关于golden lily
ヤマユリ(山百合)Lilium auratum(英名golden lily of Japan, golden rayed lily of Japan) は、本州(近畿以北)にのみ分布している。カサブランカに代表される園芸品種群オリエンタル・ハイブリッドの母種のひとつで、花が大きく風格があり、ヨーロッパでは「金のユリ」とか「ユリの女王」と称賛された。山地や丘陵に生え、庭園などによく植えられる。草丈は一~一.五メートルになり、花は数個から多いときは二〇個もつき、横向きに咲く。花は漏斗型で、七月前後に咲き、径二〇~三〇・くらいで、花被片は白色で赤褐色の斑点があり、中央の脈に沿って黄色の線がある。内側の三枚の花被片は外側の三枚より幅広く、花被片の先はそりかえる。強い芳香がある。産地にちなみ、ヨシノユリ、ホウライジユリ、エイザンユリなどとも呼ばれることがある。鱗茎は食用になる。大型の変種のサクユリLilium auratum var. platyphyllumは、別名タメトモユリとも呼ばれ伊豆七島に分布している。