【スクルド】 Skuld
ノルンの一人。一名を死のノルン。スカンディナヴィアの名のもととなった破壊の女神であるスカディ Skadi の異型でもあります。また、スクルドの名そのものは「税」「債務」「義務」といったような意味を持ちます。
彼女はノルンのうちでも、最後に来る者です。最後に来る者といえば万物にとって「死」であるに決まってますね。また、誰でも支払わなければならないものでもあります。北欧の詩人 skald はこの女神に仕える者でした。
【ヴェルザンディ】 Verthandi
ノルンの一人。「現在」を体現するもの。その名は「生成する者」を意味します。また、母性と月の諸相とも関わりがあった。
【ウルズ】 Urd
ノルンの一人。その名は「母なる大地」、「運命」を意味します。但し、本来は「編む者」または「織姫」を意味したようです。創造の言葉を体現する者でもあります。ノルンを代表する者、すなわち三柱の女神の最年長の者でもあり、現在・過去・未来について知悉しています。ノルンが守る泉そのものすら、ウルズの泉、ウルダルブルンネル Urdarbrunnr と呼ばれるほどです。この泉は智慧の泉であり、神々の集会所でもありました。つまり、泉の水がもたらす智慧が神々の集会にとって重要なものだったわけですね。このように、泉と女神と智慧が結びつけられた例はケルト神話などにも見る事ができます。
この泉は大変神聖であるため、泉に入る者は「卵の殻の中の薄皮のように」色が白くなると伝えられています。
Urd
n : goddess of fate: Past [syn: {Urth}]