幾多の苦難を乗り越え、十二国の東の国の
慶国の王となった陽子だったが、
王と言われるものがどのようなものかも知らず、
この世界の事情にも疎い陽子の宮中での評価は
あまり良いものと言えるものではなかった。
さらに先王の悪政により慶国の国土は荒れ、
いたるところに問題をかかえていた。
王宮で開かれる朝議には官たちから
国内で起きている様々な問題が寄せられてくる。
こちらの事情が全く分からない陽子は
自分の不甲斐なさに憤りを覚え、自ら身分を偽って
直接問題の地へと赴く冒険を始める
小説風に言えば、前作「十二国記 紅蓮の標 黄塵の路」の下巻となる本作。
ストーリーは原作の「風の万里 黎明の空」をベースとしており、陽子がその後、国の主になり国造りに励む姿がRPGで描かれている。
原作の世界観とアニメの設定を生かした内容が、今作では本格的ロールプレイングゲームとして表現されている。
ゲームオリジナルイベントを多数盛り込んだシナリオで新たな慶国を旅し、さまざまな出会いを体験する「十二国記」が展開される。
ゲームは、王宮で開かれる朝議で話題になった問題の地へ、陽子が赴くことにより進展していく。
そしてときには現地で戦うことも…。
新しくなった戦闘システムは、自分で編成を考えて挑む本格的なパーティバトル。最大3対3で戦うことになる。仲間との協力が重要だ。
なお、景麒にお願いすると使令が貸してもらえ、バトル中に召喚することができる。
[DATA]
●発売日 : 2004年6月17日
●メーカー : コナミ
●機種 : PS2
●ジャンル : RPG
●価格 : 7,140 円