区の飲食店「越後茶屋駅南店」が、日本酒を注文し た客に誤って洗剤を提供し、60歳代の男性2人が喉の痛みなどを訴える事故があった と発表した。
2人は市内の病院に搬送されたが、いずれも症状は軽く、入院はしていないという。 同保健所は同店を9日から3日間の営業停止処分にした。
同保健所などによると、同店の従業員は7日午後8時半頃、約30人のグループで来 店した男性客に洗剤の入った2合とっくりを出した。男性客1人は味がおかしいのに気 づいて吐き出したが、1人は少量を飲んだという。同店では6月下旬から食器洗い用の アルカリ洗剤の原液を一升瓶に小分けしていたが、瓶に貼った「洗剤」と書かれた紙が はがれていたという。
(2012年7月9日12時30分 読売新聞)